3年連続の男子総合優勝/東京六大学春季対抗戦

2016.04.17
 3年連続の男子総合優勝を果たした。日本選手権からわずか1週間で開催された六大学春季対抗戦。3カ月前の冬季対抗戦に新1年生を加えて行われる初めての大会でもある。男子はフリーリレーで大会新記録を出すなど7つの1位を獲得し、総合優勝に輝いた。これで春冬通じての三季連続優勝にもなった。また、女子でも石井茉宏(情コミ1=筑波大付)が400m自由形で大会新を出すなど、少ない部員数ながら6種目で1位を獲得し、冬季より1つ順位を上げた総合4位となった。

 盤石の総合優勝だった。大会終了後、市川昂也主将(法4=八王子)は「インカレで日本一を目指しているので、負ける気はしなかった」と淡々と話した。
 各種目に選手がそろっている明大は個人種目はもちろん、個人の倍の得点が入るリレー種目でも確実に点を取った。特に400mフリーリレーは圧勝。1泳の丸山徹(営3=春日部共栄)が飛び出しトップで2泳・平井健太(商4=千葉商科大付)につなぐと、そのまま差を広げ2位との間隔は体一つ分ほどに。3泳・4泳でさらに後続を突き放し、3分14秒34で1着のゴール。前年度に明大が作った大会記録を0秒16更新する好レースだった。佐野秀匡監督も「インカレで優勝を取るための第一歩のレースになった」と納得の表情を浮かべた。
 今大会で一番の健闘を見せたのは丸山。「調子が良すぎた」という丸山は2つのリレーを含む7種目に出場し、出れば得点を取るフル稼働の活躍ぶり。3種目で1位を飾り、個人種目だけでも一人で60点を稼いだ。
 396点での優勝で、2位の早大に23点という大差をつけた。1月の冬季対抗戦は2位と0.5点差。辛うじて果たした優勝にチームは危機感を覚えたが、今大会で払しょくできた。1年生を加えた新チームになって初めての大会で「圧勝できたことでよりチーム力が見えた」(市川主将)と、9月のインカレに向け幸先の良いスタートを切った。

[渡辺由理佳]

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