(2)第1戦「絶対に結果を残してやろうと思った」/AFCU23選手権2016

2016.02.09
(2)第1戦「絶対に結果を残してやろうと思った」/AFCU23選手権2016
 リオ五輪への切符を懸けた戦いの初戦は日本代表が北朝鮮代表に1―0で辛勝を収めた。右サイドバックで先発フル出場を果たした室屋は序盤から積極的な上下運動を繰り返す。前半5分には、室屋の仕掛けで生まれたCKから植田直通選手(鹿島アントラーズ)がゴールを挙げこれが決勝点に。初戦ということもあり動きに固さも見られたが、室屋を含めた守備陣が90分間集中を切らさず1点を守り切り、難敵北朝鮮を相手に勝ち点3を挙げて上々のスタートを切った。

――スタメン発表は当日のミーティング
室屋「出るか出ないかは微妙だったんですけど、直前に出ると言われました。でも出るからにはそれはチャンスですし、絶対に結果を残してやろうと思いました。トレーニングでも調子は良かったですし、思い切ってプレーしました。まずは開幕戦で勝てたことが何よりも良かったと思います。全体的に固い試合ではあったんですけど、その中で落ち着いてプレーすることができたと思います。」

――決勝点を導く積極的な仕掛け
室屋「立ち上がりは積極的に仕掛けようとは思っていたので、それが得点につながったのは良かったと思います。自分の中でもやれるという気持ちはありましたし、オーバーラップという自分の一つの持ち味でCKを取ることができて、立ち上がりからうまく試合に入ることができました」

――押し込まれる時間が増えた後半
室屋「なかなか追加点が取れなかったですし、全体的に固い試合だったので、とにかく失点をしないことが大事だと思っていました。先制してからは押し込まれる時間もありましたが、試合を通して落ち着いて対応できたと思います。守備の1対1のところでは自分の良さが出せたかなと思います。無失点に抑えられたことは大きかったですし、一つ自信になったかなと思いますね」

――難敵北朝鮮に勝利
室屋「もちろん北朝鮮に勝てたことは大きいですが、北朝鮮というより、チームがなかなか勝てていなかったので、初戦というプレッシャーの中でも勝つことができたのが何よりも良かったかなと思います。まず一つ勝つことでチームも勢いに乗れたのかなと思います」

――スタメン起用に応える働き
室屋「サイドバックで出るからにはフル出場が当然だと思いますし、健くん(松原健選手=アルビレックス新潟)のケガのこともあったので。でもフル出場して無失点に抑えられたことは自信になりました。出るからにはやってやろうという気持ちが強かったです。まずまずのスタートが切れたかなと思います」

[鈴木拓也]

次回はグループステージ第2戦タイ戦を振り返ります。
更新は明日2月10日です。お楽しみに!