室屋がリオ五輪代表生き残りへアピール/強化試合(U22日本代表対湘南ベルマーレ)

2015.11.27
室屋がリオ五輪代表生き残りへアピール/強化試合(U22日本代表対湘南ベルマーレ)
 来年1月に迫ったリオ五輪アジア最終予選突破を目指すU22日本代表生き残りへ、室屋成(政経3=青森山田)が存在感を見せた。11月23日から26日まで神奈川で強化合宿を行ったU22日本代表。最終日には湘南ベルマーレとの強化試合を行い、結果は1-1のドローに終わった。10月の佐賀での強化合宿に続き現役大学生で唯一の選出となった室屋は、右SBで先発。メンバー全員が起用される強化試合ということもあり、前半の45分という限られた時間でのプレーとなった。

 攻撃的SBとして存在感を放った。持ち味であるオーバーラップから高い位置でボールを受け、クロスを上げる場面も見られた。立ち上がりはテンポの良いパス回しで湘南がリズムをつかみ、室屋も守備に追われる時間が多くなった。それでもカウンターの好機と見るや、持ち味であるサイドのオーバーラップを試み続けた。「攻撃の面ではだいぶ自分の動きが出せるようになってきました」と上々の手応えだ。
 求めるのはさらに高い精度だ。クロスボールこそ上げたが、得点を導くものとはならず、1対1の場面でも完全に振り切ることはできなかった。合宿を終えて「全ての質をもっと上げていかないといけないと思います」と室屋。ハイレベルな環境でもまれ、また一つ課題が見つかった。「チームに帰ってまた次に向けて調整していきたいです」と前向きに代表生き残りへアピールを続けていく。

[鈴木拓也]

試合後のコメント
室屋

「攻撃の面ではだいぶ自分の動きを出せるようになってきました。ですが自分の動きはできていても、ゴールに直結するようなプレーはできていないのでそこがまだまだだと思います。(合宿を通しての成長は)周りのレベルが高いので、今日の試合でもそうですけど、練習の中でも一つ一つのパスだったり、コントロール、全ての質をもっと上げていかないといけないと思います。試合に関して言えばもっと自分を出せたかなと思いますし、今日はあまり良くなかったので、チームに帰ってまた次に向けて調整していきたいと思います」