
野田が元旦V! 塩島も4位入賞/元旦競歩
毎年1月1日の元旦に行われる今大会に高橋拓也(法4=西条農)、塩島亮太(法3=豊科)、野田明宏(商2=清風)、大楽享平(文1=滋賀学園)の4名が出場。調整を合わせてこなかったものの、野田が1位、塩島が4位と好成績を残した。
野田が堂々の優勝を果たした。スタートしてから神宮外苑絵画館周回コースを2周した時点で他選手を置き去りに。「誰もついてこなかったのは想定していなかった」(野田)と鈴木(富士通)も出場した前回大会とは異なり、誰も野田のスピードに付いていけず。これにより20kmのレースの大半を一人で歩くこととなった野田は目立ってしまい、「少し歩形気にして上げ切れなかった部分もある」(野田)と審判の目を気にして中盤のレース運びに苦労する。しかし危惧していたほど注意は受けず、終盤にはペースを上げ、そのまま1位でゴール。2016年の始まりを優勝で飾った。今大会はあくまで2月の全日本選手権への調整という位置付けだが、「優勝できたのは良かった」(野田)と頬を緩めた。野田が見据えるはリオデジャネイロ五輪の選考も懸かっている2月の日本選手権だ。「勝負する」(野田)とすでに気合は十分なようだ。
塩島は自己ベストで4位入賞。これで3度目の出場だが、過去2度はともに失格に泣いた。しかし今年は無事に完歩成功。レースの終盤でペースをガクッと落としてしまったが、試合後には「歩き切れたことが素直にうれしい」(塩島)と何よりも先に完歩への喜びをあらわにしていた。また12月の第1回国士大長距離競技会の1万mWでも自己ベストを更新しており、調子は良好。「後輩の野田と切磋琢磨しながら自己ベストを上げていき、明大記録も狙いたい」(塩島)。今年の抱負へ向け幸先いいスタートを切った。
[渡邊弘基]
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