単複ともに最高は6回戦敗退/東京選手権

2016.03.21
単複ともに最高は6回戦敗退/東京選手権
 卓球シーズンの開幕戦である東京選手権が行われた。1月に行われた全日本選手権に引けを取らない選手が集った中、明大は最高が6回戦進出だった。

シングルス
 今大会、明大勢からランク入り(ベスト16以上)が出なかった。しかし、内容は決して悪いものではなかった。松下海輝(商4=希望が丘)や酒井明日翔(政経1=帝京)の6回戦はフルゲーム。町飛鳥(商3=青森山田)は2―4と接戦だった。結果の分かれ目は「9―9の場面での迷い」と髙山幸信監督。慣れないボールにより緊迫した場面での思い切ったプレーが出なかった。

ダブルス
 ダブルスでも振るわなかった。明大トップは酒井・渡辺裕介(商1=明徳義塾)組の6回戦。酒井・渡辺組は高校生ペアの松山・木造(愛工大名電高)組に0―2と後がなくなった。第3ゲームこそ序盤から攻め、11―5でしのいだが、最後は6―11で力尽きた。
 好成績が期待されていた有延大夢(商3=野田学園)・町組だが、5回戦でストレート負け。昨年のベスト8を大きく下回った。滝澤拓真(情コミ3=長野商)・坪金衛(文3=野田学園)組も1ゲームしか奪えず、2年連続での5回戦敗退と上位進出の壁は高かった。

 次に控えるのは春季リーグ戦だ。6連覇が懸かるとともに、グランドスラムへの第一歩でもある。今回の結果を踏まえて「ダブルスの練習を費やさないといけない」と髙山監督。昨年逃したグランドスラム達成に向けて、確実に優勝を勝ち取りたい。今大会で生まれた課題を生かし、王座奪還への序章を築く。

[吉田周平・田中愛]