(57th Period) ルーキー紹介(1) 池田涼希・京谷充洋

 強豪であるスケート部(アイスホッケー部門)にまた新たなる強力なルーキーが加わった。4月に行われた関東大学選手権では早くも出場を果たした選手もいる。王座を取り戻す戦力として有望株が名を連ねる。全6名に今後の意気込みなどについて語ってもらった。その模様を計3回に分けて紹介する。今回は第1回。

~池田~
 ――アイスホッケーを始めたきっかけはなんですか
池田
:父親がもともとアイスホッケーが好きで小さいとき何回か連れて行ってもらって、その影響で兄に続いて自分が4歳の時に始めました。

――アイスホッケーの魅力はどこですか
池田
:サッカーとか、野球などのコンタクトプレーが少ないスポーツが人気なんですけど、アイスホッケーはそれが当たり前で激しいプレーや試合のスピードが速いところが魅力だと思います。

――高校時代はキャプテンでしたが
池田
:自分は優勝候補の高校にはいなかったので、勝っている展開が少なかったです。でも、そういったときにキャプテンの自分がいつでもチームを引っ張れるようなプレーを意識していました。

――明大に入った理由はなんですか
池田
:中学校の時の監督が、明治の出身だったので練習に明治の選手が何人か参加してくれました。その時にうまくて衝撃を受けて、そこからもう絶対に大学に行ったら明治に入ろうと思っていました。

――大学に入って感じたことはありますか
池田
:パスやハンドリング、シュートのスキルとかが全然違って、体も上級生になるにつれて大きくなっていて、3歳という年齢の差は大きくて経験の差を感じます。高校の頃の意識のままでは通用しないと思ったので、自分でトレーニングするよりは4年生について行っていろんなことを盗みたいと思っています。部屋の先輩の川村さん(一希・商4=北海道清水)と一緒にウエイトとかしています。

――明大の武器はなんですか
池田
:チームの雰囲気が悪くならないように負けている状況でも声を絶やさず出すところ。あとは他のチームと比べて組織力というかパスが丁寧で安定している部分だと思います。

――自分の武器はなんですか
池田
:スピートです。

――春の大会でゴールを決めたが
池田
:自分の力というよりパスが良かっただけです。納得のいく大会ではなかったです。

――目標としている人はいますか
池田
:川村一希さんです。高校の時に自分が世界選手権に行くってなった時に今の4年生の世界選手権のビデオを見してもらい、その時にうまいなと思ったのが川村さんで、入る前から憧れでした。

――川村さんの印象は
池田
:最初は怖いイメージでしたけれど実際部屋が一緒になってみたらすごい優しくて、4年生なんですけど遠慮しなくていいぞということを言ってくれたり、ウエイトやるときも誘ってくださいます。あとプレーの面でキャプテンとして口数はそんなに多くないですけど、背中で引っ張ってくれる大きい存在です。

――4年生になってキャプテンをやりたいですか
池田
:一希さんみたいな存在になりたいと思ったので、キャプテンとして明治を引っ張りたいなという気持ちはあります。

――練習はどうですか
池田
:今は陸トレをやっていてみんな追い込んでいます。氷上練習でも高校と違ってレベルが高いので最初はついていけませんでした。

――背番号を決めた理由は
池田
:自分の父親が好きな札幌のプロチームにすごいうまい選手がいてその人がつけていた番号が93で、それを自分が小学生の頃つけて気に入っていたので選びました。でも来年一希さんが抜けたら10番が空くので受け継ごうと思ってます。

――部の雰囲気はどうですか
池田
:みんな優しいのですごい楽しいです。同期何人かで遊びに行ったりもしました。

――学校の勉強はどうですか
池田
:全くわからないです。経済史が一番やばいです。

――将来の目標はなんですか
池田
:プロを考えています。オリンピックにも出たいと思いますし、将来的には日本を代表する選手になりたいです。

――ライバル中央について
池田
:同じ学年同じポジションで活躍している人がいて、そういう個人的な面でも負けたくないですし、去年中央に三冠取られているので今年は絶対取らせたくないし負けたくないです。

――秋に向けての目標は
池田
:自分が絶対活躍して、一希さんをはじめ先輩方にはいろいろお世話になっているので、1年生だけどそういうの関係なしに自分が勝利に貢献して優勝したいです。

――ありがとうございました。

◆池田涼希 いけだあつき 政経1 北海高出 170cm・67kg FW

~京谷~

――アイスホッケーを始めたきっかけはなんですか
京谷
:父がアイスホッケーをやっていてその影響で幼稚園の頃から始めました。
――アイスホッケーの魅力はどこですか
京谷
:体当たりチェックができて、攻守の切り替えが速くて初心者の方でも見ててはまるスポーツだと思います。

――高校時代について教えてください
京谷
:1、2年生の頃は自分のこと中心に考えていたんですけど、3年生の時にアシスタントキャプテンをしていて、チームのことを第一優先にしてどうすればチームが勝てるかとかどうすればいい方向にいくかとかを考える力がつきました。

――明大に入った理由はなんですか
京谷
:伝統があり、紫紺のユニフォームが印象深くて中学高校でも有名で目標にしている大学なので、自分も中学生の頃からいつかはユニフォームを着てプレーしたいと思ってました。

――大学に入って感じた事はありますか
京谷
:ホッケーの時間が来たらびしっとやって、終わったら何も考えずに遊んだりしてめりはりがあるところが大学生だなと感じました。自分自身も高校の時よりオンとオフがしっかりできるようになりました。

――明大の武器はなんですか
京谷
:攻めに力があり一人一人が力を持っているので、相手からしたらどのセットも脅威になるし、また観ている人もそのプレーに感動すると思います。

――自分の武器はなんですか
京谷
:自分は攻めが得意で好きなのでFWにいいパスを出したり点を決めたりすることです。

――練習はどうですか
京谷
:練習は試合を意識してやっています。氷上練習は朝早く自転車で練習場所まで向かうので自分は5時20分頃にいつも起きています。寝坊しそうになるやつもいますが。

――お世話になっている先輩はいますか
京谷
:辻さん(優介・商4=釧路江南)大場さん(大・政経3=苫小牧工)や府中さん(祐也・商2=武修館)、部屋の先輩ですね。自分と府中さんは最近自動車学校に行っているのでそのことよく部屋で話しています。

――背番号を決めた理由は
京谷
:小学校からずっと10番だったのですが、10番が空いてなかったので近い11番にしました。あとネイマールが好きなので。来年空いたら10番にしたいです。

――オフの日はなにをしていますか
京谷
:普段の練習が朝早いのでずっと寝てたり、友達と遊びに行ったりしてます。後は休日でもトレーニングしたりします。

――学校の勉強はどうですか
京谷
:思ってた以上に難しいです。周りの人は受験を通ってきているので英語の本文読めとか、自分たちは片言で単語ずつ読んでいるのにぺらぺらしゃべっていてすごいなと思います。

――ライバル中央について
京谷
:実際に試合をしてみて届かない相手ではないと思ったので、この時期の各自の自主トレやこれからの合宿で相手を意識してやっていけば次は勝てると思います。

――秋に向けて目標は
京谷
:春の大会で負けてしまったので三冠とはならないですが、残りの2大会はチームのために戦って優勝したいです。

――ありがとうございました。

◆京谷充洋 きょうやみちひろ 政経1 北海道清水高校出 168cm・66kg DF

[鈴木貴裕]