
東京医療保健大に敗戦 ベスト16でトーナメント終える/関東女子新人戦
スターターは、藤野希生(国際2=埼玉栄)、荻島 碧(理工2=明大明治)、坂本真祐(情コミ1=山村学園)、笠井萌々子(理工2=千葉英和)、多久文乃(情コミ2=東京成徳)。
相手のパワーに圧倒された。相手は昨年度3位の東京医療保健大。「当たりの強さが違った」(藤野)と開始直後から相手の体当たりの強い攻めでディフェンスを崩され、第1クオーターで22点差をつけられる。第2クオーターでは、相手のミスから好機をつくる場面もあったが、ゴール直前でディフェンスに圧倒され、1本がなかなか決まらない。後半もほとんどの選手がフル出場という疲れもあってか、ターンオーバーを連発。速攻から簡単にシュートを打たせてしまう。最後まで攻撃の流れをつかめず、獲得した得点は37点。37―97と60点という大量得点差をつけられる結果となった。
ベスト16で新人戦を終える。昨年の3回戦敗退から着実な進歩を遂げている。「(今日の試合で)普段は味わえないような体当たりを経験できた」(坂本)。敗戦はしたものの、1部リーグ上位のチームと対戦できたことを前向きにとらえている。「新人戦で学んだことを生かして秋に臨みたい」(多久)。今日の敗戦を糧に秋のリーグ戦ではさらなる躍進が期待される。
[織田有衣子]
試合後のコメント
笠井主将
「強かった。切り替えなきゃと思っても相手に読まれてしまう時間が多くて。負けたけど、こういうことすれば強くなるんだということを感じれた。体の当たりとか以前に、もっとできることあるなと思った。ここはこういう守り方をするという時に1人違うことやっているという場面が多々あって、でもみんなあれって感じになるだけで誰も声を掛けたりしなかった。気付いた人がすぐに言わなきゃいけなかった。あとは悪い流れが断ち切れないことが多かった。それを切って自分たちの流れにできる力を付けないといけない。先輩方がいない中で、自分たちが声を出さなきゃいけないし、自分たちでゲームをつくらなきゃいけない状況になって、みんな自覚してできたと思う。自分もキャラじゃないけど主将をやって、練習はじめと終わりに言葉を言って締めなきゃいけないとかがあって、個人的には今まで体験したことのないものを得られた。3年生、4年生が少ない中で、自分ができる役割を見つけられるようにしたい。
人にかける言葉にしても下級生とか関係なく、自分たちの学年が一番多いので、言葉で盛り上げるとかそういうことをしないといけない。プレーとしてはシュートが当たらないときに、それを埋めるものをつくらないといけない。今日とかもゴールできなかったらダメって感じになっていたけど、その後のリバウンドだったり、その後のアシストとだったり。特にリバウンドは自分が力を入れないといけないなとは思う」
多久
「当たりが強いのは分かっていたけど、思った以上にきつかった。向こうがプレッシャーをかけてきたところで、焦ってパスを出してしまった。クウ(藤野希生・国際2=埼玉栄)がドライブするにしても、私も含め下の人がもっと合わせられたら良かった。オフェンスで止まってしまう場面が多かった。ディフェンスは頑張ろうって話にはなってて、実際に2ピリの途中から足も動いて良くなってきたけど、それがオフェンスにつながらなかった。相手は大きくて当たりが強いのもそうだし、ドリブル付いてるときのプレッシャーも全然違った。だからつなぐ人とタイミング合わなくてボールもらえなかったり。(フル出場)終わってみて、あ、今日フルだったなという感じ。やってる間はいつも通り。少ない人数の中でみんな出てるし、その中で自分のプレーや力を出せた。人数少ないからこそ、結束力がある。そこをもっと今後の練習で生かしたい。コウさん(萱沼史織主将・情コミ4=埼玉栄)が入って、もっと中での得点も多くなると思う。でもコウさんにばかり頼らないで、周りもカバー入るとかやったり、新人戦で学んだことを生かして秋に臨みたい」
藤野
「入りが悪かった。この前勝った国士大のときは入りが良かったので最後まで持ちこたえることができたが、今回は入りが悪くて最後までつかめないまま終わってしまった。当たりが違って、ボールへの執着心も全然違った。最後のシュートまで持って行っても当たり負けして入らないことが多かったので、そういうところが1部の違いだと思う。(新人戦全体を通して)出だしが良ければ最後まで頑張ることができるので、出だしが大切だと感じた」
坂本
今日は自分たちよりも強い相手だったが、最初の方から気持ちで負けていた。普段は味わえないような体当たりや相手のリバウンドを体験できたので、今後のリーグ戦に向けて、もう一回しっかり練習からしていきたい
と思った。(新人戦全体を通して)自分にできるプレーだったり直さなければいけないところが試合で見つかって、今日のように自分たちよりも上のチームとできたことで得られるものもあったと思うので、直せるところは直して、自分のいいところは伸ばしていきたい」
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