(6)インカレ瓦版

 大学日本一への戦いが始まる。12月18日から3日間かけて行われる全日本大学対抗選手権。各大学から各階級2人までの8選手が出場し、順位による総得点を競う。明大は過去9回の優勝を誇る古豪ながら、インカレ制覇からは長らく遠ざかっている。13年ぶりの優勝に向け、チームの思いは一つだ。

急成長
 1年間を出し切る。驚異的な成長を見せた今年度。全員で1㌧記録を伸ばす目標を半期で達成した爆発力は本物だ。全日本学生個人選手権で2連覇を果たした西岡翔吾主将(政経4=洲本実)をはじめ多くの選手が各大会で表彰台に上った。中でも急成長を見せる2年生は4年生からの期待も高い。上野祐脩(政経2=東京学園)は東日本学生個人選手権で自己新記録を挙げ、2位以下を大きく引き離し優勝。松本康貴(政経2=常翔学園)は全日本学生新人選手権で初挑戦の94㎏級で2位。チームに勢いをもたらす下級生は、インカレ制覇に向けカギを握る存在だ。

集大成
 己の力を発揮する。「団体も個人も優勝を目指して頑張る」(吉川琢磨・政経4=明石南)と最後の大会への思いは強い。1年間ケガに悩まされた吉川。スナッチでの日本記録更新への挑戦にも期待が懸かるところだ。各選手が実力を発揮できるよう、サポートメンバーも全力で盛り上げる。
昨年度を超える成績を。昨年度は総合7位、各階級でも優勝者はなしと納得のいく結果にはならなかった。日大、法大らをかわし今年こそ大学日本一へ。集大成の舞台で表彰台の真ん中を捉える。  

【谷澤優佳・板橋祥子】