男子Aチームがベスト4入り 課題残し冬へ/関東大学対抗競技大会

2015.11.15
 来季へ確かな兆しが見えた。団体戦の今年の締めくくりとなる今大会で男子Aチームがベスト4入りを果たした。Bチームは群馬大Aに敗れ3回戦敗退、女子も3回戦敗退となったがベスト8まであと一歩に迫る結果を残した。

 背中で引っ張った。男子Aチームは新主将となる藤田京太(政経3=高田商)を有する1番手の坪井雄太(商2=熊本工)・藤田ペアが出場4試合で全勝と大健闘。「組んでから期間は短いが、信頼を置いてプレーしている」(坪井)と、チームが敗れた準決勝の中大A戦でも坪井の鋭い強打から、藤田が勝負を仕掛けていく連携が光り勝利。1番手の役目を存分に果たすと、結果でチームを引っ張った。
 しかしチームとしては満足の結果とはならず。ベスト4に「優勝して当たり前という気持ちもあった」(藤田)。最後の中大A戦では、後続が続かず1─2で敗戦。中大の巧みなプレーを前に得点を急ぐ気持ちがミスを呼ぶと、最後は決定力に欠けた。

 女子は負けなしで順調に駒を進めるも、迎えたベスト8懸けの和洋女大A戦。久々の2部との対戦に「(2部独特の)荒々しいテニスにやられてしまった」(日向莉乃・国際3=中村学園)。ペースを乱すと2番手が敗れ、今大会初の3番勝負へ。初戦でいきなり大きなプレッシャーがかかる中だったが、西永りな(法1=鈴峯学園)・田島茉美(法3=鈴峯学園)ペアは「いい形でできた」(田島)。呼吸のあった理想の攻撃の形で圧していく場面もあった。しかし最後はミスで先に崩れてしまい2─4で力尽き敗戦。試合前は成績よりも来春に向けてチーム力を試すことを掲げていたが「もう少しいけた」と物足りない結果に終わった。

 男女ともに見えたのは、勝負づける「1本を決める力」だ。秋のリーグ戦、今大会と成長を見せ続けるチームだが、課題を残して冬を迎える。基礎強化で着実なレベルアップをはかり、充実の春に向けて自信をつけていく。