(9)決勝トーナメント進出へ! 勝負の3日間が始まる/全日本選手権

2015.12.10
 歴史をつくったホッケー部の今年度最後の戦いが幕を開ける。12月11日から全日本選手権が開幕。明大は日本最強集団・名古屋フラーテル、インカレ3位・天理大、社会人選手権4位のALDER飯能と対戦する。全日本のトップチームが集まる大会で、明大ホッケー部が決勝トーナメント進出、1962年以来となる全日本制覇を狙う。

学生らしさ
 持ち味を十分に発揮する。「俺たちは学生だから。走り負けるわけにはいかない」(大嶋雄飛主将・文4=今市)。日本リーグに参戦していない明大にとって全日本選手権は社会人チームと公式戦で対戦する唯一の大会だ。技術力が高い社会人チームは定期的な練習が取りづらい環境であるだけに、普段から走り込んでいる学生が走り負けるわけにはいかない。さらに「インカレ準優勝はチームの自信になっている」(大嶋雄)。天理大に勝利し、27年ぶりのインカレ準優勝が選手たちにトップチームとも戦える確かな自信を与えている。

勝負の初戦
 「負けないホッケーをしたい」(大嶋雄)。グループリーグは勝てば勝ち点3、引き分けで勝ち点1を獲得できる。決勝トーナメント進出のためには負けずに勝ち点を積み重ねていくことが重要だ。それだけに「初戦を楽に勝つということが大切」(岩井宏将・営4=岐阜総合学園)。初戦のALDER飯能は日本代表FWの北里謙治を擁するだけに簡単に勝てる相手ではない。だが、天理大、名古屋フラーテルと強豪との連戦が続くだけに初戦で大差をつけることが重要だ。「リーグ突破の自信はある。大学生の意地を見せたい」(大嶋雄)。難しいリーグ戦を戦い抜き、グループリーグ突破で今年のホッケー部がまた新たな歴史を切り開く。

[常光純弘]