
初戦は危なげなく上武大に勝利/関東大学女子選手権
スターターは、松本真衣(理工3=鵬学園)、藤野希生(国際2=埼玉栄)、坂本真祐(情コミ1=山村学園)、多久文乃(情コミ2=東京成徳)、萱沼史織主将(情コミ4=埼玉栄)。
大量得点で快勝した。30―18とリードしながらも「相手を探りすぎた」(萱沼主将)と勢いに乗り切れなかった立ち上がりから一転、第2クオーター開始早々、ルーキーの坂本が魅せた。「強気でプレーした」(坂本)とインサイドでのシュートや3Pシュートなどを含む得点を決め、チームは勢いに乗る。第3クオーター始めには、多久がゴール下を確実に沈め連続得点。相手のターンオーバーも見逃さず、速攻につなげるなど攻守がかみ合う。第3クオーター終わりには点差を29点に広げ、勝負を決めた。最終的に107―63の100点ゲームで勝利を収めた。
修正力を見せた。大差での勝利ではあるが「相手のペースに合わせてしまった」(多久)と前半は持ち味のプレッシャーディフェンスができなかった。前半だけで3Pシュートを5本許し、第2クオーターでは23点と失点を重ねた。それでも、ハーフタイムを機に「相手に打たせないことを意識した」と萱沼主将。早い段階で相手にプレッシャーをかけ、相手の3Pシュートを阻止した。前半におけるディフェンス面での問題の改善に成功。第3クオーターでは失点を12点、第4クオーターでは10点に抑えた。
次戦の相手は、明大と同じ2部リーグの玉川大だ。昨年のリーグ戦では、わずかに2点差で敗北を喫し、悔しい思いをした。だからこそ「明日は絶対に勝ちたい」(多久)と気合が入る。出だしから自分たちのプレーができる試合にしたい。
[亀井笙子]
試合後のコメント
萱沼主将
「出だしで相手と一緒のペースでやっていたのが良くなかった。自分らと対等な感じで試合が始まってしまった。今までの練習試合では出だしから本気で入っていったのに、今回はさらーっと入って声もなかった。それは今日で終わり。次から100%じゃなくて150%の力で攻めていきたい。(前半は)相手の様子を伺ってしまっていた。相手がどうじゃなくて、まずはこっちからプレッシャーをかけていくことが大事だった。相手を探りすぎた。もっと自分たちがやってきたプレッシャーディフェンスをやれば良かった。今後のリーグ戦でも3P打ってこないチームはない。まずは一線に注意して、相手に簡単に打たせないようにしたい。(後半は)相手がやりたいことできず、こっちが速攻できた。だからディフェンスが大事なんだなって。(後半のディフェンスは)相手に打たせないことを意識した。とりあえず相手の3Pを止めようというのをハーフタイムで話せた。抜かれて、シュート落としたやつはリバウンド取ろうとかも。声出すのとディフェンスも。一線出るというのをもっと早く修正できたらよかった。(課題は)イージーシュート決めること。セカンドばかりだった。一発で決められるようにしたい。(明日の玉川大戦では)みんなガンガン体当ててくるだろうし、そっちの勢いに負けないように。それこそ150%以上で入って、がっちりディフェンスをしたい」
多久
「相手のペースに合わせてしまったというか、出だしがうまくできなかった。前からプレッシャーに当たってくるようなディフェンスをするチームではなかったから、そこをもっと見て出だしができたら良かったと思う。チームのみんなが、相手がミスをしたところだけでなく、ミスをしていないところも狙ってつめてプレッシャーをかけ、前から当たっていたから、そういうところを自分も意識してやった。明日の対戦相手の玉川大は、去年のリーグ戦で惜しいところで負け、この間の練習試合でも負けてしまった相手だから、明日は絶対に勝ちたい」
坂本
「まだ入ったばかりだけど、先輩に負けないように、先輩のプレーを生かせるようにと思って試合に臨んだ。イージーシュート落としたりしてるしまだまだ。緊張はなかった。ミスしても声掛けてくれたりしてくれた。弱気になったらチームプレーも上手くいかないので、強気でプレーした。出だしが良くないと、点数が止まったりディフェンスも上手くいかない。相手の11番が3P打ってきたのをもっと早くチェックできていればよかった。止めるのが遅いと、どんどん乗らせてしまうので明日は1線を気を付けたい。(オフェンスは)中のほうはミスマッチになっているから、中を攻めていけば得点を取れると思った。明日は今日よりも強い相手だから、出だしからしっかり守ってオフェンスにつなげたい。自分も強気で攻めたい」
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