集大成の六大学リーグ戦 早大・東大に1勝1敗

集大成の六大学リーグ戦 早大・東大に1勝1敗
 今年も開催された東京六大学女子対抗戦。開幕戦のこの日は1部リーグ連覇を果たした早大、東大との試合が行われた。早大戦は、相手に確実にフリースローを沈められるなど少しずつ点差を離され40―68で敗戦。2戦目の東大戦では4年生チームと下級生チームが交互に出場し103―45で快勝。1勝1敗となった。

<早大戦>
 スターターは川副舞(理工4=富士学苑)、藤野希生(国際1=埼玉栄)、伴真衣香(文4=東京成徳)、北浦彩加(国際4=大津)、萱沼史織(情コミ3=埼玉栄)。

 1部リーグ連覇を果たした早大を相手に健闘を見せた。第1クオーターでいきなり12点のビハインドを背負うが、その後の3クオーターは全て一桁得点差で抑えた。フリースローを多く与え、そのすべてを沈められるなど苦しんだが、最後まで粘りを見せ、敗れはしたものの40―68と女王相手に食い下がった。昨年58―122の大差での敗戦から大きな成長を見せた。

<東大戦>
 スターターは加藤葉月(営4=明大中野八王子)、川副、伴、儀保梓(政経4=那覇)、北浦。

 4年生組と1、2年生を中心とした下級生組が交互に出場したこの試合。スターターの4年生が流れをつくれず、下級生にスイッチしたところで速攻がはまり16点の大量リードを奪う。第2クオーターに再び4年生が出場すると、「(第1クオーターのままだと)示しがつかない」(儀保)という意識から攻守にさえ渡り大差をつける。そのままほとんどの選手が得点を挙げ、103―45で快勝。1勝1敗で初日を締めくくった。

 この日だけで全員が出場を果たした。大会前の平田聡HCの言葉通り、来季のチーム作りを見据えたメンバーや、最後となる4年生中心のメンバーでの戦いなどが見られた。残る対戦は同格か格下のみ。集大成の大会を笑顔で終えるためにも、全勝を勝ち取りたい。

[松井嚴一郎]

試合後のコメント
儀保

「(4年生全員での出場)良かったです。集大成なので。最初はそれぞれの自覚が足りてなかったので持ち味を最初から出せれば良かった。(第1クオーター4年生でうまくいかなかった)そのあと下級生が良かったので、示しがつかないなってみんな思ったと思います。それもあってその後はしっかりできた。このチームでできるのも最後。ほとんどの人が競技をやめるので、今まで何十年やってきたことの区切りになるので、最後は楽しく終わりたい」