18年ぶり男子冬季優勝/東京六大学冬季対抗戦

2016.01.18
 新チームで18年ぶりの優勝に輝いた。4年生の引退後初めての団体戦。多くの選手が調整中という状態だったが、7種目で明大が1位を獲得し、2位の早大と0.5点差という僅差で第5回ぶりの男子総合優勝を果たした。

 明大史上初のインカレ連覇に向けての第一歩を踏み出した。7種目で1位に輝き、さらに明大勢は多くの選手が上位に食い込み得点を稼いだ。なかでも今大会でチームの応援が最高潮に達したのは1500mに出場したルーキー・藤掛遼太郎(法1=八王子)の泳ぎ。全体の順位では3位だったものの「(今大会での)明治での最優秀選手は彼(藤掛)だ」と佐野秀匡監督が言うように、藤掛は自己ベストを15秒ほど更新する15分9秒11の好タイム。そして4月に行われる日本選手権の参加標準記録を突破。好調な泳ぎをみせた。
 新チーム始動の今大会でもインカレ同様に圧倒的優勝を見込んでいた今大会。「優勝は素直にうれしい」(市川昂也・法3=八王子)と選手たちは喜びの表情を見せた。だが、2位早大との0.5点という予想外の僅差には危機感も芽生えた。「このままではインカレ2連覇はできない」(佐野監督)。市川昂も「本当はもっと点差を開けて優勝するつもりだった」というように全力を出し切っての優勝を果たせなかった明大。新チームは「NEXUS」というスローガンを掲げた。個が強くなりその個の力が集まって、チーム力にしていくという意味が込められている。さらなる個々の強化、そしてチーム力の強化を目指し新たな歴史の1ページを刻みにいく。

[村田萌衣子]