
学習院大に100点ゲームで完勝 4回戦進出/関東大学女子新人戦
スターターは、藤野希生(国際2=埼玉栄)、荻島 碧(理工2=明大明治)、坂本真祐(情コミ1=山村学園)、笠井萌々子(理工2=千葉英和)、多久。
第2クオーターで勝負を決めた。「クウ(藤野)とかイク(坂本)がディフェンスしてくれて、点数につなげることができた」(笠井)と藤野と坂本が前線から激しくプレッシャーを掛けていく。ターンオーバーやパスミスを誘発し、相手のボール運びを断ち切った。「全員が走る意識をもって、速攻ができていた」と多久。得意の速攻が機能しこのクオーターで一挙26点をあげ、失点もわずか9点に抑えた。22点のリードで前半を終え、迎えた後半。大量リードのおかげで余裕も生まれ「攻め気でやれた」と藤野。さらにリードを広げ、一時ダブルスコアをマークするなど完全に明大ペースに持ち込んだ。最後は藤野がこの日2本目となる3Pシュートを沈め、100点の大量得点で試合を締めくくった。
多久がリズムをつくった。試合開始直後に相手選手との接触で膝を負傷し、一時欠場した多久。「リズムつくる前にリズ(多久)が抜けちゃったので流れを持っていけない時間帯が長かった」(笠井)と序盤に流れをつかみ切れず。逆に4連続3Pシュートなどアウトサイドからの得点を許した。しかし、第1クオーター終了4分前に多久が復帰すると流れは一転。多久がフリースローやゴール下などの計8点を確実に決め、勢いを生み出した。多久はその後も得点を重ね、チームトップの26点をマークする活躍でチームを勝利に導いた。この日、大活躍のキーマンは次の試合に向けて「絶対に勝ちたい」(多久)と笑顔でコメントした。
このままでは満足しない。100点ゲームにも関わらず、「やっぱりミスをなくすことと、声をかけること」(藤野)をはじめとして口々に並べた反省点があった。次戦は国士大戦だ。3部のチームと格下であるが、交代が効かない少ないメンバーで連戦に挑むため、苦しい試合展開になることが予想される。しかし、来週につなげるためにも今日の反省を活かし勝利をものにして欲しい。
[古賀章太郎]
試合後のコメント
笠井主将
「立ち上がりは悪かった。リズ(多久)がひねっちゃって、みんな少し不安な感じを引きずってしまった。メンバー変わっても、バスケは変わらないようにしたい。そういうアクシデントも、新人戦だから対応できないとかじゃなくて、どんなときも変わらないプレーをしなくちゃいけない。リズムつくる前にリズが抜けちゃったので流れを持っていけない時間帯が長かった。みんな速攻の意識はできていて、ボール取ったら、だれか前に走って、というので点取れた。1線のクウ(藤野)とかイク(坂本)がディフェンスしてくれて、点数につなげることができた。セットプレーでのミスが多かった。私も含めパスミスとかリズム違うところでシュートとか、もっと余裕を持ってプレーできるとは思うので、味方の位置とか気を付けながら明日はやりたい。この間より相手が大きくて、リバウンドが簡単に取れるわけではなかった。だけど、リバウンド取った後のもらいが早くて、前を走っている人のことも見れていた。相手はそれに対応し切れていなかった。(ディフェンスは)1線かなりプレッシャーかかっていたので、今プレッシャーかけているからこっち来るかなとか予測もしやすくて、パスカットとかもできた。明日もつながる試合をしていきたい。人数が少なくても、やることは変わらない。今はミスが多くて、そういうときに私が声掛けて、ミスを断ち切るタイミングをつくっていきたい」
藤野
「今日は入りが悪くてミスが続いたので、そこを明日は調整していきたい。ディフェンスから守って、攻めにつなげる流れを意識したことで持ち直せたと思う。後半は攻め気でやれたので得点にもつながった。11番と14番を守っていこうという方針だったけど、できていた部分とできなかった部分があって、リバウンドシュートを入れられたりした部分では、最後まで集中しなければいけなかった。入る前にイージーミスをなくそうと言っていたが、パスミスもあって、そこは反省点。(次の試合では)やっぱりミスをなくすことと、声をかけること。あと余裕を持ってプレーしたい。今日の前半はいい入りをしなきゃとか焦りがあって、ガードなので焦らないようにしていきたい」
多久
「アップがあまり走れてなかったので、入りがあんまり良くなかった。入ってすぐ怪我しちゃったりして、流れはよくなかったけど、そこからしっかり立て直せたので良かったと思う。(怪我したときは)あんまり覚えてないですけど、ガード飛び込んだときに相手の足踏んじゃって膝を捻挫しちゃいました。2ピリからリバウンド取った後に全員が走る意識をもって、速攻が結構出来ていたので、相手に合わせない速い展開でシュートを決められたのがよかった。1ピリのディフェンスが悪かったので、ディフェンスで頑張って速攻につなげようという話をしていた。ディフェンスは前のクウ(藤野)とかイク(坂本)とかがプレッシャーかけてくれていたので、結構前の方でカットしてボール奪えていたと思う。下ももっとプレッシャーかけられればよかった。オフェンスは最初止まっていたけど、みんなで話し合ってからはボールが入ったときに合わせる動きっていうのが入ってきていたので、そこでパスが上手く入って、それで得点につなげられたのはよかった。今日の相手は一人大きい人が中で外もシュートもできるし、ドライブもできていた。勝ち進むほどこういうチームが出てくると思うので、これからの試合のためになった。今日の試合に対してはマネージャーさんが撮ってくれていたビデオで対策は練っていた。(次の試合は)明日の一試合目なので、みんなつかれとかも溜まっていると思うけど、来週につなげるために絶対に勝ちたい」
坂本
「今日は出だしに相手にスリーポイントを打たせすぎてしまったが、だんだん後半になるにつれて自分たちの攻めもできて良かったと思う。(明大の体育館での試合だが)あまりここで練習をしないのでやりやすさなどは特に感じなかった。(第2クオーターではリバウンドからの速攻もできていたが)第1クオーターで相手に(シュートを)打たれてしまってリバウンドも取られる場面があったので、第2クオーターはディフェンスのチェックをすることとリバウンドをしっかり取るということを意識していた。明日も今日の調子で自分たちのプレーをできるようにすることと、やはりリバウンドが大事になってくると思うのでしっかり相手を抑えてリバウンドを取って速攻につなげていきたい」
成田
「(今日の試合を振り返って)個人的には練習でやったことをうまく試合で生かせていなかったのでだめだったと思う。(2試合連続の100点ゲーム)リバウンドを取って、速攻が何本も出たので点につながって、その結果100点ゲームになったのかなと思う。(公式戦2試合目)試合にしばらく出ていなかったのでまだ慣れてない部分もあり、ちょっとプレーの途中で休んでしまう時間も多かったので、もっとリングを狙って常に集中してやるようにしたいと思う。(次の試合に向けて)どんどん相手も強くなってくると思うので、少しでもプレータイムを延ばしてチームに貢献できるようにリバウンドとか、点を取っていきたいと思う」
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