
完勝と完敗 2日目を終え3勝1敗/東京六大学リーグ戦
<法大戦>
スターターは齋藤拓実(営2=桐光学園)、會田圭佑(法3=市立柏)、森山修斗(政経1=瀬田工)、平佐田葵(営3=美濃加茂)、今川友哲(営1=大阪桐蔭)。
落ち着いた試合運びで快勝した。第1クオーターで17―7と二桁のリードを得ると、その後は選手を変えながらも流れを渡さなかった。全クオーターで失点を10点前後にまとめ、点差が開いた終盤にはルーキーの仁藤洸太(山形南高)、長谷川寛元(洛南高)が出場する場面も。最終スコアは61―39で勝利した。
<慶大戦>
スターターは會田、田中井紘章(政経3=山形南)、小谷拓哉(文3=育英)、平佐田、三井啓史(政経3=札幌日大)。
相手の勢いを断ち切れなかった。立ち上がりこそ一進一退で試合が進むものの、慶大のサワを中心とした速攻で徐々にリードを奪われる。「相手のリズムで試合が運ばれていた」(會田)。シュートが当たり出した慶大を止められず、前半で18点のビハインドを背負う。第3クオーターこそ齋藤や今川がインサイドで奮闘するが、相手のシュート精度は高まる一方。オフェンスリバウンドを許す場面も目立ち、セカンドチャンスでも失点した。第3クオーター終了時には53―73と、点差は20点になり万事休す。今リーグ1敗目を喫した。
明日は最終戦、早大戦が行われる。早大は昨年1部昇格を果たし、今年の秋季リーグ戦で対戦することになる。「今日みたいに捕まえるのが遅くなって打たれることがないように」(會田)。課題を糧に、最終戦を勝利で飾りたい。
[尾藤泰平・田中愛]
試合後のコメント
山本健一監督
「個人個人の能力は高いと思うので、さらに1人1人のスキルを上げて、徐々にチーム力も高めていきたいというふうに考えている。特別大きい選手がいるわけではないのでトランジションのバスケット、やはり走って点数を取る。そして取ったら守るっていうようなバスケットで今年1年頑張っていきたい。今日はチームにしても個々にしてもいい時と悪い時に波が激しい。練習を通してそのバイオリズムを小さくして、いかに小さい波で1ゲームやり通せるか大事になる」
會田
「こっちがディフェンスのときに、相手のリズムで試合が運ばれていた。相手のスリーが入っていたというのもあるし、そこを厳しくチェックできなかったのが大きい。相手のシュートが落ちたときもセカンドリバウンドから点取られるっていうのもあったので、セカンドチャンスを与えないというのがこれからの課題としてある。前半はチームの課題としてきたことができなくて、後半はもう一回みんなで話し合って、ディフェンスはディナイしっかりすることを意識していこうと3クオーターに入った。ただ後半も相手のシュートが当たってたので厳しかった。オフェンス面でも現在やっているシステムにみんな慣れてないので、やろうやろうと考えすぎていて、自分の1対1がまずできていない。(最上級生として)試合出てるときももちろん引っ張っていきたいし、ベンチにいるときも声出していきたい。(早大戦は)相手のプレースタイルとしては速い展開からどんどん打ってくると思うので、今日みたいに捕まえるのが遅くなって打たれることがないように、ディフェンスからしっかりやりたい」
今川
「インサイドとかで小さい選手相手に押し込めなかったり、ターンオーバーもしてしまったので、まだまだダメな部分多い。試合に長く出ている割には点数もあまり取れていないと思うので、反省。最近は3Pを打つのが好きでシューティングとかもやっているので決めたいっていう気持ちはありますね。人手が足りないので、インサイドを何とかやっていかないといけない。オフェンスはできなくても、ディフェンスでは止められないと、そういった点ではプレッシャーというか責任は感じている。昨年試合に出させてもらっていたので。今後は自分で点を取るというのがテーマ。今まではパスをもらってレイアップという感じだったので、ドライビングとかスリーとか自分で点を取るのとアシストも増やしたい。ほんまに欲を言えば今は拓実さん(齋藤)1人にやらせている部分があるので、そのサポートをできるようになりたい」
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