
因縁対決制す 早大撃破でリーグ戦に弾みをつける/春季関東大学1部リーグ
理想の攻撃展開で各セットを制した。身長の高さが同程度の早大に対し「サーブミスを少なくしてブロックからの切り返しの展開を軸に点を取っていく」(濱中俊生主将・商4=弥栄)と挑んだ雪辱戦。第1セットこそ相手チームの穴をねらったサーブで多くのチャンスを生み早大を15点に抑え圧勝。しかし第2セットではサーブミスが目立ち18―25でセットを落とす。悪い流れを断ち切るべく第3セットから新たに頼金大夢(法2=東福岡)を投入し、それまでサーブレシーブ範囲が広かった濱中がスパイクに専念。9―7には濱中のサービスエースがさく裂し、そこからさらに2点を追加して一気に流れは明大へ。安井康平(政経4=倉敷商)と加藤寛樹(政経3=創造学園)のブロックや小林凌(政経4=桐生市商)のスパイクも得点源となり第3セットを25―19で巻き返す。第4セット開始早々、小林が相手スパイクを2連続でシャットアウトし明大の勢いに拍車をかける。さらに長く続いたラリー対決では頼金が粘りを見せた。しかし21―14から早大も追い上げを見せ、一時は24―20まで迫られるも相手のサーブミスに助けられ第4セットを逃げ切った。セットカウントは3―1で早大に雪辱を果たした。
明日に控えるは東海大戦。高さを誇る東海大との勝負で重要なことは「相手のバレーに合わせないということ」と濱中主将。これまで2勝1敗と勝ち越しているチームにとって、高さに圧倒され筑波大戦の反省を生かし明大のバレーを最後まで貫き通すことこそが勝利のカギとなる。今日の試合で日体大に敗れた東海大に対し早大に勝利を挙げた明大、勢いそのままに続く4戦目も勝利を上げたい。
[長谷川千華]
日付 | 対戦相手 | 場所 | スコア | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
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試合後のコメント
濱中
「あまり大きいチームじゃないのでうちも平均身長小さいけど相手も小さいのでブロックでポイント取れたりタッチで取れる場面がつくれると思ったのでサーブを攻めるというよりかは狙って崩すという形を意識してなるべくサーブミスを少なくしてブロックからの切り返しの展開を軸に点を取っていくという話をしていた。第2セットはサーブミスが出ちゃったので相手に楽な形を取らせてしまった。試合中にポジションを変えた。いつも僕がサーブレシーブをしていたのを頼金に任せて精度をあげて僕がスパイクに徹するという形に変えたので、僕がスパイクに専念できたので打ちやすかった。レシーブも安定したので3,4セットは楽に取れたと思う。(サービスエース)強いサーブではなかったので、相手が弱気だからこそ出るプレーだったのでこっちも相手が弱気だというのが分かったので勢いづいた。4セット目、気を抜いた時にボールが落ちてしまった。リードして点差離れている状態では気が抜けないので反省しなければならない。また明日の東海大とかにも点差があっても詰められてしまう。点差開いた時こそ集中。東海大は大きい選手が多くてポテンシャルで攻めてくるチーム。相手のバレーに合わせないということ。僕らは小さいなりに早いコンビや速攻をやってるので、東海大みたいな大雑把な高いバレーに合わせないで自分の速さとコンビを貫けば明日も良い試合ができると思う。(チーム状況)プレーも悪くないし今日も雰囲気が良かった。雰囲気が良い形で継続してるし今日も良い形で終えられたので明日にもつなげられると思う。東海大は明大に勝てると思ってるし、今日負けた思いもしてる。今日の勢いのままこっちが攻めて白星取りたい」
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