(2)馬紹介① 明鳳、明紫

2016.06.20
 王者が復活を遂げる。10月に行なわれる全日本学生三大大会(以下、全学)での優勝を目標に活動を続ける馬術部の1年間に迫る。
 今回は6月23日から4日間開催される全学の前哨戦、関東学生三大大会直前の馬術部を4回にわたって紹介します。第2回は明鳳、明紫についての紹介です。

明鳳(めいほう)

総合馬
出身地 ドイツ
誕生日 2003年5月1日(13歳)
性別 セン馬
毛色 青鹿毛
 明鳳はこれまで明大の勝利に何度も貢献してきた実力十分の総合馬だ。普段はおっとりとしている性格だが、試合会場に入るとスイッチが入りスーパーホースとなる。
 挫折も経験したエースホースだ。昨年度の関東学生三大大会では、中村幸喜(農3=福岡一)とともに総合馬術に出場をした。最初の種目である馬場で個人2位につくものの、クロスカントリー後に明鳳が鼻血を出し無念の失権。5カ月後に迎えた全日本学生大会でも、同じく中村とともに総合馬術に出場。大会2週間前まで体調を崩していた明鳳に対して中村は「勝ちたいという気持ちが焦りに変わって無理をさせてはいけない」と結果以上に明鳳の体調を最優先に気遣う。その結果、明鳳は過酷な競技を着実に乗り越え見事1位をつかみ取った。

明紫(めいし)

馬場馬
出身地 ベルギー
誕生日 2001年5月7日(15歳)
性別 セン馬
毛色 黒鹿毛
 部員に“しーちゃん”という愛称でかわいがられている。取材時には毛刈りをしてもらいさっぱりとした姿を見せた。
 どんな相手とも確実な結果を残す。昨年度は、中村とともに出場した関東学生三大大会では3位、全日本学生大会では6位と好成績を収めた。その後も着々と実力をつけた明紫は3月に行われた関東学生春季大会で当時ルーキーだった冨永弥玖(商2=科学技術学園)とともに新人馬場で優勝を果たす。同大会、学生章典馬場においても中村と出場し4位と、明大の六大学団体優勝連覇に貢献した。

[江原璃那子]

次回は、明大馬術部を支える『明』馬、ベノ・ファン・デ・ヘイデとルーナの紹介です。
お楽しみに!