関東個人 4人が全日本へと出場/関東学生選手権
阿部莞太(国際4=土浦日大)がラストイヤーに懸ける意地を見せた。インカレ出場権の有無を決める5回戦。試合序盤は相メンで競り勝ち、試合を有利に運ぶ。そして勝負が決したのは高松(流大)が下がった瞬間だった。「思い切った技を出せた」と阿部莞。そのスキを決して見逃さず、相手の竹刀を巻き落としてメンを放つと、勝負あり。堂々の2本勝ちでインカレへの道を切り開いて見せた。
下級生が奮闘した。昨年に引き続き、全日本出場権を獲得した山田凌はもちろん。ほかにも昨年出場権を逃し悔しい思いをした千田が敗者復活戦の末に奪取した。期待のルーキー槌田祐勢(政経1=九州学院)も3回戦敗退するも、成績は悪くない。これからの下級生の底上げに期待がかかる。
例年より多くの選手が全日本出場へ出場を果たし、今年の明大は一味違う。「4年間頑張ったことを出せるよう頑張りたい」(阿部)と意気込みは十分だ。必ずや上位進出を果たして見せる。
[島村昭二]
試合後のコメント
阿部
「序盤は固い動きがあったんですけど、徐々にいい動きができるようになって思い切った技が出せたと思います。最後の年なので悔いが残らないように思い切ってよかったと思います。相手が下がったところ竹刀を巻き落としてメンを取りました。1本目取られるまでの流れが良くなかったので攻めないと駄目ですね。4年間やってきたことを出せるように頑張りたいです」
山田
「予選は突破できてよかったですけど、結構打たれたところもあって、全日本に向けてまだまだだなと思いました。全日本に出場できるようにして、上位進出を目指してやってました。(試合で意識したことはありますか)足を止めないこと、足を止めると打たれてしまうのでそこがまたできなかったかなと思いました。これからの改善点でもあります。去年も出場させてもらって去年は悔しい思いをしたので、優勝を狙っていきたいと思います」
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