
開幕白星発進! 立大にストレート勝ち/東日本大学選手権
試合ペースを乱すことなく終始リードを保った。昨年の反省から「初戦の入りを意識した」(頼金大夢・法3=東福岡)と挑んだ第1セットは、加藤寛樹(政経3=創造学園)の相手ブロックを割る強烈スパイクで2点をリード。その後も頼金、矢澤などの多彩なスパイカーを巧みに使い分け得点を奪っていくと最後は頼金の無変化球サーブが決まり25―19と差をつけ1セット目を獲得した。続く第2セットは、立ち上がりこそ接戦を繰り広げるも、相手のサーブミスから流れを引き寄せ8連続得点に成功。立大のスパイクミスやサーブミスなどにも後押しされ、25―21で2セット目も難なく勝利を収めた。メンバーを大きく変えて挑んだ第3セット目。司令塔を辰巳遼(文3=清風)から政井拓歩(営4=市立尼崎)に代え、米山の対角に同じくルーキーの鎌田佳朗(法1=東亜学園)を起用。1、2セット目とは変わったリズムの攻撃展開を見せつつ着実に得点を奪う。4―4では米山がコースを狙ったスパイクで3連続得点を獲得するなど1年生ながらに存在感を発揮。15―10では、小林凌(政経4=桐生市商)がブロックと2本のスパイクで明大ペースを作り上げ、立大を寄せつけることなく25―15と大差をつけて3セット目も獲得。開幕戦をストレート勝ちで終え、東日本インカレで好スタートを切ることができた。
決勝進出への第一歩を踏み出す。開幕初戦を突破した明大だが、明日からは同リーグとの対戦が待ち受ける。明日の2回戦は今季春リーグで勝利を収めた専大との対戦。さらに3回戦では中央学大との試合も予想される。「明日は2試合なので無駄なセットをしないように気を引き締めていきたい」(加藤)。悲願の東日本インカレ優勝への道はまだまだ始まったばかりだ。
[長谷川千華]
今日のコメント
加藤
「東日本インカレは去年岩手であんまりよくない試合をしちゃったので今年は名誉挽回という気持ち。ちょっと堅くなってしまったかな。体のコンディション的には調子は悪くはなかったが、気持ちの持って行き方が堅くなってしまった。調子はそのままで明日につなげていきたい。(春季リーグから練習してきたことは)サーブ。サーブとレシーブを重点的に頑張ろうと思っている。サーブは今日はあんまりよくはなかったが、さわりは悪くなかった。明日からはずっと1部の相手になると思うので、今日みたいに浮かれた気持ちでプレーしてると持って行かれちゃうていうところもあるし、明日は2試合なので無駄なセットをしないように気を引き締めていきたい」
辰巳
「雰囲気慣れできるように、特に相手を意識せずに臨んだ。リーグが終わってから今まで、一番力を入れたのはサーブ。あとディフェンス面のブロックとレシーブを中心的にやった。(均衡した場面もあったが)もちろんスコアは意識したが、今日は集中できていない人も何人かいたので。次からは集中してできるようにしたい。今日は自力の差で勝てて良かった。明日は1部と二試合あるので、明日に標準を合わせて勝ちきれるようにしたい」
頼金
「去年初戦で負けてしまうという結果で終わってしまったので、それだけは避けたくて初戦の入りをチームで意識した。初戦というのもあって雰囲気が硬くて足が動かなかったけど、今日で東日本インカレの雰囲気にも慣れたと思うので明日からは、ベストの状態で試合に臨めると思う。キャプテンの濱中さんがケガで出場できなくてチームをまとめる存在がいない中で、誰がまとめていくかというのを一人一人が考えたと思う。コート内でげきを飛ばせる人がいるというのは試合をやってる側としても楽だし気持ちも引き締まる。そういう存在がいないのを感じると誰かがその役割を担っていかなければならない。ポジション的にも濱中さんと同じなので似たようなことをしていかなければいけない。今日の試合は危なげなく、もう少し自分たちで声を出していけてたらというくらい。明日が専大、中央学大と1部との試合が続くし一番ヤマ場になってくるので明日をしっかり乗り越えてベスト8、4になっていけるようにやっていきたい」
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