
後藤、松本が表彰台へ! 個人インカレに向け弾みをつける/全日本学生選抜大会
◆4・23~24 第13回全日本学生選抜大会(埼玉県上尾市スポーツ総合センター)
▼56㎏級
3位 後藤
4位 佐藤彰
▼94㎏級
3位 松本
▼+105㎏級
5位 上野
後藤が初の表彰台に上った。スナッチ90㎏、ジャーク124㎏でトータル214㎏を挙げ3位。「上れるところでは上っておきたかった。うれしかった」と笑顔あふれる表彰台となった。それでもスナッチ、ジャークともに2本目を失敗し思い通りにはいかなかった。スナッチ2本目で89㎏を失敗して90㎏止まり。「スナッチで93㎏取れていれば楽な試合運びにできた」ともう一つ挑戦できなかったことを悔やんだ。ジャークでは2本目で121㎏を失敗したが逆転を懸け3本目で124㎏に変更、見事に成功させ逆転での表彰台を射止めた。個人インカレでは出場人数が大幅に増加。近い記録の選手たちとの争いの中で、短い期間でどれだけ記録を落とさずに調整していけるかが重要となる。
94㎏級には松本が出場し、スナッチ135㎏、ジャーク166㎏のトータル301㎏で3位につけた。「2位はいけた」と4㎏差での3位に悔しさも残る結果に終わった。スナッチ3本目で138㎏を挙げたがプレスアウトの判定で失敗、ジャーク3本目の171㎏も刺し切ることができず惜しい試技となった。12月の全日本インカレではトータル300㎏とこの冬の成果を目に見えて表すことはできなかった。スナッチは試合ベストを4㎏伸ばしたが「ジャークはまだまだできた」とべストに近い重量で練習できていたジャークでの挑戦が届かず。個人インカレでは「310㎏を取りたい」とさらなる記録に挑む予定だ。
+105㎏級には腰のケガを押して上野祐脩(政経3=東京学園)が強行出場。スナッチ100㎏、ジャーク120㎏のトータル220㎏と軽めの重量のみ挙げ記録を残した。3日前の練習で試合の重量を触った時に腰をケガし、試合直前のアップでも痛めて予定していた重量は触ることができなかった。昨年12月の全日本インカレで腰をケガしてから腰、肩とケガが続き追い込みができず。「意識から切り替えていかないといけない」と難しい状況に立たされている。ケガの回復も「個人インカレにも間に合うかどうか」と2週間後の次戦に不安が残る。
結果は残したが満足いく記録はいま一つ残せなかった。本多達雄監督は「シーズン始めなのでまずまず」と一言。次なる大会は全日本個人選手権だ。昨年度は西岡翔吾前主将(平28政経卒)が94㎏級で優勝したこの大会。出場選手も大幅に増える中でいかに成績を残せるかに注目だ。
[谷澤優佳]
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