
リーグVへ望みつなぐ差波の決勝ゴール 慶大に3-2逆転勝利/関東大学1部リーグ戦
「技術とメンタリティーとチームワーク、全てが合わさった歴代でベストのゴール」(神川明彦総監督)。背番号7が振り抜いた右足から放たれた強烈なロングシュートに、相手GKは一歩も反応できなかった。2-1とリードした場面で迎えた後半36分に生まれた差波のスーパーゴールは、勝利をぐんと引き寄せる3点目となった。「素晴らしいスーパーゴールだった」と栗田大輔監督も大絶賛。前節での強烈なミドルシュートに続き、2試合連続となる決勝ゴールに差波は「チームを勝たせることができたのが何よりもうれしい」と満足げに笑顔を見せた。
その一瞬には言葉以上のメッセージがあった。右サイド室屋成(政経2=青森山田)からペナルティアーク付近に送られた早いパスに和泉が反応すると「神経を使って」(和泉)差波の右足の前へ落とした。シュートを打てと言わんばかりの和泉の落としに差波も迷わず右足を振り抜いた。「竜司(和泉)が本当に丁寧に落としをしてくれた」(差波)。ボールに込められたメッセージだった。高い位置での守備からボールを奪い、早いテンポでのポストプレーからダイレクトシュートでの得点。「一連の流れで寸分の狂いもなくできたプレー」(和泉)。1年間を通して積み上げてきた「つながり」が、最終節で完璧にデザインされたゴールを生んだ。
チームの成長を見せつける勝負強さだった。前半終了間際に不運なPKから先制を許したものの誰一人慌てる者はいなかった。後半開始と同時に髙橋諒(文4=国見)を投入し、4-4-2から攻撃的な3-4-3にシステムチェンジ。前へ掛ける人数を増やすと、後半6分に和泉が逆転への狼煙(のろし)を上げる同点弾を沈めた。「竜司君(和泉)が良い時間に点を取ってくれて完全に勢いに乗れた」(土居柊太・政経2=浜松開誠館)。主将の一発でペースをつかむと、全体の出足が良くなりほとんどのセカンドボールを死守。慶大の攻撃ターンをつくらせず、明大は畳み掛けるような二次攻撃、三次攻撃で主導権を握り続けた。栗田監督も「1年間を通じて選手が本当に成長をした姿を見せてくれて、最後に素晴らしいゲームができた」とチームの成長に賞賛を送った。
黄金世代の集大成だ。1年間チームをけん引してきた4年生にとってはリーグ戦ラストゲーム。得点に絡んだ和泉、差波、藤本佳希(文4=済美)、髙橋。最終ラインで体を張り続けた山越康平(法4=矢板中央)。低学年から出場を続け、来季J内定の5選手は最終戦でも絶大な存在感を放った。「彼らも4年生として自分がチームを勝たせなくてはいけないことをよく理解している」と三浦佑介ヘッドコーチ。チームを勝たせることが使命の4年生の力はリーグ終盤に際立った。
「出ている僕らも大事だけど今まで出られなかった選手の思いもこの試合には詰まっていた」(差波)。スタンドからの大声援で勝利を支えた4年生の気持ちも同じだ。勝利を信じて疑わなかった。「勝利を目指して全部員が団結した結果だと思う」と藤本も団結力の強さを勝因の一つに挙げた。スタッフ陣、マネジャー、サポート、そして応援の選手たち。文字通りのチーム一丸で勝ち取った価値ある1勝だ。
明大は13勝4分5敗、勝ち点43でリーグ戦全日程を終えた。暫定首位の明大と勝ち点41で暫定2位の早大に絞られた優勝の行方は、15日11時30分開始の早大対法大の試合結果で決定する。早大が引き分け以下に終われば明大の5年ぶりの優勝となる。不振が続いた前期ではあったが、アミノ杯優勝、総理大臣杯準優勝を経て着実にレベルアップ。後期開幕時6位からの追い上げは驚異的だった。スタンドで戦況を見つめることとなるが「やることはやってきたので思い残すことはない」と差波。人事を尽くした明大は天命を、そして歓喜の瞬間を待つ。
[鈴木拓也]
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試合後のコメント
神川総監督
「アンラッキーなPKもあったけど、システム変更に順応して追いついた。後半はほぼ明治の一方的なゲームと言っていいくらい実力差を見せつけてくれた。素晴らしかった。先制された後のハーフタイムは僕なんかよりよっぽど選手の方が落ち着いていた。レフリーの判定に対して何の文句も思っていなかったようだし、逆転すればいんでしょと非常に落ち着いた雰囲気だった。和泉のゴールはさすがキャプテン。素晴らしい。彼の実力からすれば、あれぐらいは当然でしょ。選手に話したのは、明日早稲田の試合を見るときは、負けを願うことはやめようと。法政応援するのも一切やめてくれと。みっともない。今のチームの在り方に対してキズをつけてしまう。冷静に見ようと。優勝したら喜ぶのは構わないけど、願うことはやめようと話した。次のインカレに向けての第一歩を踏み出そうと話した。シーズン通して早稲田に負けたのがターニングポイントだった。そこからは一回も負けていない。前期、後期、連敗してしまった事実を受け止めてスタッフ、選手が一丸となって改善を重ねて素晴らしいチームになったという印象。まず後期の負けから変わったのは、圧倒的に運動量が増えたこと。ボールが前に出るようになって、すかさずボールを前に運び、どんどん攻撃を仕掛けていく部分が違う。山越、室屋、髙橋の戻ってきた3人が違いを見せつけた印象もある。和泉、藤本だけでは前線も厳しいし、山越戻り、室屋戻り、髙橋も前節から戻りアシストを決めた。3人が持ってくれている力を発揮した。今日の試合は全体的に違いが歴然としていた。早くJ行って活躍してほしい。大学レベルじゃない。早く大学の枠から飛び出て早くトップリーグで活躍する姿を見たい。インカレ優勝という花道をかざってほしい」
栗田監督
「(今日の試合は)1年間を通じて選手が本当に成長をした姿を見せてくれて、最後に素晴らしいゲームができた。本当に素晴らしい選手たちだと思う。(ハーフタイムには)ああいう事故みたいなPKで失点してしまったので、後半は思い切ってスリーバックにした。高橋を入れて、もう一度チームとしての矢印、やることを整理して後半に臨んだ。そこを選手たちが理解してくれて、結果で表現してくれた。早い時間に追い付けたのは大きかった。(和泉の同点弾は)昨日和泉が点を取る夢を見たので、それ通りになったなと。その後は前掛かりになっていたので、攻撃から守備になったところの切り替え、ポジションのバランスを意識しなさいと声を掛けた。1年間、三浦ヘッドコーチ、池上コーチの下やってきたことが落とし込まれていた。非常に我々がやってきたサッカーが出たシーンだったと思う。(チームの成長が感じられる試合だったか)見ている方が本当に楽しめるゲームだったと思う。コーチ、スタッフ、トレーナー、伊澤GM、総監督をはじめそこに選手がよくついてきてくれて、素晴らしいチームになった。選手たちがよく成長したと思う。そう感じたリーグ戦だった。(差波のゴールは)あれはもうなかなか見られない、素晴らしいスーパーゴールだった。(終盤での4年生の力は)4年生はやるしかないし、それに向かって応援を含めて一丸になっていくのが明治の強み。この間のIリーグで関東王者になったが、セカンドのチームも含めて良い形で成長したことを誇りに思う。(優勝は明日次第だが)今日のゲームは素晴らしかったので満足。あとは早稲田と法政をしっかりと応援して見守りたいなと思う。4年生にとってはリーグ戦88試合あるが、その88試合目のゲームなので今日こうやって良いゲームができたことは良かったなと思う」
三浦コーチ
「勝ったことが良かった。それが全てだと思う。チームに対しては、今までやってきたことの精度を上げることだけ言っていた。チームも気負うことなくいつも通り戦えていたと思う。ハーフタイムにはスリーバックになったのでその確認を、守備の仕方と攻撃の仕方だけ。もういくしかないので、それは分かっているだろうと。今の彼らには逆転できる力があると信じていたので、焦らないようにとだけは伝えた。これまでやってきて特に僕から変えていったことはないし、1回負けたくらいでぶらしちゃいけないっていうのはチームにも伝えていた。早稲田に負けた後の順大戦が大きかったと思う。前の試合で負けても勝てたことで、1回負けてもいつも通りやればいいんだって選手たちも思ったと思うので。後期、山越と髙橋が帰ってきたのは大きい。精神的支柱でもあるし経験もあるので。特に山越は大きかった。彼らも4年生として自分がチームを勝たせなくてはいけないことをよく理解しているので。状況は昨年と一緒なので。早稲田が勝てばしょうがないし、それ以下だったらうれしいねってだけなので」
和泉
「佳希(藤本)からスルーパスが来て、キーパー出てくるかなと思っていたけど、下がってくれてその後は気持ちで打った。優勝はもう他力なので、しっかり見て結果というものをしっかり受け止めたい。もうリーグ戦は終わったので、あとはインカレが残っているのでもう1回そこに向けてチームとしても一人一人が成長できるように練習をやっていくだけかなと思う。やっぱり失点という部分では前期毎試合失点していて、守備からいい攻撃へというイメージとコンセプトがある中で、後期になって山(山越)が帰ってきたのもあって守備の失点は減ったし、攻撃も立ち上げ当初から積み上げてきた連動性だったりゴールから考えてプレーする部分が大臣杯を経てさらにチームの課題が明確になった。3-4-3に変えてそこが上手く入りから出来たのがチームの成長できた部分だし、色んなフォーメーションやシチュエーションに対応できるようになったのは成長した部分だと思う。1点目は、気持ちで思い切って打った。正直、2、3人でいたので右足持った時にコースが無いなと思ったけど、パスコースも探したけどなくて、思い切ってゴールの枠に飛ばすことをイメージして蹴った。この試合の重要性もそうだし、僕たち4年生にとっては最後なので勝ちたいという思いも強かった。リーグ戦はもう終わった感がある。早稲田がどうかなので、明日見て、その結果を受け入れたい。リーグ優勝も大事だけど、インカレもあるのでそこで4試合戦って優勝できるようにしたい。今日の前半も良くなかったし、後半みたいなサッカーを、自分たちの積み上げてきたものをもっと精度を上げて、一人一人が成長できるようにすることの方が大事かと思う。自分たちの強みを伸ばしていけるようにチームとしてやっていきたい。勝って終わってほっとしていて、この試合は勝つしかないのでとりあえず何が何でも勝って終わりたい気持ちは4年生は特に強かったし、正直ほっとしている気持ちはある。内心は優勝したいけど、外には出さず自分の中で受け止めて見るだけ。自分たちが招いた結果なので、あとは見てからインカレに向けて成長できるようにやっていきたい思いが強い。僕個人としてはインカレに切り替えているし、休みもあるので戦えるように準備したい」
差波
「今まで点を決められていない中で、ここ2試合で決められたことはうれしい。僕もうれしいが、やっぱりチームも喜んでくれたので、そこが何よりも良かった。(今日のゴールは)重要なゴールとなったが、何よりもチームを勝たせることができたことが良かった。そこに尽きると思う。誰が決めてもチームが勝てれば良いのかなと思う。ちょっと遠めだったが、竜司(和泉)が本当に丁寧に良い落としをしてくれたので、打ってみようと思ったら入った。ここに来て2試合連続で点を決めるとは思っていなかった。僕が一番びっくりしている。(この試合への意気込みは)勝たないと優勝はないし、何よりも僕ら4年生にとって最後のリーグ戦なので、出ている僕らも大事だけど今まで出られなかった選手の思いもこの試合には詰まっていた。それが今日勝てたというのは、Iリーグの全国大会も含めて、明治がもう一つ上のレベルにいったと思う。現状で満足している選手は誰もいないし、今日の勝利はチーム全員で勝ち取った勝利だと思う。(ハーフタイムは)失点は不運な形だったのですぐ切り替えて、次の1点はすごく大事だと思っていた。それを竜司がすぐ決めてくれてチームも楽になったし、久しぶりのスリーバックだったがスムーズにシステムにも慣れて結果的に逆転できたのでそこはチームが成長したのかなと。前期あれだけ勝てなくて苦しい日々が続いていた中で、今この順位にいるのはみんなの努力の成果だと思う。決めるべきところで決めるのは前期と後期で変わったし、失点も減った。何よりもみんなの勝ちにこだわる気持ちが強くなったことが、ここにつながったと思う。(最後のリーグ戦で)特別な思いはあった。いつも通りやろうとは思っていたが、いざ試合が始まって勝った時は、すごくうれしかった。低学年の頃から僕たちの代は出ていて、4年になって山越が抜けたり、諒が抜けたりもあったが今まで出ていたメンバーが最後こういう風に試合に出たということは何かしらのメッセージになったと思う。何よりも勝って終われて良かった。(優勝は)他力なのでどうしようもないが、優勝したい気持ちは強い。明日の結果次第でなんとも言えないが、やることやってきたし思い残すことはない」
髙橋
「前半、0-1という展開になってしまって、勝たなきゃ優勝はなかった。難しいゲームだったが、逆転できて本当に良かった。昨日からいつでも準備しておけっていうのは言われていたので、前半から準備していた。後半入るときには0-1で負けていたのでビルドアップして仕掛けろっていう指示は受けていた。(アシストは)自分の特徴は攻撃参加でもあるので、1-1だったし、その前は自分でチャンスがあったのに外していたので、アシストという形で結果が出せて良かった。中の方で海(柴戸)とその後ろのもう1人くらいがフリーなのは見えていたので、冷静に出せた。前半に失点したが、逆にチームとしてはいくしかないって雰囲気だったので。勝つためには点を取るしかないぞみたいなことは言われていた。前期との一番の違いは失点が減ったことと苦しい中でも1点取って勝てる試合が増えたことだと思う。0-0の試合でも失点をせずに最後にワンチャンスで点を取って勝てる。勝ち切る力がついたことだと思う。チームが焦れずに辛抱強くなったというか、後ろも0で抑えていれば前が点を取ってくれるだろうっていう信頼じゃないが、そういうのがあったと思う。前節に比べたらアシストしてゴールに絡めたっていうのがあるので、そこは良かった。ただスタートから出たいっていうのはあるし、インカレを向けてもっとコンディション上げていきたい」
藤本
「絶対勝たなきゃいけないというプレッシャーもあってか前半動きがなかったりして、それを後半に修正したのとピッチコンディションも難しかったので全員でやることを合わせようとした。後半3―4―3に変えてすごくそれがはまって勝ち切れたので、本当にやることはやったかなという感じ。自分にとっては4年間最後のリーグ戦だし楽しみたいという気持ちもあったけれど勝たないと何も残らない状態だったので、勝てたことをみんなに感謝したい。(シーズンを通してのチームの成長は)前期もがきながら本当に苦しみながらアミノバイタル、総理大臣杯を経てチームがすごくよくなってきて、それを後期のリーグ戦ではどの試合も安定して力を出すことができた。絶対に勝たないと優勝がないという状況になってからも負けることなくやってこられたのは本当にチームの力がついた。それを証明できたのではないかと思う。(4年生が試合を決めたが)結果的にそうなったことはうれしいけれど、本当に出ている選手出てない選手全てのみんながその試合の勝利を目指して全部員が団結した結果だと思うので素直にうれしいし、これは必ずインカレにつながるのかなと思っている。やることはもうやったので優勝できなくても仕方がないと正直思っているし、できたら自分たちに運があったということで素直にうれしいけれどここからはどうしようもない。明日は試合を見守ってそれで結果がどうなろうと、まだインカレが残っているのでそこを目指して頑張っていきたい」
山越
「前半終了間際に失点して苦しい展開だったが、逆転できてチームの力が表れたのかなと。1失点目は取られ方が取られ方だったので、あまり気にせず切り替えることを意識した。2失点目は自分のポジショニングをもっと改善しなくちゃいけないなと思った。上のレベルにいったらああいうところでやられるので。チームが、夏の合宿から一体感っていうのをテーマに掲げてやってきた中でその積み重ねが後期に出たんだと思う。下級生のころから試合に出させて頂いていて、今年自分がケガしてチームに迷惑をかけて、後期は自分の力でチームを勝たせられるようにっていうのをモチベーションに取り組んでいたので、戻ってきて1試合も負けていないっていうのは自信にもなった。関東リーグは自分を成長させてくれた大会なので、最後っていう実感はなかったんが、終わってみて今だんだん最後だったんだなって実感している。今までメジャータイトルが2位ばかりだったので、あと一歩で取れないっていうのが続いていた。みんな優勝を渇望していたし、2位じゃ満足できない。他力なので早稲田が優勝してもしょうがないんで、自分たちは早稲田に負けているし。もし優勝できてもそれはそれで自分たちがやってきたことが正しいことの証明になるので、うれしいと思う」
小出悠太(政経3=市立船橋)
「最初不運な形でPKになってしまって、でもそこでも全然みんな慌てないで後半しっかりやれば逆転できると話していてその結果通りになったので、今日の明治は強かったと思う。3―4―3というシステムが本当に久々だったのでそれでもしうまくいかなかったらディフェンスライン4枚に戻すという話をしていて、本当に3―4―3の理解というのが全員しっかりしていたので相手も最後まで対応できなかったし、あれで流れ変わって勝てたのかなと思った。後半のラストの失点は本当にいらないし、あれがもう少し早い時間に取られていたらまた試合も分からなくなっていたと思う。その最後の面でもクロス上げさせないだったり中のマークというところをもう1回しっかりして、インカレに臨みたいと思う。山越くんと一緒にやると安定感もあるしヘディングも強いしで学ぶところがとても多いので、一緒にやって今のうちにいろんなものを吸収しようとは思っている。(今シーズン通してのチームの成長というのは)勝負強くなったというのはある。でもまだまだ点を取るべき時に取れないとか、今日の最後の失点の部分だったりそういう勝負を分けるところというのをもっと突き詰められればもっと強く負けなくなると思うので、そういうところをやっていきたい。やるべきことはやったと思うので、後はもう早稲田と法政の試合と明日のもう1試合をしっかり見て、もしそこで優勝したら素直に喜べるし優勝できなかったとしても悔いはない」
柴戸
「前半はあまり自分たちのペースにならなくて難しい時間が続いた中で終わり際にああいう形で失点してしまったけれど、事故という部分もあったしHTではいつも通り冷静にやっていこうということで後半しっかり勝ち切れて終わったのはチームからも成長してきたかなと思う。(ゴールシーンを振り返って)1回目で諒くん(髙橋)が上げると思ったけれどその中でもう一回少し動き直して、諒くんならここに蹴ってくれるだろうなというイメージがあったのでそこに蹴ってもらってきれいに合わせて得点できたというのは自信にしていいのかなと思う(シーズンを通してのチームの成長というのは)今考えると前期の7試合勝てなかったというのが悔やまれる。でも終わってしまったことなので後期に意識を向けて、後期ほとんど勝って終われたというのはチームの成長を表していると思う。(4年生の存在とは)試合の中で引っ張っていってくれてJに行く選手も多いし技術の高い選手が多かったので、一緒にプレーできていろいろ学ぶところはあったしいろいろ勉強させてもらうところはあったので、4年生には本当に感謝しているしピッチ外でもいろんなことを学んできた。特に和泉さんには高校時代からもそうだし、同じ部屋としてお世話になってきたので本当に4年生には感謝している。(リーグ優勝については)後は他力になってしまうけれど自分たちはやることはやったしもう終わってしまったことなので、明日の早稲田の結果がどうなるか分からないけれどこの1年間4年生を中心にこのチームで活動できて学べたことや自分自身成長できた部分はあると思うので、それを今後のインカレだったり来年のリーグ戦だったりに生かせていければ今回の経験は大きいのかなと思う」
土居
「前半はピンチというピンチはなかったがチャンスは決め切れなかった。守備もしっかりとできていたので、チャンスを決められれば勝てるということはチームで話した。焦りはなかったし、後半良い形で点が取れて勝てたので、それは良かったかなと思う。前半は慶大の勢いに押されていたところもあって、ピッチにも対応し切れていないところがあった。反省もしなければいけないが、しっかりと割り切ることができた。前半と後半でシステムが変わって3-4-3は攻撃的なシステムなので、しっかりと前からいくことができた。守備もはまっていたので、明治の流れはつかめて竜司くん(和泉)が良い時間で点を取ってくれて、完全に勢いに乗れた。その後海(柴戸)がヘディングで逆転ゴールを決めることができたのは手応えになったと思う。(リーグ戦では4年生とのラストゲームとなったが)4年生は常にチームを引っ張ってくれて、常に下級生のことを考えてくれていた。そういう意味では恩返しという意味で勝ちたいという気持ちが強かった」
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