スケート部(フィギュア部門) 全日本開幕 大舞台で紫紺の魂ぶつけろ

 明大から4人のスケーターが最高峰の舞台に立つ。北海道・札幌市で全日本選手権が開幕。男子では野添紘介(商4=東福岡)、梶田健登(政経1=明大中野)、佐上凌(商1=武蔵野)の3人が、女子では西野友毬(政経4=武蔵野)が出場する。世界最高得点を更新した羽生結弦(ANA)、今季競技復帰を果たした浅田真央(中京大)ら注目選手も出場する大会で上位を狙う。

ラストイヤー
 女子の西野は東日本選手権3連覇を果たし、最後の全日本に臨む。昨年はジャンプの回転不足が響き総合14位に終わったが、今年は調子が安定し3大会連続で優勝。1月のインカレでは前人未到の4連覇に期待が懸かるが「ノーミスで楽しく」。最後の大舞台で、その姿を見せつけたい。
 男子の野添もラスト全日本。東日本選手権では自身最高順位の4位で出場を決めた。持ち味のトリプルアクセルを軸に、安定感のあるジャンプと力強いスケーティングで上位を狙う。「悔いの残らないように」、一瞬を楽しむ。

新勢力に注目
 ルーキー2人の活躍からも目が離せない。佐上、梶田はともに東日本選手権で会心の演技を見せ、全日本への切符を手にした。「練習してきたことを出すだけ」(佐上)「同世代に打ち勝ちたい」(梶田)。今勢いのある新星が、群雄割拠の男子フィギュア界に割って入る。

【記事・石渡遼 レイアウト・橋本杏菜】