(9)4年生対談①

2015.12.03
(9)4年生対談①

 12月8日の開幕が迫ったインカレ。明大は関東第2シードとして10日の2回戦から出場する。今回は12月3日から全7回で、4年生3組の対談、越川芳明部長、三浦佑介ヘッドコーチ、4年生マネジャー二人のインタビューをお届けします。明大の初戦である10日の前日には瓦版を掲載します。
 リーグ戦、総理大臣杯は共に準優勝に終わり、3冠を掲げたシーズンも残すはインカレのみとなりました。最後の大会でのタイトル獲得に懸ける熱い思いを語っていただきました。
 第1回は、4年生として今年1年間チームの中心として戦ってきた小池佑平(営4=セレッソ大阪U18)、髙橋諒(文4=国見)、山越康平(法4=矢板中央)の対談をお送りします。

――今シーズンここまでを振り返っていかがですか
小池
:早かったですね。4年目が一番早かったかなと特に思います。
髙橋:佑平の言うとおり早かったですし、シーズン始まる前に3冠を取るって言っておきながら、ここまで準優勝が二つなのでインカレに懸ける思いは強いですね。
山越:ケガをしていた分、練習をやっていなかったので早く感じますね。
小池:4年目は特に1年が早かったよね。
山越:早かった。

――今シーズンで印象に残っていることを教えてください
小池
:試合はある?強いて言うなら流経戦かな、大臣杯の。俺出ていないですけど(笑)。
山越:俺はアミノバイタル優勝した時かな。筑波大戦。
髙橋:ヤマ出てない、、、(笑)。
山越:出ていないすけど。優勝した時はうれしかったですね。

――4年生はどんな学年でしょうか
小池
:あんま仲良くないですよ(笑)。まあそれは嘘なんすけど。嘘ですよ(笑)。
髙橋:あんまり一緒にはいないすけど、サッカーの時はまとまるよね。みんなアツいし、言いたいことはしっかりと言い合っています。
小池:あとは卒業旅行が控えています。めっちゃ楽しみですよ。

――昨年の4年生に言われたことで印象に残っていることはありますか
小池
:優勝しろよみたいなことは言われました。
山越:特にこれっていうのはないですけど、やっぱり優勝してくれということは言われました。

――4年間の寮生活での思い出を教えてください
小池
:何よりも1年の時の仕事がきつかったですね。あと最初はマジで嫌だった。体調悪くなるし。
山越:俺も嫌だった。汚いし。寮生活が初めてったので最初は本当に辛かったですね。
髙橋:僕は大丈夫でした(笑)。結構最初から楽しんでいましたね。
小池:何よりも便座が冷たいのが耐えられなかったですね。実家だと温かいじゃないですか。
一同:(笑)

――後輩たちはどんな後輩でしょうか
小池
:ほんま舐めてますよ(笑)。俺らが1年の時はビビっていたというか、ずっとカーテン閉めてましたからね。辻(拓也・文1=徳島市立)とかいきなり入ってきて「ほんまに言うとんすか」とか言ってましたからね(笑)。
髙橋:でも寮生活で仲良くやっている分、サッカーのところでは自分の意見が言いやすいと思いますし、自分のプレーというのが出しやすいのかなと思います。

――神川総監督の盛岡監督就任はいつごろ知られましたか
小池
:公式でリリースされた時ですね。僕たちも他の人と同じタイミングで知りました。
髙橋:でもプロに行くかもという話はうすうすあったので。きたかっていう感じではありましたね。
山越:神川さんが来年から明治にいないのかということは思いましたね。
髙橋:あまりプロの監督にはいないタイプなので楽しみです。あと試合もするかもしれないので。神川さんが相手になることがあまりないので怖いです(笑)。
小池:削ったりしたらまじ叫びそうやな(笑)。

――神川総監督はどういった方でしたか
小池
:とにかくアツい人です。かなり情熱的な監督でした。
山越:アツいというのもありますし、切れたらめっちゃ怖いです。
小池:最初の方とかまじで怖かったよな。
山越:試合中とかもミスしたら、まず最初に監督の顔を確認していましたね。
一同:(笑)
小池:サッカーの技術とか戦術もそうですけど、人間性を広げる話をしてくれたりという部分では神川さんだから教えてもらえたのかなと思いますね。今となってみれば本当にそう思います。
髙橋:サッカーの本質、3原則であったりというのが一番根付いたと思います。
山越:試合前のミーティングでも身が引き締まるというか、自分たちのモチベーションが上がる言葉を掛けてくれました。そういった印象が強いですね。

――副将としての小池選手はどういった存在ですか
髙橋
:サッカーの時は佑平もアツイですし、練習中とかもやってないやつには厳しく言ったりしていますね。僕とかヤマはそういうタイプじゃないのですごく助かっています。
小池:初めて俺のこと褒めたな(笑)。
山越:副キャプテンですけどキャプテンみたいにチームを引っ張っていますね。
(兄貴キャラというイメージも強いですが)
小池:そんな意識はしてないっすよ。みんながそういう風に仕立て上げた。でも昔からこんな感じなんですよ、自分を主張したいんですよね(笑)。

――小池選手から見た山越選手、髙橋選手の印象は
小池
:ヤマは仕事の時色々ありましたね。俺が怒ったりもしました。
山越:怖かったー(笑)。
小池:でも仕事が終わる頃にはヤマも人に指摘するようになっていた。プレーに関しては同じポジションで、誰が見てもすごいのでプロに行っても頑張ってほしい。
山越:(笑)
小池:諒は――。こいつはどうしようもないですね(笑)。でもプレーヤーとしては雲の上の存在なので。人間としては少し問題がありますけど(笑)。なんか俺がご飯誘ってここ行こうって言っても文句しか言わないんすよ。
髙橋:佑平は店選ぶセンスがないんですよね。

――入部当初はどうでしたか
髙橋
:忠実なしもべでした(笑)。
山越:全然仕事ができなかったですね。
髙橋:ただ従っていましたね(笑)。
小池:今考えたらみんな責任感あった方じゃないんすかね。4年になってみるとそう思わない?でも入部したての時はみんな探り探りでしたね。下川(照平・政経4=横浜FCユース)とか、ない知識をあるように語っていましたからね。
一同:(笑)

――4年間で特に変わった方はいますか
小池
:いるかなー。でも変わったのって諒とかヤマじゃない?
山越:そうかもしれない。
髙橋:達也(鈴木達也・商4=柏レイソルユース)じゃん?
小池:変わってないやん(笑)。
え、諒とかヤマじゃないすか、ほんまに。二人とも前に出るタイプじゃなかったですから。
髙橋:入寮したての時はおとなしく隠れていました。でも時が経つにつれて自分を確立できるようになりましたし、何よりも佑平に出会えたことが良かったです(笑)。
小池:なんでやねん(笑)。

――私生活の3人はいかがですか
髙橋
:僕は誰とでも仲が良いです。
小池:でもやっぱり部屋で仲良くなりますね。
山越:後輩でも部屋が一緒だと仲良くなりますね。タテの関係は強いと思います。

――最後にインカレへの意気込みをお願いします
山越
:タイトルが取れていないですし、これが最後なのでインカレで優勝して最後はみんなで笑って終わりたいです。
小池:僕はこれでサッカーを辞めるのでみんなで優勝したいのが一番ですし、このメンバーなら取れるって思っているので「最後に笑うのは俺たちだ」ということを全世界に証明したいです。
一同:(笑)
髙橋:インカレはこの4年間あまり良い成績が残せていないので、これだけのメンバーがそろっていて自信もあるので有終の美を飾ります。

――ありがとうございました。

次回は4年生マネジャー2人のインタビューです。更新は明日12月4日です。お楽しみに!

[鈴木拓也・渡邊弘基]

◆小池佑平 こいけゆうへい 営4 セレッソ大阪U18出身 173cm・68kg
◆髙橋諒 たかはしりょう 文4 国見高出身 168㎝・60㎏
◆山越康平 やまこしこうへい 法4 矢板中央高出身 182㎝・75㎏