
東洋大を5―3で下す 優勝決まる中大戦へ/関東大学リーグ戦
反省を生かした。第1ピリオド6分で永井がGKの弾いたパックを押し込み先制点。早大戦では立ち上がりの悪さとチャンスを生かせない悪い明大が浮き彫りになり0―1で第1ピリオドを終えていた。しかし「1ピリから早稲田戦のようにはならず、エンジン全開でいけた」(松本)。この試合ではスコアこそ第1ピリオドを1―1で終えたが、序盤から積極的に攻めの姿勢を見せ、決定機を量産。第2ピリオドでも勢いは衰えることを知らない。10分にFW府中裕也(商1=武修館)が右サイドから駆け上がり、ゴール前で打ったシュートを相手GKに止められるも、工藤が押し込みゴール。さらに直後、相手のミスからパックを奪った松本はそのままDFをかわしながら追加点を挙げ、2試合連続得点とチームの得点源へ成長。連続得点で東洋大を一気に突き離した。前のめりになったことで3失点を許したものの「今日は全員余裕を持ってやれた」(永井遼)。最終節中大戦に向け良い形で終えることができた。
最後に待つのは運命の中大戦だ。明大の勝ち点は31、首位を走り続けた中大は34。引き分けでも勝利が決まる中大に対し、勝利しか許されない明大だが「最後勝てなかったら今日の勝利も何も意味を持たなくなってしまう」(永井)。春の関東大学選手権での借りを返さずに終れない。優勝するのは明大だ。
[渡邊弘基]
試合後のコメント
永井遼
「(試合を振り返って)秋リーグで初ゴールできて嬉しかったです。自分の役割を果たせたし、ほんと良かったです。ケガも重なったんですけど、どうしても決めたかったです。パワープレーで他の4人がいい形を作ってくれて僕はゴール前にいて後は叩くだけでした。東洋のチェックもプレッシャーが来ているようで、フィジカルもあまり来ていませんし、前回の早稲田でかなり苦労した分、今日は全員余裕を持ってやれました。(直後の失点は)ちょっとイケイケムードだったので、攻めに神経が行き過ぎていた部分もありました。そこは改善点です。(2点目は)良いパスが来て後は触るだけでした。(松本の活躍がここ最近目立っているが)本当に頼りにしていますし、この間も同点ゴール決めてくれましたし、今日も1点決めてくれました。この年代だと完全に一番うまいFWだと思います。(中大戦に向けて)中央だけを考えてやってきたので、最後勝てなかったら今日の勝利も何も意味を持たなくなってしまうので、必ず勝って優勝したいです」
大津
「最初先制点決めて、追い付かれてしまったんですけど、その後は矢板の好セーブがあって助けられました。矢板がチームを勝利に導いてくれた形ですね。(引き分け以下で自力優勝が無くなる状況でしたが)個人的にもチーム的にも追い込まれたという事はなくて、東洋は勝てるだろうという気持ちでしたいし、緊張感もなく勝つプレーはできたかなと思います。(東伏見の試合も残り一戦ですが)ついこの間入ってきて、1年生の中でフレッシュなホッケーをして自分のことばっかり考えながらパックに向かって走っていた自分がこのリンクでやる試合、練習も今週いっぱいって考えると、また色々詰まっています。そういう風に考えれば考えるほど背負ってしまうのが自分なので、簡単に大きなもの背負ったりしないで4年生皆でもう一回チーム見つめなおして頑張っていきたいと思います。ずっと2強といわれた中、ずっと今年は負けてきているので、中央に勝ってこそ優勝だと思います。どんどんプレッシャーをかけ、先手先手で先にゴール、パックを取る、チェックをすれば明治の良いホッケーができると思います。それができたときに中央には勝っているので、そういったホッケーができればなと思います。(中大戦の意気込み)必ず優勝して下級生に味わってもらうのと、保護者に恩返しできればいいなと思います」
松本
(試合を振り返って)最終的に荒れたゲームにはなったんですけど、一ピリから早稲田戦のようにはならず、エンジン全開でいけたので良かったと思います。得点を意識することはもちろんしていたので、たまたま一昨日も今日も入ったので良かったです。(自分でゴールまで持っていくことが多かったが)パワープレーの時は『裏からセットした時はお前行け』となっていて、5対5の時は自分で持っていってカットされることが多いのでなるべく散らばせるようにはしています。でも上から見ていてそう見えるなら、意識はしてないですがそうなんだと思います。(東洋大のフィジカルプレーは)フィジカル面では負けていなかったですが、反則がどちらも多くどちらもいらついていました。最初に気持ちを抑えるチームが勝てると思うので、感情的にならずチームのために頑張りたいです」
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