
新チーム初試合を連勝/東京六大学リーグ戦
<東大戦>
スターターは黒田章吾(商3=九州学院)、松本大河(文2=能代工業高校)、濱西秀人(国際2=国学院久我山)、小林拓(営1=桐光学園)、今西勇人(政経2=愛知産大工)。
前半で勝負を決めた。序盤から濱西の安定したミドルシュート、今西の速攻が決まり得点を量産。リバウンドも支配し、相手の攻撃の芽を奪うと、第1クオーターではわずか4点しか与えなかった。以降はメンバーチェンジを繰り返しながらも、確実に点差を広げ98-42で勝利。新チームの初陣を大勝で飾った。
新戦力も姿を見せた。第2クオーターでは奥野綾汰(藤枝明誠高)、野口龍太郎(九州学院高)が登場。それぞれ188cm、192cmの高身長ルーキーだ。第2クオーター開始早々に奥野が2本連続で得点すると、続いて野口もすかさず初得点。第3クオーターでは奥野は激しい攻め込みでバスケットカウントを獲得し、野口も積極的にインサイドに飛び込み、セカンドシュートを沈める活躍を披露した。大学初試合でも見せ場をつくった2人。今後の活躍が楽しみな選手だ。
<立大戦>
スターターは齋藤拓実(営2=桐光学園)、會田圭佑(法3=市立柏)、吉川治耀(情コミ2=京北)、今川友哲(営1=大阪桐蔭)、森山修斗(政経1=瀬田工)、
最終クオーターで逆転した。「固くなってしまった」(齋藤)というオフェンスから得点を延ばせず、10点ビハインドを負った前半。第3クオーターでは「まずディフェンスをしっかり」(齋藤)と基本に立ち返ると、ボールの支配率も上がり、速攻も決まり出す。点差を5点に縮めて臨んだ第4クオーターでは齋藤が大暴れ。自らのドライブで仕掛け、そのままレイアップを決めれば、連続3P、フリースローも外さない。最終クオーターだけでも17得点を記録する活躍で、逆転勝利に貢献した。
明日は法大、慶大との2試合が行われる。昨年試合に主に出場していた4年生が抜け、チームは一新した。「ベースを固めていかないといけない」(齋藤)。今リーグを通して、チームの基盤を積み上げたい。
[田中愛]
試合後のコメント
齋藤
「新チームで初めての試合だったけど練習でしっかり合わせられたかといえばそうではない。僕と今川はユニバーシアードの代表合宿に参加させてもらって、こっちの練習にはあまり参加できなかった。オフェンスはまだかみ合ってない、固くなってしまった部分があった。そこは仕方ないと言えば仕方ない。ただ、試合の途中で立て直せるかは大事だった。前半はオフェンスが重かった。まずディフェンスしっかりというのを意識して臨んだ。その試合の流れや点差見て、ここで決めとけば一気に離せるかなというところで自分から仕掛けていって、いい結果になったのは良かったとは思っている。(新チームは)まだまだ。ベースを固めていかないといけない。最後の4ピリで点数離れたけど出てた4人は新2、3年生が多くて経験が少ない選手もいる。そこで4年生も含めてどうやっていくかはまだ固まっていない。このリーグ戦を通して課題も見つかると思うし、ベースをしっかり固められればいいかなと思う」
関連記事
RELATED ENTRIES