3年ぶりに優勝者現れず/関東学生新人戦

2016.05.29
 同大会で明大から単複共に優勝者を出した昨年を下回る成績で終わった。今年の最高成績はダブルスが渡部亮太(営3=広島商)・稲津保志(営2=慶誠)組の5回戦敗退、シングルスは三井健介(文2=大阪桐蔭)の6回戦敗退。レベルの高い選手の集まる関東学生新人戦で成績を残すことができず、悔いが残る結果となった。

 終始粘り強い戦いを見せた。5回戦を接戦の末フルゲームで勝ち越し、間髪入れずに進んだ6回戦。第1ゲームは粘りの卓球が功を奏し、ジュースまで持ち込み13―11で三井が先手を打った。第2ゲームは5―10から5連続ポイントで同点に追い付くも、あと一歩のところで相手に点を許しゲームを落とした。続く第3ゲームも終始競ってはいたが、ジュースの末敗れる。後がない状況で迎えた第4ゲーム目は、相手に余裕を持たせてしまい11-6で敗北。最後は自分のペースに持っていけず、三井は悔しそうな表情を浮かべた。4回戦以降、格上の相手に勝ったことによって「自信は付いたが満足していたらダメ。優勝しにきていたのに負けたから悔しい」と三井。しかし昨年は3回戦敗退だったため、成長が感じられる結果でもあった。今大会では改善しなければならない点が見つかった。今回の敗北から学んだことを、さらなる成長につなげていく。

 2日にわたって行われた関東学生新人戦。全体的な結果は奮わなかったが、個々の課題も見つかり、次につながるものとなった。6月23日から行われる関東学生選手権では一戦でも多く勝ち進み、次世代を担う新たな星が輝くことに期待する。

[相澤日向]

試合後のコメント
多内太良(法2=鳥取敬愛)

「今年の2月に入った。理由は色々あるけど、何よりも一番強い理由は純粋に、自分の好きな卓球が思い切りしたかったというのが理由。(新人戦振り返って)2月から5月まで3ヶ月間練習してきて、入部した頃よりは、この大会で今まで練習してきたことが出せたかなと。(どんな選手になりたいか)どんなことでもチームに貢献できたら。リーグ戦に出て1勝挙げられたら明大に貢献する一番大きなことだと思うのだけど、今は弱いからそれができなくてもリーグ戦に出る選手をサポートしたり、チームの雰囲気を良くしたりだとか。自分がいてチームが勝てましたって言ってもらえたら一番嬉しい。明治のユニホームを着るということは一番強い大学のユニホームを着るということ。(関東学生の意気込み)三部選手(専大)と一試合してみて、色々課題も見つかったので、早く帰って練習して、明日にでも三部選手に勝てるようになりたい。それくらい頑張る」

荒木宙大(商1=東京学館浦安)
「自分の実力が足りなくて負けてしまった。シングルス、ダブルスともに納得のいく成績を収められなかった。もっと上に行きたかった。(今後の目標は)明治の一員として、リーグ戦でまずベンチ入りをして、できれば試合に出たいと思う。(関東学生の目標は)できればベスト8には入れればいいなと思う」

大畑開暉(情コミ1=出雲北陵)
「緊張した。関東はレベル高いので2回戦、3回戦くらいになると全国レベルになるのですごく強い。3回戦の相手は同じカットマンで0ー2から追い付いて最後も勝っていたけれどもミスが重なって負けてしまった。明治で松下さんとか渋谷さんとか強いカットマンがいっぱいいたのでそういう選手になれるようにしたい」

國近勇貴(商1=明誠)
「(今大会を振り返って)競ったときに自分のプレーができなくて、技術もメンタルももっと向上させなきゃいけないと思った。日頃の練習はもちろん、自主的にも練習して、気持ちの面でも試合に向けてしっかり仕上げるようにしたい。(関東学生の目標は)全日学の予選も兼ねているので通過できるようにする」

鈴木宏河(営1=千葉経済大附)
「1、2セット目すごく焦ってしまって自分の思う通りにプレーできなかった。3セット目ギリギリで取れてよかったが、もう少し1、2セット目で自分のプレーができたらなと思った。もう少し上にいけたらなと思った。もっと試合展開を事前に考えてれば勝てたと思う。思い切っていけたのはよかったと思う。(目標は)まだ3年間あるので、全日学に出場できるように頑張る」

藤井宗太(政経1=秋田)
「自分はそんな高校の時強くなくて、失うものもなかったので結構思いっきりできたなって思う。(関東学生について)自分でも高校の時よりできるようになっているというのがあるので試合までの期間ずっと実力を伸ばしていきたい(明治に入学してこれからの目標)やっぱりレギュラーで出られたら一番良いが、上の人がとても強いので自分の中で上の選手を見て成長していくことができたらすごく充実した大学生活になるのかなと思う」

宮崎孝一郎(文1=東京学館浦安)
「ダブルスに関しては出た人の中で一番いいポジションにいたが、そのチャンスをものに出来なかった。今回の大会で見つけた課題などを日々の練習で克服していって、今度の全日学予選、関東学生大会などに活かしていけたらいいと思う。自分は授業が多くて、規定練習に出られず、本当は自主練習をしなければいけなかったが、やらないことが多かった。これからは甘えずに、自主練習を自ら進んでやって、勉強も卓球も両立したい。(関東学生の目標)ベスト8」