
宮口が意地の3位 奥田、永井は両スタイル表彰台ならず/東日本学生秋季新人戦
シードで初戦となった2回戦を13―4、準々決勝を9-1といずれもテクニカルフォールで破り表彰台を決めた宮口。それでも満足はしていなかった。「その上をいかないと」。覚悟がにじんでいた。それまでの2戦とも格下相手だったため、準決勝を勝負所と捉えた宮口。試合こそ0-8のテクニカルフォール負けを喫したものの実力者相手に立ち向かう気迫を感じさせる試合だった。
今シーズンはケガが多く、これまで思うような結果が残せなかった。奥田、永井、平嶋礼智(文1=玉名工)といった1年生が結果を残す中「自分が活躍できなかったのが悔しかった」という。そのため今シーズン最後となる大会に懸ける思いは強く、何としても先輩としての意地を見せる必要があった。試合後は準決勝の戦いを反省しつつも「3位になれて少しは先輩らしくできたかと思う」と振り返った宮口。主軸を担う学年になる来シーズンに向け、結果を残したことは自信になったようだ。来年に向けては「JOCがあるので本当に優勝できるようにしたい」と力強く宣言。勝負の年となるシーズンに向け、初戦となる大会で弾みをつける。
試合後のコメント
宮口
「今回は山が良かったので3位までは行けるだろうと思ってて、その上を行きたかったんですけど。やっぱり強かったです。次への反応が早いというか、強い選手って次の動きが早いんですけど、自分はまだ動きがばらばらで。そこをもっと連動させていかないとだめだと思います。(昨年に比べて)去年の試合は2試合とも1-0とか2-0とかのロースコアの試合が多かったんですけど、今年はフリーでも8-0で勝ちましたし、グレコもどちらともテクニカルフォールで勝つことができたので。少しは攻撃ができるようになったかなと思います。去年は守る時は守ることしかできなかったんですけど、攻撃をしながら守るというのが少しずつできるようなってきたと思います。不利な体勢からでも得点ができるようになったのが要因だと思います。(今シーズンは)春にケガをしてしまってインカレの時にも親指をケガしたりして、ケガが多かったと思います。その間奥田とか永井とか平嶋とか1年生がどんどん活躍していて、自分が活躍できなかったのが悔しかったので、ようやくこれで3位になれて少しは先輩らしくできたかと思います。それでも3位より上にいかないといけないです。(来年)自分はグレコの方で上位に行くことが多いので、それだったらグレコでもっと上にいきたい。JOCは来年もあるので、本当に優勝できるようにしたいです」
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