予選リーグ連勝 決勝トーナメントへ/全日本大学総合選手権・団体の部

2016.07.07

 奪冠への挑戦が始まった。大学日本一を決める団体インカレが開幕。初日の予選リーグは東経大、中京大との対戦。両校ともにストレートで下し、予選リーグを1位で通過した。明日から決勝トーナメントが行われ、1回戦の相手は福岡大に決まった。昨年ベスト4に終わった団体インカレ。昨年の雪辱を糧に、2年ぶりの優勝を目指す。.

【東経大戦】
 地力の差を見せつけた。有延大夢(商4=野田学園)、町飛鳥主将(商4=青森山田)がストレートで勝利を挙げ迎えたダブルス。春季リーグと変わらず森薗政崇(政経3=青森山田)・渡辺裕介(商2=明徳義塾)組で挑んだ。渡辺は大会3週間前に右足の種子骨を故障。練習を再開した1週間で調整を行った。試合前のダブルスの練習時間が十分に取れなかった2人。「お互いどういう状態なのか分からなかった」(森薗)と確認不足のまま試合へ。「久しぶりの試合で緊張もあった」と渡辺の固さもあり、第1ゲームを奪われた。それでも修正力の高さを見せた森薗・渡辺組。第2ゲームでは「出だしで離されると厳しくなるから」(渡辺)と、いきなり8連続得点で相手の勢いを封じた。試合の中で調子を上げた2人は、その後もゲームを奪取。初戦を勝利で飾った。

【中京大戦】
 関東王者の独壇場だった。1番手の酒井明日翔(政経2=帝京)は、台隅に貫くバックレシーブが今試合も絶好調。2球目で得点を奪うスピーディーな試合運びで1ゲームも落とさない。失点は3ゲーム合わせても12点と、酒井の一方的な展開だった。続く森薗、森薗・渡辺組のダブルスも相手をロースコアに抑えながらのストレート勝ち。文句なしの連勝で、予選リーグ1位通過を決めた。

 明日から決勝トーナメントが始まる。「昨年のリベンジしか考えてない」(髙山幸信監督)。準決勝で早大に敗れ、ベスト4に終わった昨年の悔しさは忘れていない。2年ぶりの大学頂点へ。目指すのは、覇権奪回のみだ。

[田中愛]