
猛烈な巻き返し 日体大に7―3で勝利/関東大学リーグ戦
手に汗を握る試合となった。2―1と1点リードで迎えた第3ピリオド。開始6分にDF松金健太(法3=釧路江南)の右斜め前のパスをルーキー・FW松本昂大(商1=北海道清水)が受け取るとそのままゴールへ。2点差をつけたことで明大の流れと思いきやその1分後。連続でゴールを決められ3―3と追いつかれる。しかし日体大の声援が大きくなるなか「自分の役目だと思って意地で打った」と大椋がゴール左にパックを入れて逆転。ここぞという場面で決めて見せた。
第3ピリオドはシュートが炸裂した。大椋が勝ち越しゴールを決めるとそこからは完全に明大ペース。14分にはDF大場大(政経2=駒大苫小牧)がゴール横にいたFW桂川涼(政経2=白樺学園)にパスし桂川はゴール前の川村に。受け取った川村はパックをそのままゴールにたたき込むという見事な連携プレーを披露。さらに攻撃は止まらずルーキー・FW府中裕也(商1=武修館)がリンクを左端から駆け上がるとそのままシュート。残り20秒を切ったところでダメ押しの1点をこの日3得点目となる川村が決め7―3で圧勝した。
次節の対戦相手は1次リーグ10―1で圧倒的な力を見せつけ勝利した慶大。しかし、主将・大津の合流はその次の法大戦からとなる。「明治らしいホッケーをして勝ちたい」(大椋)と主将がいなくても上級生が後輩を引っ張っていき次も勝利を狙う。
[村田萌衣子]
[試合後のコメント]
大椋
「今日は1、2ピリオドは全然駄目で自分たちのホッケーできなかったです。日体大相手にああなってしまい、正直同点と負けのイメージしか出てこなかったです。その中でここで負けたら次が無くなるので、意地でも3ピリは意地でも頑張りました。みんな集中力が無くて気持ちが欠けていたと思います。キャプテンの(大津)晃介もいないので、そういうところで気持ちが整理できてなかったです。(勝ち越しゴールの時の気持ち)ここで決めなきゃ自分しかいないと思ったので、それを自分の役目だと思いましたし。意地で打ちました。自分が1年生の時には慶応に負けているので、そういう面でなめたりしないで、自分たちのプレーをします。今日とは全然違う、明治らしいホッケーをして勝って行きたいです」
大澤
「1ピリから足は動いてましたが、決めれるところで決めれなかったり、したのが2ピリでも続いて、終盤まで響いたのは課題だと思うのですけど、最後はいい感じで流れよくできたので、慶応戦でもそれがやれたらいいなと思います。フォ連携、声の掛け合いだったり、バックチェックしても戻りきれてない、マークできてないのが失点につながったと思います。慶応戦は1ピリから、今日の3ピリみたいなプレーをして勝ちたいと思います」
川村
「決められるところがいっぱいあったので、ハットはしましたけど正直あまり喜べないというか。ただ、チームの必要なところで決められたのはよかったと思います。チームの必要なところで決めるという役割をしたいので、今後もしっかり決めていきたいです。2次リーグに入ってから動きも良くなってきて、今日も動きは悪くなかったと思います。1次リーグはあまり点を入れることが出来なかったので、2次リーグはポイントもチーム内で上位にいたいですし、点を入れたいですね。今は調子がいいですし、点を取れる感覚が出てきたので、勝ちにつなげたいですね。2次リーグに入ってから、勝ってはいますけど内容が良くないので、慶應戦は流れの良いまま次の試合につなげられるようにしたいです」
松本
「自分としては日大戦の前の1次リーグの時から、チャンスはいっぱいあったのですが流れが掴めなくて点数を決められずチームに迷惑をかけたのですが、今日やっと入れることができて、ここから勢いに乗ってまた入れることができればなと思っています。松金さんから良いパスが来たので、これを外したら終わるなと思って絶対入れるって気持ちで入れてちょっと嬉しくなってガッツボーズしました。(主将不在について)晃介さんの影響力は大きいです。でもその分他の4年生や偉大な先輩が多いので、しっかりまとめて途中3―3まで持っていかれましただ逆転して勝てたっていうのは、4、3、2年先輩のおかげでそれに1年生はしっかりついて行けました。晃介さんいなくてもっていうわけではないですが、晃介さんがいてもいなくてもしっかり良い試合ができるようにしたいです。慶応戦も晃介さんはいないので、こういう試合にならないように最初から明治のホッケーができるように頑張ります。(追いつかれたときは)焦ったらおしまいだと思っていました。大椋さんがやっぱり入れてくれたので、大事なところで入れてくれる先輩が多いのでやっぱり助かっています。晃介さんがいなくて多分3セット目から2セット目に上がったと思うのですが、やることは変わらないので、結構点数入っていなかったので点数入れることばっかり意識していました。最初のチャンスをものにできていなかったのですけど、落ち着いてしっかり点数意識して入れることがFWの仕事だと思うのでこれからもしっかりゴールを狙っていきたいで。(慶大戦に向けて)今日みたいに1ピリ全然足が動かなくて、チームの流れがつかめていなかったので練習からしっかり足を動かして流れに乗るように、5対5の練習もあるのでそういったところでしっかりやっていきたいです」
府中
「前回の日大戦から得点力不足が課題でした。結果論から言えば3ピリで5点入れたと思いますが、1ピリ、2ピリは1点ずつです。そういう面では最初に点を取った方が楽に試合を進められるっていうのがあるので、結果だけ見れば勝ちですが、追いつかれたのでそこはまた課題ですね。(今回の自分のゴールについて)1点目も、2点目もラッキーでたまたま入ったていう感じです。普通の試合だったら入らないのかなと思うのでついていたのかなと思います。ただ1点先制されていたので1点決められて、また振り出しに戻せたのは良かったです。(3―3になったときは)2連続でゴールを決められたので、自分は出ていないですが日体大の2点目からの3点目の失点の際は、ベンチからも気をつけろよという声は出ていました。まあ入れられてしまったのでそこも課題ですね。(主将不在について)晃介さんに頼っていたらダメなので、晃介さんは向こうで頑張っているのでこっちもいないなかで頑張って、晃介さんが帰ってきたときの試合には勝って迎えられたらいいなと思います。(2セットでの起用について)最近は3セット目の出場だったのですが、セットが上がって、この前の3セット目も同期の松本と一緒で今回も一緒ですごい息が合うのでどこに出場でもいいんですけど。本来なら1、2セット目でプラスを作って、3セット目でも作れば良くて自分が3セット目の時は0―0で失点されず、得点できればよいかなという感じでした。ただ2セット目なのでそういうわけにはいかず得点しなきゃいけないと思いました。(慶大戦に向けて)1次リーグの慶大戦は自分は不調で、不調でしょうがなくて悔しかったので、次の慶応戦はいい形でちゃんとチームに貢献できたらなと思います。大津さんがいないのは慶応と今日の試合なので、次の慶応戦勝っていい報告ができたらなと思います」
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