
2次リーグ初戦は日大に4―1で勝利/関東大学リーグ戦
課題の残る試合内容に
順調な2次リーグ始動となった。第1ピリオド2分、FW工藤翔介(政経3=北海道栄)が放ったシュートがキーパーに当たり跳ね返ったパックをFW井上東吾(法2=日光明峰)がゴールへ入れ先制。さらに5分、工藤がゴール前で攻防戦を繰り広げているとFW牛来森都(法1=北海)が合間を縫ったシュートが入って追加点。30秒後にはFW川村一希(商3=北海道清水)のゴールの真横を切るパスをFW大椋舞人(法4=白樺学園)がゴールへ流し込み立て続けに得点を決めた。第3ピリオドでは日大に1点返されるも、すぐさまFW川村一希(商3=北海道清水)がゴール前のこぼれ球を見逃さずシュートを決め4―1で勝利を挙げた。
しかし「決め切れていなかった」と間中朗監督。第2ピリオド開始3分には、日大選手がペナルティーを取られ2分退場とパワープレーに。大椋がFW永井遼(商4=白樺学園)に右斜め前にパスを出すと、永井遼はゴール前にパスをつなげる。大きなチャンスをつくったものの、そこでパックをゴールに押し込む味方は現れず。その後も幾度となくシュートを放ったが、第2ピリオドで点を重ねることができなかった。
4―1で勝利したが今回の試合で計59回のシュートのうち4回しか点へとつなげられなかった。5勝1分1敗でスタートした2次リーグ。優勝を狙うには1試合ともこぼすわけにはいかない。「足元をすくわれないようにしっかりやっていきたい」(大津)と気を引き締め次戦に備える。
ルーキー・高橋が復帰
好調な復帰戦だった。関東大学選手権の昭和大戦以来6カ月ぶりの出場となったFW高橋瞬(政経1=白樺学園高)。ケガ、手術による長期離脱からの復帰初戦となったこの試合では、第1ピリオド序盤から決定機を披露。開始早々に、FW松本昴大(商1=北海道清水)とワンツーで中央を突破しゴール前へ。シュートは打つことはできなかったが、相手ゴールを脅かした。また第3ピリオドではFW大津晃介主将(法4=日光明峰)らがいる第2セットで出場。「試してみたかった」(間中監督)と期待からの抜擢だった。試合勘を取り戻しながらのプレーの中、まずまずのコンビネーションを見せた。しかし「これで満足したくない」(高橋)。満を持して復帰したルーキーはさらなる活躍を誓った。
[渡邊弘基・村田萌衣子]
[試合後のコメント]
間中監督
「出だしは良かったのですが、3点を取って気を抜いてしまったかなと思いますが、こういう試合は難しいので、次はまたやってくれるのではないかなと思います。シュートは60本くらい打っているので、入らない、というのはいつも通りかなと。そこは一人一人のセンスというか、ゴールはそこに限りますね。決め切れていないところを直せればいいと思います。(空いた期間は)1週間は軽めのメニューで休養を取って、今週からしっかりやりました。それは良かったかなと思います。1年生を全員起用しましたが、それはどこまで出来るかなというのを見たかったので。相手も強くなっていくので、メンバーも探り探りで調整しながらやっていきます」
大津
「最初出だしの10分間は点もしっかり取ることができて、明治のペースで来ていたのですが、1ピリの最後のほうから2ピリ、3ピリにかけてまったく良いホッケーができなかったです。これという原因はまだ分からないですけど、まずは連携であったり、ホッケーは自分一人でやっているわけではなく、個々のスキルが連携として加わった時すごく良いホッケーができたりします。そういった部分が少し欠けて、誰か1人が頑張っているときに横でサポートするプレーが少なかったように思いました。(自身のノーゴールについて)ホッケーするFWっていうところでは得点、得点できなくてもアシスト、そういうスコアに関わるプレーを心掛けているのですが、今日は出来なかったということで、自分としてもチーム、セットに全然貢献できていませんでした。走らなきゃいけないところも、いつもより走りきれなかったというところがあるので、あまり良いホッケーではなかったと思います。(次の日体大戦に向けて)コーチからも練習の方針は言われたので、そのなかで今日は楽しんでホッケーするというところでは欠けていたと思うので、練習中から全員でホッケーを楽しみながら。楽しむのとふざけるのも違うので、厳しいなかにもしっかり楽しんでできるようにしたいです。チームとしてのモチベーション少しずつ上げられるように心がけていきたいと思います。(あらためてリーグ戦の意気込みを)今日の試合でよく分かると思うのですが、スコアリングチャンスを生かせないと良いホッケーできないですし、そういうチャンスを逆にピンチに変えたところもあったので、決められるとこはしっかり決めたいです。勝ちにこだわるプレーをして、一戦一戦足元をすくわれないようにしっかりやっていきたいと思います」
高橋
「(復帰戦を終えて)もっと動けると思っていましたが、全然でした。ゲーム間隔が6ヶ月くらいあって、全然動けなかったですし、苦しんでイライラしていました。この試合を通して試合感はだいぶ戻ってきましたが、1、2ピリは駄目でした。でも、同期と(セットが)同じだったので、気を遣うことなくやりやすかったです。大学に来て初試合と言ってもいいレベルなので、まあまあできた面もあります。でもこれで満足したくないです。(途中2セット目に変わったのは)1、2ピリは4セット回しでしたが、3ピリになったら変わって3セット回しになりました。その試合で動きが良い人が3セットに絞られます。(1セット目以降の得点は1点だったが)気持ちの問題だと思います。一人一人が楽なプレーをしようとしてしまっていました」
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