拓大、日大に敗戦 9位決定戦へ/京王電鉄杯

 拓大、日大に続けて負けた。10校が5チームずつのブロックに分かれ、最後に順位決定戦を行う京王電鉄杯の2日目。明大はリーグ1部校のみが入ったAブロックでの総当たり戦を終えて1勝3敗。ブロック最下位の5位に沈んだ。最終日は東大との9・10位決定戦に臨む。

<拓大戦>

 スターターは會田圭佑(法4=市立柏)、田中井紘章(政経4=山形南)、小谷拓哉(文4=育英)、濱西秀人(国際3=国学院久我山)、三井啓史(政経4=札幌日大)。

 じわじわと広げられた差を覆すことはできなかった。1試合を通して安定した得点でビハインドを最小限に抑えたが、速攻の出来には波があった。第2クオーターでは吉川治耀(情コミ3=京北)の長いパスをルーキー奥野綾汰(国際1=藤枝明誠)が受け、すぐさま得点。方針通りの完璧な速攻を見せた。しかし、同クオーターでまたも2人が再現を試みたが、パスが通らず相手ボールに。細かいミスから相手にチャンスを与えてしまう場面が目立ち、69-75で敗れた。

<日大戦>
 
 スターターは會田、齋藤拓実(営3=桐光学園)、吉川、濱西、三井。

 今季からリーグ1部に加わった日大を相手に、逆転負けを喫した。前半はリードを広げ、第2クオーターの中盤は3分近くにわたって相手に得点させない場面も。このピリオド以降は10点以上のリードを保ち、1部に定着したチームとしての貫録を見せる。ところが、第4クオーター残り2分ほどの選手交代で5人がこの日初登場の選手に替わると、立場が一変した。バタついた動きが目立ち、なかなか得点につながらず加点は2点止まり。相手を止めることもできず一気に14点を奪いさらわれ、79-80の1点差で逆転負けとなった。これには田中井主将も「これから戦っていく上では交代選手の重要性がかなり高くなってくる」と公式戦へ向けチームの選手層に危機感を示した。

 
[渡辺由理佳]

試合後のコメント

田中井主将
「今日のポイントを決めてやっていたが、それができている時間帯とできてない時間帯で差があった。点数が取れない時こそ基本的なことができないと勝っていけない。今日の最後の日大戦もベンチから出る人たちの時間の過ごし方とか、気持ちの持ち方とか甘かったのかなというところがある。(日大戦の)前半を27点で押さえられたのは評価できるところだが、後半で53点やられたのは駄目なところ。これからリーグ戦とか9月から戦っていく上では交代で入ってくる選手の重要性がかなり高くなってくるので、交代で出てくる選手はもっとスタートの人たちよりも激しくディフェンスしたり、もっとできていければ。一人一人の気持ちが弱い人と強い人でプレーにそれが出てくるし、交代で出てくる選手にはアグレッシブにプレーしてほしいというか、求められるところだと思う」