今季初勝利! 日体大に快勝/関東学生1部秋季リーグ戦

 今季初白星を挙げた。秋季リーグではこれまで4連敗と悔しい思いをしてきた明大グリフィンズだが、今回は同じTOP8の相手・日体大に快勝。2010年に1部リーグAブロックに上がってから一度も負けたことのない相手であり、日体大には4年連続の勝利であった。

 前半戦で勢いを爆発させた。試合開始6分、WR#7森平貴大(営2=県立横浜栄)がTD(タッチダウン)を決め、続く第2Q(クオーター)でWR#19山田修平(法3=県立大宮)がFG(フィールドゴール)で得点を追加。その後も勢いは衰えず、次の攻撃シリーズでは自陣30ヤード地点でQB(クオーターバック)#15阿江保智(情コミ1=六甲)から山田にボールが渡り、そのまま敵陣20ヤードまで猛進。その後、阿江からRB#9福田夕斗(政経1=日大第三)のパスが成功しエンドゾーンまでは残り19ヤードに。TE#92五十嵐一真(商3=明大明治)がQBからのロングパスを受けてTDを奪った。さらにその次の攻撃シリーズで山田がFGを決め、日体大を20-0まで追い込んだ。

 しかし後半戦に入ってその勢いは一変。第3Qでは開始11分、日体大の44ヤードのキックが成功し、3点を奪われる。第4Q、2回目の日体大攻撃シリーズでは敵陣8ヤード地点から4回のFD(ファーストダウン)を更新され、エンドゾーン4ヤードまで詰められも危機一髪でTDは逃れた。その後、DB#28杉山将太(文3=日大三)が全体3位の数を誇るインターセプトリターンを今試合でも敵陣43ヤードから決めた。明大の可能性を広げたが、得点には結びつかなかった。「前半にやっていたプレーを後半もやっていればもう少し得点できた」(阿江)と、後半まで継続する力を付けるという課題が見えた。

 「全員がQBを引っ張るという一体感が生まれてきたというのが試合を通じて感じることができた」(岩崎恭之監督)。今試合の1年生QBは阿江とQB#14服部晃太郎(国日1=県立鎌倉)の2人。パスの成功率が高かった。特に相手の守備陣の動きが激しくなりだした第3Qでは阿江が走りながらWR#81森野貴大(営3=国学院久我山)にパスを出し、20ヤード進めた。「全部の学年が一つになって勝てた」(五十嵐)と経験の浅いQBを全員でフォローできた。その支えとなったのはDF。DL#96山本友貴(数理3=都立戸山)、LB#5斉藤俊輔(政経4=日大第三)、杉山のタックルで相手を引き下げた。また今試合では5回ものリターンが決まり、OFへと繋げられた。「次の試合もDFからボールを取ってOFに回してあげられるような試合をしたい」(DL#90渡邊健太郎・政経4=法大二)とDFからチーム全体を支える試合を目指していく。

 今年はラスト2試合となった明大グリフィンズ。4年生も引退まであと2週間と、残る時間も少なくなってきた。1試合ごとに成長を重ねてきた。専大戦と中大戦もチーム全員でぶつかっていく。

[長縄里奈]

試合後のコメント

岩崎監督
「1年生QBは回して使った。よくやってくれた。それでリズムに乗れたのでそれに尽きる。それが勝因。先制パンチが上手く効いた。後半出なくなった時にレシーバーとかTEが俺のところに投げてこいと言うような、リーダーシップを本当は求めたい。とりあえず今日は勝ったことが全て。QBは1年生で行くということで、全員がQBを引っ張るという一体感が生まれてきたというのを試合を通じて感じることができた。得点シーンは練習通り決め切ることができた。前半に比べて後半はアジャストされてきた。そこでレシーバー陣がコミュニケーションを取って得点力を上げていきたい」

渡邉主将
「(今までの試合と比べて)QBが1年生なので、みんなで助けてあげられるような試合ができた。特に上級生が力を入れて頑張ってくれた。DFが今回良くて、OFを助けられればこういう試合展開にできることも分かったと思う。次の試合もDFからボールを取ってOFに回してあげられるようなDFを展開したい。あと1週間だが頑張りたい。4試合を経て、みんなで集まるプレーなどが冷静に身に付いたと思っている。それを今日の試合で生かせた。あとはそういうところを突き詰めて全員で残り2試合勝ちにいきたい。4連敗した後の試合だったけれど、そこで落ちるのではなくて残り3試合勝つために全員で練習を積極的に取り組めた。それを継続した結果がこの試合だったと思う。前回の試合から成長した点はDFとしては集まれるようになったことと、タックルなど個々の役割を一から見直せたこと。あと、相手のQBが走ってくるっていうのが分かっていたので、どんどんみんなで集まって止められた。練習のまま出せた。それを意識して二週間取り組んできたので、成果が発揮できてよかった。(OFは)1年生のQBの二人が一つになっていた。1年生QBだからこそみんなで助け合えた面もある。これが一カ月続いていけば3勝できると思う。彼らはまだだめなところもあるので、そこをしっかり課題としてもっともっと練習して欲しい。(最後の秋季リーグ戦も残り2試合だが)あと4週間で引退。早かったなと思いつつも、この部員たちと明治の泥臭いプレーの中でみんなで声出したり、盛り上げていったりしてきた。この4週間で後輩に残してあげられるもの、伝えていきたいものを明確にしようと思う。来年、もう一回チャレンジできる環境を整えてバトンタッチしたい」

五十嵐
「初勝利を挙げられて良かったです。ずっと負け続けていたが、全部の学年が一つになって勝てた。得点は、春も1年生QBが投げて捕らなきゃという感じで捕れた。今回も1年生がQBだったので自分が捕らなきゃと死ぬ気で捕った。自分は春も阿江のおかげでタッチダウンしたので、また助けてあげようと思っていた。残り2勝、全部で3勝して無事にシーズンを終えたい」

阿江
「勝つしかなかった。1勝でき一安心。また次、ここから2連勝したい。ランで持っていきたいという思いもあったが、今回はパスに助けられた面もあった。次はランをしっかり出して、またパスも出していければもっと良くなる。上級生は1年生のQBを引っ張るために率先して色々動いてくれていたので、自分らもミスを恐れずできた。最初勢いに乗っていて後半駄目になってしまうのは継続してできていないということ。前半にやっていたプレーを後半もやっていればもう少し得点できた。最初から最後まで100パーセント出し切れるように頑張っていきたい」

服部
「とにかく勝ちは本当に欲しかったのでうれしい。前半に阿江選手がすごく活躍してくれて、自分も出た時にあまり緊張せずにやることができた。後半はディフェンスの動きが激しくなってきて、そこに対応できずやられてしまった。先輩のQBが倒れてから上級生がすごくサポートしてくれた。先輩から盛り上げてくれたので、自分たちも自然と盛り上がってプレーに臨むことができた」

TEAM TIME PLAY PLAYER(S) PAT PLAYER(S) G/NG Score
◆得点経過◆
明大 1Q6:04 4yds  PASS #15阿江→#7森平 K #19山田 G 7―0
明大 2Q2:16 31yds FG #19山田 ――― 10―0
明大 2Q6:30 21yds PASS #15阿江→#92五十嵐 K #19山田 G 17―0
明大 2Q8:59 21yds FG #19山田 ――― 20―0
日体大 3Q10:11 44yds FG #12関根 ――― 20―3
明大 日体大
◆日体大戦スコア◆
タッチダウン
P.A.T. (1点)回数-成功 2-2 0-0
(2点)回数-成功 0-0 0-0
フィールドゴール 回数-成功 2-2 2-1
セイフティ
1stダウン(ラン-パス-反則) 13(4-8-1) 13(9-4-0)
パス 試投-成功-INT 27-16-0 26-12-2
獲得ヤード 165 85
ラン 回数-獲得ヤード 28-100 34-187
攻撃 回数-獲得ヤード 55-265 60-272
反則 回数-喪失ヤード 2-5 2-10
ファンブル 回数-喪失回数 0-0 2-2
3rd DOWN CONV. 25% 3/12 20% 2/10
4th DOWN CONV. 0% 0/1 25% 1/4
ボール所有時間 26:16 21:44