
TOP8残留へ前進 苦しみながらも専大に勝利/関東学生1部秋季リーグ戦
先制したのは明治だった。第2Q序盤、敵陣23ヤード地点からの3ダウン3。QB#14服部晃太郎(国際1=県立鎌倉)が一旦右に持ち出し、左展開。相手ディフェンスをかわしながら中央へ切り込み、個人技でタッチダウンを奪った。TFPのキックも決め7点先行し明大の流れになるかと思われた。だが前節の日体大戦でオフェンスにテンポを生み出した1年生QBコンビが今日は安定感を欠いた。QB#15阿江保智(情コミ1=六甲)がインターセプトを喫するなどリズムに乗り切れなかった。
ディフェンス陣は奮闘するも、最後に綻びが見えた。7―0で迎えた第4Q残り4分49秒。相手QBの放ったパスの先にいたのは専大の選手のみ。フリーで受けた秦(専大)に独走のタッチダウンを許した。「一発TDで流れを失いかけるという最悪な展開」とDL#90渡邉健太郎主将(営4=法大二)。岩崎恭之監督も「アサイメントミス。決まった役割に誰もつけなかった。一番やってはいけないこと」と手厳しかった。
試合を決めたのはルーキーRB#9福田夕斗(政経1=日大第三)。同点に追いつかれた直後のキックオフボールをDB#23野口大二郎(法4=県立鎌倉)が自陣44ヤード地点までリターン。続くプレーで福田が右サイドへ斜めに走りながらゲイン。「何が何でも持っていかないといけないという思いで走っていた」(福田)と、相手ディフェンスのタックルを弾きながらエンドゾーンへなだれ込んだ。56ヤードのTDランを決め、わずか2プレーで勝ち越しに成功。リーグ戦を通じて好調なルーキーが大きな役割を果たした。また今日はRB#17黒岩光喜(商3=筑紫丘)やRB#25寒川拓(商2=法政二)のボールタッチも多く、幾度となくゲインを見せた。「ランニングバックが下級生も含め、だいぶそろってきた」と岩崎監督。この試合のラッシングヤードは268ヤードと、42ヤードだった専大を大きく上回った。
前節の日体大戦、今日の専大戦で勝利を挙げた明大は6試合を終え、勝ち点6で暫定5位。日体大の結果次第では明日にも6位以上が確定し残留が決まるが、選手にはシーズン最終戦となる中大戦しか見えていない。昨年は7―36で大敗した相手だ。「最後なので今年やってきたことを最初から最後まで全員で取り組む」と渡邉主将。今シーズンの集大成を見せつける。
[柴田遼太郎]
TEAM | TIME | PLAY | PLAYER(S) | PAT | PLAYER(S) | G/NG | Score |
---|---|---|---|---|---|---|---|
明大 | 2Q0:55 | 22yds RUN | #14服部 | K | #19山田 | G | 7―0 |
専大 | 4Q7:11 | 56yds PASS | #10小林→#6秦 | K | #31佐藤 | G | 7―7 |
明大 | 4Q7:17 | 56yds PASS | #9福田 | K | #19山田 | G | 14―7 |
明大 | 日体大 | ||
---|---|---|---|
タッチダウン | 2 | 1 | |
P.A.T. | (1点)回数-成功 | 2-2 | 1-1 |
(2点)回数-成功 | 0-0 | 0-0 | |
フィールドゴール | 回数-成功 | 0-0 | 0-0 |
セイフティ | 0 | 0 | |
1stダウン(ラン-パス-反則) | 17(12-4-1) | 11(4-7-0) | |
パス | 試投-成功-INT | 22-7-1 | 29-17-1 |
獲得ヤード | 59 | 161 | |
ラン | 回数-獲得ヤード | 43-268 | 25-42 |
攻撃 | 回数-獲得ヤード | 65-327 | 54-203 |
反則 | 回数-喪失ヤード | 3-30 | 5-15 |
ファンブル | 回数-喪失回数 | 4-2 | 1-1 |
3rd DOWN CONV. | 54% 7/13 | 25% 3/12 | |
4th DOWN CONV. | 0% 0/2 | 0% 0/2 | |
ボール所有時間 | 24:16 | 23:44 |
試合後のコメント
岩崎監督
「ファンブルだったり絶対にやってはいけないミスが多発し、リズムに乗り切れなかった。ディフェンスもタッチダウンを取られたところに関してはアサイメントミス。決まった役割に誰もつけなかった。一番やってはいけないことが出てしまった。それが競ってしまった要因。オフェンスはランニングバックが下級生も含め、だいぶそろってきた。ランプレーである程度ヤードが稼げた。QBは1年生なので不安定なところはある。その辺も最終戦に向けての課題。ディフェンスはここまでベースとなるプレーで止めてきた。最終戦は基本に戻り、いかに徹底できるか。相手がどこであろうと明治らしい戦い方ができれば勝てる」
渡邉主将
「結果通りで日体大に勝ってからの2週間の練習での詰の甘さが出た試合だった。オフェンスはターンオーバーが多くてボールロストやTDを取りきれない。ディフェンスだったら途中までは良かったのに一発TDで流れを失いかけるという最悪な展開をつくってしまい、最後までオフェンスを助けてあげることができなかったことが反省点。TDは全体的にミスがあった。あの場面は本当に反省しないといけない。ただ序盤の8ヤードの場面からの相手のオフェンスでしっかりボールを奪ってオフェンスに渡せた場面やその直後もしっかり3つでつなげられたということは成長した証だと思う。次は最後なので今年やってきたことを最初から最後まで全員で取り組む。単純なことを残り2週間しっかり詰め込んでいく。中大には昨年大敗しているので昨年の結果をしっかりひっくり返せるように、横浜スタジアムで、全員で勝利に向かってやっていきたい」
福田
「全然点を取れなかったが最後勝てたということが良かった。TDランはブロックが完璧だったので何が何でも持っていかないといけないという思いで走っていた。同点にされた直後だったのでとにかくもう一本TDを奪って勝つという思いでオフェンスはやっていた。いまのところまだ2勝だが最後の中央戦は必ず勝って終わって4年生をいい形で引退させてあげたい」
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