3季ぶり対抗戦優勝
勝利の瞬間、3年ぶりの明早戦勝利と3年ぶりの対抗戦優勝に秩父宮が沸いた。101人の中村組は二つの快挙に喜びを爆発させた。
「伝統の一戦」に明治が新たな歴史を書き加えた。対抗戦のこれまでの戦績から明治の圧勝もささやかれたが下馬評は覆り最終スコア32―24と接戦を繰り広げた。前半10分のフルバック田村煕(営4=国学院栃木)のペナルティーゴールから堅実に試合を展開。後半35分を過ぎてから自陣ゴール前を脱出できない時間帯が続いたが、切らさず我慢し続けた明治に軍配が上がった。この結果、明治は対抗戦を6勝1敗で終え、帝京大との同時優勝が確定。試合後の大歓声の中、グラウンドに立つ選手たちは飛び跳ねて喜んだ。
今日、メンバー入りしていた4年生11人全員が試合に出場。「早稲田に勝てたことがうれしい」とフッカー中村駿太主将(商4=桐蔭学園)は力を込めた。この試合でも活躍した田村は「本当にうれしいの一言に尽きる。この試合に出ることだけでも本当にすごいことで、それに勝って優勝して。今日明日ぐらいは素直に喜んでいい結果だと思う」と口元を緩めた。
課題の見つかる内容だったが、対抗戦優勝を弾みにここから勢いをつけたい。来週から始まる大学選手権で頂点を勝ち取るのは明治だ。
【荒井希和子・三浦亜優美】
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