元木が5位 調整不足響く/全日本ジュニア選手権

 今年最初の公式戦となる全日本ジュニア選手権が行われた。規定記録を突破した96年生まれから01年生まれまでの選手が出場可能な今大会。94㎏級に元木雅人(農1=奈良朱雀)が出場し、5位となった。

◆3・11~13 第36回全日本ジュニア選手権(上尾市スポーツ総合センター)
▼94㎏級
 5位 元木

 がっくりと肩を落とした。明大勢唯一の出場者となった元木だが、結果を残せずに終わった。スナッチ121㎏、ジャーク141㎏のトータル262㎏で5位。スナッチを3本全て成功させたものの、ジャークが足を引っ張った。初めの2本を失敗し、追い込まれた状況でかろうじて1本の成功。昨年9月の東日本学生新人選手権の記録からマイナス5㎏の大幅ダウン。冬を越えて最初の試合に、手応えはなかった。
 響いたのは調整不足。「試合に合わせて体重を上げられなかった」。この冬の好調時にあった96㎏の体重が、大会前の検量時には91.2㎏に。体力が低下し、記録が下がった。試合後は「こんなに体重を落として記録が出ないのはあたりまえ」とうなだれた。しかし、収穫がないわけではない。3本全て成功させたスナッチは元の安定感に加え、3㎏記録を伸ばしてみせた。不安定なジャークの克服と、調整不足の解消が今後の課題だ。次なる舞台に向け、また鍛え直す。

[星川裕也]