松元200m自由形7位 自己ベスト更新もリオ五輪届かず/日本選手権

2016.04.07
 大会3日目は200m自由形で2人が決勝に登場。松元克央(政経2=千葉商科大付)は昨年より一つ順位を上げた7位、ルーキーの吉田冬優(政経1=淑徳巣鴨)は8位に入賞した。200m自由形決勝は個人種目とともに、4×200mフリーリレーの五輪代表選考も兼ねている。準決勝を4位で勝ち上がった松元だったが決勝ではタイムが伸びず、五輪出場とはならなかった。

 リオ五輪の切符を手に入れることはできなかった。2日目に行われた男子200m自由形の準決勝を4位で通過した松元。高校3年生以来の自己ベスト更新を果たし1分48秒33を出すも「もっと上を」(松元)と満足せずに3日目の決勝へ。五輪のリレーメンバーに選ばれるためには4位以上に入賞し、定められたタイムを切る必要がある。しかし萩野公介(東洋大)を筆頭に強豪選手がひしめく200m自由形の決勝の中で、最後まで粘ることができなかった。100mを5位で折り返すも、7位という結果で終わった。松元は「まだまだ練習が足りない」と力不足を実感。一方で、準決勝で自己ベストを出せたことで練習の方向性を確信し「もっと練習して自信をつけていかないといけない」(松元)と次の課題も見つかった。
 またインハイ100m、200m自由形王者のルーキー・吉田も男子200m自由形の決勝に出場した。準決勝の1分48秒82からタイムを落としたものの、8位に入賞。初めての五輪選考会の舞台で健闘してみせた。

 4日目は明大勢の予選、準決勝がめじろ押しだ。200m平泳ぎ予選には2014年大会で同種目覇者の小日向一輝(商4=千葉商科大)が登場する。当時の優勝でパンパシフィック大会日本代表の経験もある小日向。1日目の100m平泳ぎではまさかの準決勝敗退となったが、得意の200mで五輪の代表入りを狙う。
 200mバタフライ予選には昨年のユニバーシアード日本代表の矢島優也(商2=春日部共栄)が出場予定。パンパシ日本代表経験のある平井健太(商4=千葉商科大)は昨年まさかの予選敗退に終わったが、今大会で復活を見せられるか。
 100m自由形予選には昨年同種目3位の丸山徹(営3=春日部共栄)が登場する。リレーの代表を懸けたレースにも注目だ。
 小日向、矢島は昨年度の大会中にリオ五輪の派遣標準記録よりも速いタイムを出しており、五輪出場へ期待がかかる。いずれも4日目に予選、準決勝が行われたのち、5日目に決勝が行われる。

[渡辺由理佳・村田萌衣子]