
ダブルスコアで高校生に圧勝 2回戦進出でプロへ挑む/天皇杯全日本総合選手権
スターターは齋藤拓実(営2=桐光学園)、會田圭佑(法3=市立柏)、秋葉真司(政経4=能代工)、宮本滉希(政経2=明成)、今川友哲(営1=大阪桐蔭)。
大学生の力を見せた。高校生との対戦となった2016年最初の試合。「チャレンジしてくるフレッシュなバスケ」(秋葉)で高校生らしく速い展開で挑んでくる相手に対し、高い精度の大人のセットプレーで対抗。會田、齋藤の落ち着いた試合運びと、身長の差で優位に立つインサイドの宮本の体を張ったプレーで着実に相手を離した。序盤で差を付けたのが會田の3Pシュート。第1クオーターで4本中3本の3Pシュートを沈め一時15―3の大差を付け、大勝のきっかけをつくった。その後は高確率の3Pシュートと勢いあふれるリバウンドで追いすがる相手に、13人もの選手を出場させる余裕を見せ94―47で危なげなく勝利。高校生相手に力の差を見せ付けた。
多くの選手が経験を積んだ。第1クオーター4分過ぎに黒田章吾(商3=九州学院)が投入されるとその後も盛満拓郎(法2=京北)、小林拓(営1=桐光学園)などフレッシュな選手が出場。短いプレータイムながら8得点を挙げた小林や、ディフェンスで要所を締めた黒田など、各々が爪痕を残した。
プロとの戦いへ挑む。2回戦の対戦相手は三菱ダイヤモンドドルフィンズ。昨年度までの明大エース中東擁する強豪プロチームに大舞台・代々木第一体育館で挑戦する。「秋葉さんと伊澤さんのラストなので気持ちのいいプレーをさせてあげさせて、自分たちも今後新しいチームになっていくので良いスタートが切れればいい」と黒田。先代エースに、成長した姿を見せ今年度の締めくくりへと向かう。
[松井嚴一郎]
試合後のコメント
秋葉
「練習がずっと個人練習だったのでチームディフェンスの練習ができていなくて、2015年やってきたことを出せたかと言ったらそうではなかった。高校生で、チャレンジしてくるフレッシュなバスケをやってくる相手で、それに付き合ってしまったわけではないが、リバウンドとかとれなくて良くない部分はあった。そういったフレッシュさは見習わないといけない。そういった相手をいかに弾き飛ばすかが大事で、ほぼ新チームではあるけど下級生が多く出てるチームなので満足することなくやってほしい。今日は初心に戻る意味で本当に良かった。学生バスケは最後だし、明治だからできることがあると思う。去年オールジャパンで泰斗さん(中東)を見てきっかけをつかんで1年がスタートした。だから自分にも魅せる責任があると思う。去年のオールジャパンでは泥臭い部分を評価されてたけど、1年経って戻ってきてプラスアルファの部分ができたと思う。年初めにバスケができることに感謝もあるし、まさに初心の場所。(母校能代工がウィンターカップ3位に入って)すごい刺激になるし自分の泥臭さの原点。12月1月はいい時間を過ごせている。今日の高校生のようにチャレンジして、最後はいい意味で気持ち良く、自分自身も上に進むので感謝を込めてぶつかっていきたい。来年以降もここに来ることが目標になる。残り少ないけどまだまだ吸収できることはある。全部吸収して、代々木第一は初めてなので緊張はすると思うけど楽しんでやりたい」
黒田
「ずっとBチームでやっていて、インカレが終わってからこのメンバーに入らせてもらって、正直オフェンスの形がまだあまり理解しきれていない状態なのでその分ディフェンスを頑張ろうと思って試合に臨んだ。自分のことで今はいっぱいいっぱいなんですけど、ガードは周りを生かさなければいけないポジションなので、全体にもっと視野を広げていかなきゃいけないと思った。ずっと試合でやっていなくて試合感覚がまだなくて、オフェンスの誰がどういうプレーをしたいというのがまだ噛み合ってなくて、自分のミスで崩れていたところもあったので練習中から声を掛け合ってやっていきたいと思う。今日は高校生とだったので、大学生にないスピードがあった。相手は小さかったので中を意識したり、相手の弱点をつくことはできたと思う。(1年生が奮闘していたが)小林は同じポジションなので負けない気持ちを持って全体のレベルもあげていけたらと思う。明日は何倍も相手のレベルがあがるので、持ち味のディフェンスを出して、ターンオーバーをなくしたい。この大会が秋葉さんと伊澤さんのラストなので気持ちのいいプレーをさせてあげさせて、自分たちも今後新しいチームになっていくので良いスタートが切れればいいなと思う。一対一で負けないというのを抱負として頑張っていきたい」
小林
「今日出ることは言われてなかったけど、高校生が相手でチャンスはあるのでいつでも出れる準備はしていた。高校生とやるのは変な緊張というか、勝たなきゃいけないので意識はあった。相手は最初から速いプレーしてきてて、3ピリではそういう疲れとか出てきてたのでそこを攻めれた。1年間練習してきたことがここで出せたと思う。ただ今日は高校生とだからできたことがあったり、相手の強さだったりを意識せずにできた部分もある。リーグ戦とかではもちろん大学生と、実力のある人たちと戦っていくから、そこで対等にやっていく力を付けていかなければいけないと思っている」
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