
専大に圧勝 全勝優勝で6連覇達成/春季関東学生1部リーグ戦
歓喜の瞬間、二人は人差し指を天に突き上げた。3―0で迎えたダブルス。森薗・渡辺組の相手は、昨秋のリーグ戦で有延大夢(商4=野田学園)・渡辺組が敗北した田添・郡山(専大)組。「出だしから流れに乗れた」(渡辺)と1、2ゲームを11―5で先取する。続く第3ゲームはリードされる展開となったが「自分がしっかりストップを決めれば森薗さんが決めてくれる」(渡辺)と我慢の卓球で、11―9でこのゲームを取り、そのままストレート勝ち。4―0で優勝を決めた。
昨年の春季リーグから組み、リーグ戦では無敗の森薗・渡辺組。2年連続で最優秀ペア賞を受賞しており「明治の中だと一番相性がいい」(森薗)と二人の信頼関係は既に高いレベルになっている。
王者の実力を見せつけた。「かなりのプレッシャーだった」という1番手を任された森薗だが第1ゲームを11-9の競り合いを制して勢いに乗る。そのままストレート勝ちを決めると、2番手は町主将。相手に2ゲームを先取される苦しい展開となったが、追い込まれたことで「いい意味で力も抜けたし、冷静に戦えた」と立ち直り3ゲームを連取。劇的な逆転勝利を収めた。3番手の酒井明日翔(政経2=帝京)は1ゲームを取られるも勝利。早くも3―0と王手をかけ「戦意を喪失させることができた」(髙山幸信監督)と勝利を大きく手繰り寄せた。
6連覇という偉業も「あくまで通過点。目標はグランドスラム」(髙山監督)と次を見据えている。グランドスラムに向けて、次は全国の強豪校が出そろう最難関の大会といえる団体インカレだ。「もっと気を引き締めて強くなって、インカレ、秋リーグ優勝したい」(町主将)。最大の目標に向けて突っ走る。
[佐々木渉]
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