4大会連続で法大に敗れるも、高山が自己ベストで4連覇!/明法定期戦

2016.07.17
 今年も伝統の明法戦が行われた。各種目の順位が点数となり総得点を競い合う今大会。110mHでは高山峻野(法4=広島工大)が自己ベストを13秒73に更新し優勝。5000mでは竹山直宏(法2=国学院久我山)が2位になるなど健闘するも及ばす。法大が75-102で優勝を果たし、4連覇を許した。

 まさかの好成績だった。5月に関カレの110mHで優勝した高山が13秒73の自己新を叩き出し、4連覇を飾った。1台目を飛び越えると先頭に立ち、その後は他の選手を置き去りにする圧巻のレースを展開。関カレに引き続きまたしても自己新を出すも、実は関カレで肉離れして以降練習ではほとんど走ることができなかった。高山にとって今レースは約2カ月ぶりのハードルだった。「ウエイトを結構やっていたので、その分力が出たのかな」(高山)と冷静に振り返るも「正直こんなタイムが出るとは思っていなかった」(高山)。本人も驚きを隠せないナイスランでケガ明けの不安を払拭。全日本インカレ優勝へ向け好材料を得た。

 長距離部門は消化不良で終わった。5000mに出場したのはチームの主力である江頭賢太郎(商4=浜松日体)と、3大駅伝にエントリー入りしたことのある皆浦巧(情コミ3=豊川)と竹山の3人。立ち上がりから明大が先頭を取り、積極的にレースメークしてみせた。終盤では竹山が先頭で引っ張るも、ラスト100mのスパートで競り負け14分32秒42の2位。続いて江頭が14分44秒06の4位、皆浦が14分56秒87の5位でゴールした。江頭は関カレの1万mでも思うようなレースができていなく、またしても低調で終わることになった。夏を過ぎれば9月に全日本インカレ、10月には箱根への切符が懸かった立川の選考会を控えている。夏の間に悪い流れから脱したい。

渡邊弘基

試合後のコメント
高山

「正直こんなタイムが出るとは思っていなかったので、びっくりしました。0.02秒更新しました。関カレで肉離れしてちょうど2カ月ぶりにハードルを飛んだんですけど、まさかこんな動くとは思わなかったです。練習もしてなかったです。ウエイトを結構やっていたので、その分力が出たのかなと思います。飛んでなかった分、バネもたまっていましたし。定期戦なのでラフな感じでもでぎした。(自信がついてきたのでは)全くおごるつもりもなく走ってました。(全カレに向けて)優勝したいですけど、多分当日になって緊張してだめになるので、地味に頑張ります。夏は合宿を含めて距離を積んで走りたいです。基礎体力の向上と瞬発系の練習で短い距離も走れるようになりたいです」