4年生涙と笑顔のインカレ 男子準V女子6位/全日本学生ライフル射撃選手権大会
男子
最高の射撃も強敵に一歩及ばなかった。大会は初日から明大、日大の両校が他を引き離し一騎打ちの様相に。4日間にわたって行われた熱戦の結果、AR10mS60でシーズンベストを11点上回る1841.7点を記録しSBR50m3×40では齋藤暢哉(農4=仙台育英)、玉城弘也(商3=興南)が学生試合においての自己新記録を出すなど明大はここ一番での底力を見せた。しかし秋関東王者・日大の壁は厚かった。最終的には3種目全てと総合団体で1位日大に次ぐ2位に。2強対決の軍配はライバルに上がった。
「悔しい思いもあるがよく戦えた1年だった」(佐橋朋木監督)。課題としていたARでは今年急成長を遂げた柳川由太郎(法2=明大中野)やルーキーの石田裕一(法1=金沢辰巳丘)ら下級生が台頭。レギュラーを1、2年生で固定し、安定感のある上級生がSBRに専念することが可能に。AR、SBRの3種目をほぼ同じメンバーで回した日大に比べ一人一人に掛かる負担は減り、パフォーマンスが向上。今シーズン一番という総合7044.1点をたたき出した。「エアーがそろってくれたおかげでだいぶいいところまでいけた」(嘉山豪・理工4=海老名)と日大にこそ惜敗するも、3位以下を圧倒する原動力となった。
下級生次から活躍してきたエースが最後の大会を終えた。嘉山は2種目でチームトップの成績を残すなど安定の射撃は健在。しかし男子最終日の50m3×40Mでは「いろいろ思い過ぎて」と、三つの姿勢をこなすこの競技で一つの姿勢が終わるたびに涙する場面も。それでも最後の立射では右隣で銃を構えていた「親友みたいなやつ」という日大の主将が目に入り「こいつらと戦えてよかったとか、いいところで撃たせてくれてありがとうとか思ってたらすごく落ち着けて点数にも結び付いた」。一発一発が苦しかったというが、最後は10点を決めてファイナル出場を決めた。「ここまでこれたのも1年間みんなが頑張ってくれたからかな」。感謝で4年間の学生射撃生活を締めくくった。
女子
「結果よりも出られたことに意味がある」(小畑まゆ・国際3=園部)。昨年は団体での全日本出場を逃したが、「今年は何としてでも出たい。先輩を全日本に連れてきたい」(時田亜也加・農3=鶯谷)と並々ならぬ思いを持って臨んだ秋季大会でチーム一丸となり、全日本へとのし上げた。結果は6位と満足のいくものではない。大舞台で独特の雰囲気にのまれ、本来の実力が出せない選手が多かった。しかし代えがたい満足がある。それは先輩の勇姿を見られたことだ。最後の大会でしっかり決めて締めくくる4年生の姿に「先輩方の背中がすごく大きく見えた」と平奈留美(政経3=太宰府)。同時に「自分たちの次の時代が来るんだな」(平)と自覚の心が芽生えた。新たな代となっても目指すことは「アベック優勝」と変わらない。先輩の意志を受け継ぎ、来年こそは悲願を成し遂げてみせる。
来季の優勝に欠かせない、新たなピースが現れた。小澤が50mP60Wで612.0点を叩き出し、1位入賞を果たした。佐橋監督は「(優勝を)獲るとは思わなくて伏兵現るという感じ」と驚きながらも「終始安定した点数。60発同じ競技で撃つというのは結構大変。非常に評価したい」と語る。新戦力の台頭、レギュラーのさらなる成長で、団体女子が、まずは春の関東大会で花開く。
新主将の玉城を中心に据え新体制がスタートする。玉城は今大会でも冷静さを武器に50m3×40で個人2位入賞を果たした明大屈指の実力派だ。「最終目標はみんな同じところを向いていると思うので、自分が引っ張っていけば周りも自分の気持ちを見てついてきてくれるだろうというのはある」。長い冬のオフ期間は基礎練習などでレベルアップを図る。先輩たちが果たせなかった最終目標へ。覇権奪回へ向けた第一歩を踏み出した。
☆妥協は罪☆
嘉山が部員全体に論じている言葉がある。それは「妥協は罪」だ。日頃の行動でも射撃に結び付くという持論を持っている嘉山にとって、常に何事にも手を抜くことはない。射撃の実力、意識の高さともに学生の域を凌駕(りょうが)している嘉山のこの言葉に時田は「練習も勉強にも、全てにおいて手を抜かない嘉山さんが言うと何も言えなくなる。すいませんとしか言えない。本当にすごい」と脱帽。言葉、そして腕前で引っ張ってきたこの男が部に与えた影響は計り知れない。常に改革を成し遂げてきた嘉山の学生競技人生が幕を閉じた。
[原大輔・木村亮]
試合後のコメント
佐橋監督
「自分たちが春関秋関、全日本選抜含めて自分たちの射撃というのをどこまでできたのかなというのが基本なんですよね。だから自分たちの射撃を一番プレッシャーのかかるところでどういう風にやっていくのか、それはやっぱり練習量、経験だと思うので監督してはそういうところでケアしていきたいなと思っていました。今年から球代は無料にしていますし、バックアップ的なところ、練習環境を少しでも自分たちがやる気になればできるような環境にしていきたいと思ってきました。(4年生に対する思い)特に今年は私が正式に明治の監督になって1年目ということで、私としては思い入れのある1年間でした。男子はエアーとSBで分けて考えていて、こと学生の団体に関しては、決められた期間で3種目撃つというのは非常にストレスがあるんです。そういった中でエアーというのは高校生から撃っているメンバーがしっかりと撃てるし、SBに行く一歩手前という状況でメンタル的に良い位置に来ているのが下級生だと思うんですよね。なので全日本を全員で戦うという意味では実力があれば下級生でも出てくるし、きっちりとみんな実力が出せたという風に思っています。今回に関しては自己新記録というのも出ましたし、評価としてはみんな本当に頑張った全日本だったのではないかと思います。嘉山は泣きながら撃っていましたけど彼が持っている実力はしっかり出してもらったのかなと思います。エアーでも頑張って撃ってたし。齋藤は練習時間が少ない中自己新とか撃ってましたし、最後にきっちり合わせてくれたのかなと思います。秋関から全日本まで時間はそんなに長くなかった中で秋関で反省点があったのをみんな全日本に合わせてきちんと修正してくれたのかなと思います。明治って不思議で全日本に対する思いというのはどの大学よりも強いと思うんですよ。それは私もずっと見てて思うんですけど、全日本できっちり撃って優勝したいという思いが他大より毎年毎年変わらず強いというのが明治の良いところだと思うんですよね。ここまで集中してここまで終わって感極まって泣くのか、悔しくて泣くのかわかりませんけど感情表現が最後できるというのは特に4年生は4年間しっかりと射撃に打ち込んできた証なんじゃないかと思います。(3種目でも総合でも1位日大2位明治)図らずもそうなってしまいましたね。結果としては全部2位ということで日大に軍配が上がったということになると思うんですけど、秋関から全日本に向けての伸び方というのがかなりちゃんとしてきたのかなと。全日本は毎年毎年全日本だから非常な緊張感の中で相手も戦ってくる中で非常に自分の射撃がなかなかしづらいですよね。そういった中で自分の射撃をしてくれたというのは、順位は2位だし、点数は日大に対して27点くらい低いのですがやっぱりここまでよく戦ってくれたなというのは思います。よく戦った結果として点数が出て、比較したら日大の方が今回は実力があったということなんですけど、我々としては悔しい思いもありますけどもこの秋関から全日本まで、トータル1年含めてよく戦えた1年だったという風に思います。初日から日大との一騎打ちになったのですが非常に珍しくて、それは日大、明治両大学目指しているものが違ったので最後までお互い一騎打ちができたのかなと思いますね。女子は久しぶりの全日本出場というところもあったんですけど、結果としては6位だし、実力は出し切れてなかったところも実際あったと思うんですよね。もう少し頑張れる点数ではあったと思います。ただ監督としては来年、再来年に向けては第一歩を踏み出せたと思っています。順位というよりはこの結果をまた来年1位ずつ上げていきたいなと思います。小澤はプロウンで(優勝を)とるとは思わなくて伏兵現るという感じでしたね。プロウンでしっかり点数を出せるのはちょっとびっくりしましたね。点数的にも終始安定した点数で多少の波はあるけど安定してますね。60発同じ競技で撃つというのは結構大変なんですよね。そういう意味ではきっちり撃ったと思います。非常に評価したいですね。あとは私としては1年生の劉が頑張ったと思います。すごく緊張しいの子なんですけどきっちりと撃ちましたからね。彼女は最初からレギュラーを張ってもらって、最後までやってくれたというのは感謝しています。来年以降も間違いなく中心になってきますし期待しています。我々はエアーが弱かったんですよ。エアーの強化はコーチ陣とも話していて第一課題だったんです。そういった意味で電的を入れたり強化をしていました。その中で1年生が安定して点数を撃ってくれたので非常に我々として良かったと思います。SBに行ったら上手く撃てるという流れをつくっていきたい、そのためにエアーをしっかりしていかないと安定感がないんですよね。1年前に今の4年生とチーム編成とか話し合ってこの1年間臨んできたんですけど、正直久家を主将にしてね。それは男女一緒に動くという中で久家がチームの方向性を決めてほしいというか、全てを任せたいという私の強い思いだったんです。そこがこの1年間しっかり彼女が導いてくれて他の4年生がサポートしてくれて一丸となって目指してくれて、それが全日本選抜優勝できましたし、全日本学生は男子2位でしたけど、そこは今の4年生に感謝したいなと思います」
嘉山
「向こうは種目を兼ねる人たちが多かったので、そうすれば体力の面で疲労とかあると思ったので、こっちは人をつくってSBはSBで、エアーはエアーでと分けてレギュラー組めたので、そこまで体力とか負担もなくレギュラーの種目に専念できるのかなと思って、そこが日大のスキだと思いました。自分たちはプレッシャーを感じずいつもどおりの力をここで出せば勝てると思ってたので、そういう気持ちでやりました。エアーの3人がそろってくれたおかげでだいぶいいところまでいってくれたので、みんなすごい良いスコア出してくれました。自分はまず射座に入って競技して、射座から出る時には必ず自分が出し切って納得した状態でインカレを終わらそうと思ったんです。初日は伏射競技1人目でやって、最初は緊張とかで納得できていなくて、このままいったら後悔して終わるだろうと1回外出てやり直したら納得できる姿勢でできました。そこからずっと撃てて、最後の一発も、マックスが10.9点なのですがしっかり60発目10.9点撃ってガッツポーズで終わったんです。それがすごいよくて、後ろで応援してくれて本当にうれしくて、次の個人的のエアーでも何だかんだ学生試合では自己新を撃てまして、その自分の得点よりいい得点を撃ってくれたのがエアーの3人だったんです。頑張ってくれてすごくうれしかったです。最後の本命の種目の三姿勢で男子最終日のトリをはらせてもらったんですけど、やっぱり最後のインカレということで思うことがありまして緊張というか落ち着きがあまりできなかったのかすごく苦しい試合だったんです。一発一発が苦しくて、アシストは玉城がやってくれたんですけど調子悪い時外出してくれたりアドバイスくれたりして落ち着いてそこから撃てて、本当に三姿勢あるうち一姿勢終わるたびに自分泣いちゃって。いろいろ思いすぎて、情けないですけど。ちょっと悔しい気持ちありつつですけど次の伏射も撃って最後の立射のときも、そこから頑張らないとファイナルも残れなくなっちゃうだろうと立射だけは落ち着いて撃てました。右隣が日大のトリで主将なんですけど、そいつは親友みたいなやつなんですけど、そいつも本当に苦しい中撃ってそれを見ながらこいつらと戦えて本当に良かったなと思いながら撃ってたんです。あとは感謝とか、本当に良いところで撃たせてくれてありがとうとか思いながら撃ってたらすごく落ち着けて点数にも結びつけて、最後の立射もしっかり10点撃ててファイナルも残れて、うれしかったですね。そういうところでは良い経験だったというか、最後の一発は応援があったからこその10点だったのかなと。自分は三姿勢では学生試合では2年生の秋からずっとファイナル残っていたんです。それでもなかなかメダルとかもらえなかったんですけど、もしここで残らなかったら明治だけでなく他大も本当にがっかりするだろうなと。ファイナル自体はどちらもあまりいいスコアが出せず。プロウンなんかはあまり覚えてないくらい、結局5位とかで実力出せなくて、ちょっと気負っちゃったのかなと。三姿勢の方は本当に震えというか、気持ちがなかなか乗ってこなくて、勝ちたいんですけどこんなんで大丈夫かと本当に自分の思ったようなファイナルは全然できなくて、それでもそういうときもあるんだなと思いながら、その中でできることはやろうと。点差あってもどこか自分の一番になれるような場所を探そうと思って、例えば姿勢交換の時間で姿勢交換の早さは絶対1位だと思ってやって、すぐに膝射から伏射に変わるときや試射を先に撃つのも一番だと。伏射終わって立射に変わる時に先に撃ったのも自分で、そこはすごい自信があったのでそういうところだけ輝こうと思ってやりました。結局7位とかで不甲斐ない順位だったんですけど玉城がきちんと2位とってきてくれました。(最後の大会という思いは)大きかったですね。一番大きかったです。学生射撃やっていてこの年が一番楽しかったんですよ。本当に自分の好きなようにやらしてもらったりしてそれで応援もすごくたくさん人が来てくださって、撃ち終わった後応援がたくさんいたことがうれしかったです。(SBの2種目とも日大に次ぐ2位)どっちとも勝てたと思うんですよ。プロウンは齋藤が撃ち終わる時間がギリギリだったのですが、もしかしたら撃ち切らないかもしれないとあと何秒とかで撃ち終わったので、そこでよく撃ち切ったと。59発とかで終わっちゃったらずっと後悔すると思うんです。三姿勢では2人とも自己新撃ってくれてありがたかったです。やはり日大をまくるには難しい点差がありましたね。やっぱりそこは気持ちとかなのかなと。あとはまだ実力が全然足りなかったかなという感じで、総合としてはやっとそろったのかなと。それが本当に良かったですね。順位的には全部1位取られていて悔しいんですけど、総合得点なんかは明治はこれシーズンで一番いいです。ベストで挑めたので、自分は2位というよりは本当に内容が濃かったのかなと。1位取れてもいいレベルだなと思います。この2位でも自分からしてみれば去年とかよりも全然いい結果かなと思います。去年は棚ぼたという感じだったので。ここまでこれたのも1年間みんな頑張ってくれたからかなと。次の代はみんな人間的に成長してくれたので、久家の願いとしては人間として成長するというのが一番の願いで、それは今年みんな成長してくれました。あとは次期主将の玉城に継ぐしかないと思います。彼ならやってくれると思います」
齋藤
「自分は今年から三姿勢のレギュラーになって、この2人に比べてSBの経験も浅いですし、他大がどうというよりはこの2人の点数との差をいかに縮められるかだったんですけど、春から秋関辺りまでなかなか点数出せなくて足引っ張っているような感じで本当に辛かったんです。何とかインカレにピーク的なものを持ってこれてインカレで出した点数は周りから見たらそんなに大した点数ではないんですけど、自分から見たら自己新撃って、必要最低限の仕事はできたのかなと思っていて、そういう意味では満足しています。秋関までなかなか姿勢が定まらなくて自信を持って撃つことができていなかったです。たまたま9月くらいにコーチ2人に見てもらったときがあって、その時につかんだような感覚があってそこからだんだん自信を持って撃てるようになったと思っています。スキャットという銃の先端に付けて、狙いの軌道が出る装置があるんですけど、それでコーチ2人に見てもらって原因が何となくわかってきて、そこから自信持って撃てるようになりました。(最後の大会に対する意識は)そういう風に意識してしまうとやっぱり緊張してしまうので、どちらかというとやっぱり自分の力を出そうとしました。考えすぎちゃうと揺れに出ちゃうので、余計なことを考えずに自分の射撃に集中してやるようにしました。4年生がこの部活をつくるものなのかなと強く感じました。4年がしっかりすればこの部活は何とかなると痛感しました」
玉城
「今年始まって学生試合は本当に結果が出なくて自分としては苦しい1年でした。その中でも体のピークは合わせることはできるので、最終的にはインカレ優勝というのを方針としていたのでそれをずっと目指すために体のピークを合わすようにこの1年頑張ってきた結果、一般試合では出している点数ではあるのですが学生試合では自己新を出せました。レギュラーとして最低限の仕事してかつ個人として目標としていたファイナルに残れたので、他のみんなも同じように出せる力を出して撃った点数なので、自分もその中の1人で本当に撃てる点数を出せたなと思います。(三姿勢では個人2位)やっぱり目指しているのは優勝なんですけどまずファイナルに残れたことに満足していて、ファイナルにさえ残れば自分はもっと上に上がれると思っていたのでこの順位には満足している部分と妥当だと思っている部分もあります。もう少し上を目指せるのではないかと思います。ファイナルになるとやっぱりみんな外すし、あと緊張する中で撃つのですが、その中でも自分は誰よりも落ち着いている自信があるので、誰よりも冷静に撃てていると思い込んでいるのでファイナルにさえ残れば上に上がれるという自信があります。高校時代からファイナルは本当に練習していて、回数がやっぱり違うのかなと思います。得意です。新チームはまだ始まったばかりで何ともいえないですけど部の雰囲気づくりとしては今の先輩方がつくってくれた雰囲気を大事にしていきたいと思っていて、射撃面で見るとやっぱりSB2人が抜ける穴というのがなかなか大きいので、来年戦えるメンバーをつくりあげるというのが結構時間かかるなというのと誰をSBに回して強い明治を取り戻すかというのを考えている途中ですね。何やかんやでインカレまで迎えたら今回みたいにみんなベストを出すというのが毎年できているので、最終目標はみんな同じところを向いていると思うのでしっかり自分が引っ張っていけば周りも自分の気持ちを見てついてきてくれるだろうというのはあります。これからはやっぱり春関というのは各大学どう仕上げてきたかというのが一番最初に見られる大会だと思っているので、出だしで他大を圧倒するためにも冬のオフ期間に全員ある程度の目標を持たせていきたいです。考えているのは一人一人話し合って一人一人に合った練習方を考えて自分の射撃に自信を持たせて試合に出させるというのを考えています」
竹澤
「今回はエアーの団体は自分以外の2人がレギュラーとしてインカレ出るのが初めてだったので、心に余裕のある自分が2人を少しでも楽にさせてあげられたらいいなと臨みました。明治内で見れば貢献はできたんですけど日大の1番手に点数で負けちゃって、そういうことでいえばあまり仕事ができたとはいえないかなと思います。点数だけ見たら昨年より上がっているんですけどそれ以上に周りが上がっていました。自分自体は少し上がってはいるのですが伸びが足りなかったです。インカレはやっぱり一番意識する試合なので、極端に言えば他の試合もインカレへの調整みたいなところもあるので、インカレで一番いい点数を出せないと調整が足りないと自分は思っています。これからは長い期間があるということで、フォームとか銃のセッティングいじれるのはこの時期だけだと思うので自分が気づいたこととか思ったことをフィードバックして取り込んでいける時期なので、積極的に自分に合うフォームを取り込んでなおかつ慣れていくような練習をしていきたいと思います」
柳川
「正直言うと80から90パーセント不安な状態で入りました。自分の中では勝手に暗黒の9月と言っているんですけど、夏休みまで調子も上がってきていて結構良かったんですけど、9月で調子がすごい悪くなって精神的にも技術的にも不安が残る感じで迎えたんですけど、全日前の合宿とかで最低限調子が悪いなりに撃つという調整を行ってなんとか間に合わせられたのかなという感じです。(調子が悪い中で意識したこと)覗いてから黒点を見過ぎないようにして、覗いてからも視線を外したりして撃つ直前だけ見てすぱっと引けるようにということをしました。技術面では調子が悪い中でも間に合わせられたというのが大きいです。精神面としては正直不安でどうしようもなかったんですけど、それ以外の学校なり普段の生活なり練習も自分に後悔が残るような過ごし方はしなかったのでその点安心して、練習もしてきたからもうあとは神様どうにかしてくれと、他に不安のない状態で臨めました。結果として最低限仕事ができて、また緊張した中で撃つという来年、再来年につなげられるような技術も得られたのでとても良かったと思います。個人的には正直総合団体準優勝だとかは全くうれしくないというか、そのときの技術でどこまでいけたとかでなく結果として総合1位で個人でも最悪8位でファイナルに残って撃つという気持ちでやっているので、その点では全く良くなかったです。(エアーの3人で)今までの大会で610くらいの平均の1830点に1回しかのっていなくて、それが日大と戦うために最低限必要な点数だったので、それは超えたいねということは言っていました。結果の点数は3人合計ならシーズンベストより11点くらい高いです。単純に日大に地力で劣ったという感じで悔しいんですけど、ただ向こうのレギュラーが4年、3年、1年だったんです。なのでもう1年とか石田が4年とかを見越せば通用するというか、生きていくのではと思います。自分は一般で入らせてもらって、昨年は実力も劣っててレギュラーとはほど遠い存在で、レギュラーになるとアシストという後ろにつく人がついて記点してもらったりするのですが、そういう状態で撃つことに慣れてなくて、今年は春関からレギュラーでやらせてもらって、最初のうちはそれに緊張してしまってたんですけど、インカレでやっとあまり緊張にならず撃てるようになって、自分としても今回なぜしっかり撃てたかといわれても思い当たる要因が無くて、たぶん1年生も仕事がある中後ろにいてくれたり、嘉山先輩も後ろにいてくださったりして、それが力に変わったのではないかとちょっと思います。去年から今年にかけて少し点数が伸びたのは冬もオフシーズンですがしっかり油断せず練習したからだと思っているので、これからもいつもどおり質と量をどちらも充実させていきたいです。日大と自分たちの差で向こうの方が今点数も出てて機材とかも向こうの方が充実しているんですけど、やっぱり質の高い練習の量をチーム全体で増やすことだと思うので、自分としてはみんなでもっと練習していこうぜという雰囲気をつけていけたらと思います」
石田
「自分は初めてのインカレで団体のトリを務めさせていただいて少々不安はあったんですけど前日のミーティングとかで色々な先輩方のアドバイスをいただいて自信がついて結果シーズンのベストを撃てて自分の中では最高のインカレだったと思います。色々な先輩方に共通して言っていただいたのは最後の大会だと気負わず普通に撃てればいいよと。とりあえずいつもどおり撃ってという感じで言ってくださりました。この3人では今までのシーズンでないくらいいい点数撃ったんですけど結果的には日大に負けてしまいました。これからは自分は基礎を固めて挙銃練習をしていこうかなと思います」
小畑
「久家先輩が4年生で、(4年生の中で)女子1人だったのだけど、私は今年3年目で初めてのインカレ出場で、どうしても出たかったので、秋関(秋の関東大会)で頑張って団体出場ができたのは一番良かったかなと思う。結果よりも出れたことに意味があると思う。(6位という結果は)正直悔しい。自分はすごい責任を感じているところがあるのだけど、レギュラーの5人が全員もうちょっと撃っていればという悔しさはあったと思うので、来年につながる結果になったと思う。インカレは空気が違うので、男子も女子も明治の学生はそういう雰囲気にのまれてしまうことが多いので、そこは今後試合の雰囲気にのまれないように強化していく部分ではあるなというふうに感じている。(インカレ総括)自分の射撃の技術面は自信があったのだけど、自信過剰すぎたというか、緊張してないつもりでも体は緊張していたり、絶対大丈夫って思っても自信が過剰すぎて、ここで一回離れてみるとか一回休憩してみるとかの判断ができなかったので、自分との向き合い方というかそこが甘いところがあるなとは思った。それが点数に表れたのかなと思う。(久家主将のチーム作り)去年のチームとはいい意味で180度違うチームを1年間作ってくれてくださったというのがあるのだけど、部員の一人ひとりに目を向けて、その一人が抱えているいろんな問題に久家先輩は丁寧に一個一個対応してくださって、一人に対する態度がチーム全体の、個人の人間性の改革につながっていて、それがいいチームを作ったきっかけかなと思う。来年はアベック優勝が一番の目標なのだけれど、一人ひとりが射撃に向き合えるように、皆が射撃をできることがいいかなと思う。(久家主将から何か言われたか)ずっと1、2年生の間はすごく自分が人間的に未熟なところがあって、こんだけ下級生いて久家主将1人だったので、たくさん迷惑を掛けてきたのだけど、インカレの前に、人間的にすごく成長したしこの2種目レギュラーで入れてもらったのだけど『成長したし射撃面でも引っ張っていってほしい』と言われたのでそれはすごく自信になったのと、自分がインカレで、点数はすごく悪かったのだけど撃っているときに後ろを見たら久家先輩が泣きながら自分の射撃を見ててくれたのがすごい印象的で、一番自分の成長を見てくれて言葉を掛けてくれた先輩なので嬉しかった」
平
「個人の努力が結び付かなかったのは残念なんだけど、チーム力としては今年で一番良かった試合だと思うので、その部分では収穫も大きいと思う。練習も含めて自分自身の姿勢に気をつけて撃っていって、本番で緊張もしたし、普段より内容は満足できなかったのだけど、やってきたことに自信はあったので、そこの点に関しては良かったと思うので、自分がやった練習が試合で全体の点数が悪くても結果には結び付いたので満足している。久家先輩とは高校生の時から知り合いというか先輩で、大学の時からより関わるようになったのだけど、一番この部の中で長い付き合いを過ごしていたと思う。団体的を自分と小畑でSBを、久家先輩も含めて良かったと言ってもらえて、久家先輩がARの最後の試合を撃ち切ったときに後輩が3人女子で良かったよっていうふうに言ってもらえて、1年生のときは2年生として厳しく接していかなければならないっていうのも自分たちは体験したし、そういう立場ということも経験していたので、久家先輩はさらに女子の主将として今年1年間辛い思いをしてきたのに、自分たちに対して言葉を掛けてくれるってことは個人のためを思って、部のためを思って動いてきた人なんだなというふうに思って、自分たちも久家先輩の後輩で良かったなと思ったし、最後にそういう言葉を掛けていただいて本当にうれしかった。(久家主将が)『私は4年間これだけ頑張ってきたのだから、日本で一番の女になる!』と言っていた(笑)。すごい志が高い先輩で、それに対して本当に努力を惜しまない先輩で、でも人間的にちょっとおちゃめというか、自分たちもホッとするような一面も見れたり、人間的に尊敬できる目指しても追い付けるか分からない。そんな先輩。(副将の嘉山について)学生の射撃界のアスリートで第一線を張ってきたような人というのが自分のイメージで、普段の生活でもそうなのだけど、射撃ってあまりウエイトトレーニングをしたり体重を絞ったりっていう過酷なスポーツではないのだけど、精神面とか体幹、体力面とかそういう部分で何のスポーツでも何のトレーニングでも射撃に全部つながるって思っているというふうにおっしゃっていて、意識が学生の射撃界には誰にもいないくらいアスリートで本当に自宅でも自転車をこいでトレーニングをされているとか、練習の時も海外の試合を流しながら自分も意識して練習をしている面とか学生の域を超えて社会人になっても絶対第一線を進んでいくような方だと思うので、その先輩がいてくれただけで部内の射撃の意識がすごい高まったので、自分たちも後輩にそういう刺激を与えられる存在になりたいと思う。先輩方の背中がすごく大きく見えて、自分たちが先輩たちと密に関わってきた1年間があるからそういうふうに思えるんだなと思って、来年に向けてっていう試合でも自分たちがあったのだけど、先輩たちの最後を見れて先輩たちの最後がしっかり締めくくって終わったので、自分たちの次の時代が来るんだなというふうに実感をしたので、各競技先輩一人ひとり、自分は見に行くことができたので、この先1年間後輩たちが自分を見てくれたときのためにそうやって感じてもらえるように残り1年間頑張りたいなと気が引き締まる思いだった。部としてはアベック優勝で個人の目標は今までARの試合の結果がちょこっとずつだけど上がってきているので、来年1年間どの試合も自己新を更新できるように頑張りたい。SBは誰にも団体を譲る気はないので、自分が点数を引っ張るんだという意識を持って取り組んで、今の女子のメンバーで絶対団体勝てると思っているので、女子が男子を引っ張っていけるように、自分がそこの目標を明確に持って、前に立って引っ張っていきたいと思う」
時田
「去年女子が団体で出られなくてすごい悔しい思いをして、今年は何としてでも出たい、先輩を全日本に連れてきたいと思って挑んでいたので、出れたことに関しては本当に良かったなという思いしかなかった。順位としては満足はできないのだけど、チームでやってきたことに関しては後悔のない内容だったと思う。(久家主将からの言葉)大会とかで撃った後に、結果が良かろうと悪かろうと『いつまでも悪くてもくよくよしないで次の射手のことを考えて、周りのことを考えて行動して』という言葉を毎大会、毎回ミーティングで言われていて、久家先輩本人はいくら点数が悪くてもいつも気丈に振る舞っていて、いくら悪くても今年涙を見なかったのだけどインカレで泣いている姿を見て、自分が言って守ってきたことでもインカレだと今までやってきたことの最後なので、悔しいんだなと。いろんな感情を持ちながら見ていたのだけど、先輩1人で背負っていたことが多すぎて自分たちが先輩の気持ちをくむには本当に少ししかくめないのだけど、空気を読むとか、そういうところからチームを作ってきて、自分が言ったことをちゃんと守って、それを態度で示すってことを今年1年間ずっとされてきた先輩なので、そういうところを来年、今から、自分たちが学んでいきたい姿だなと思いながらその姿を見ていた。自分たち3人(小畑、平、時田)じゃかなわないような先輩。3人合わせても足りない(笑)。何をしても勝てない先輩。チームをまとめていく力もすごくあって、射撃に関したら嘉山先輩に負けてしまうことは分かるのだけど、射撃じゃなく人間性、リーダーというか、ミーティングでも言葉で人をまとめているし、行動にしても部員の誰よりも早く練習をし始めるし、誰よりも遅く練習を終わって努力を惜しんでいないし、監督との話し合いもすぐスムーズに終わらせて、自分の意見を通して、というのができる先輩。(4年生の最後の試合を見て)どの4年生を見たときも、射座を出たときに泣いていたりとかいう姿は見たのだけど、競技が終わった後に泣いている姿じゃなくて『やることやりきったよ!』とか『最後10点だったよ!』とかで笑顔で終わっている姿を見れたので、本当に悔いのない射撃をしたんだなと思いながら見ていた。(来年の抱負)部としてはアベック優勝する。個人は射撃はどこかの競技を頑張って優勝したいけどとりあえず入賞することから始めたい。あと射撃面というよりかは部員の方に目を配って、支えていくことを目標に過ごしていこうと思う。同期で射撃がうまい人はたくさんいると思うので、自分も射撃で頑張る姿を見せたいと思うけどそっちじゃなくて、サポートする、支える側になる。自分は来年主務をするのだけど、あまり人目につかない方向で仕事をするので、それをサポートしていくという方面で精神的にも学校生活とかの方面で部員を支えてチームを強くしていく」
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