立大に敗戦 初の2部を12位で終える/関東大学女子2部リーグ戦
スターターは川副舞主将(理工4=富士学苑)、藤野希生(国際1=埼玉栄)、伴真衣香(文4=東京成徳)、多久文乃(情コミ1=東京成徳)、北浦彩加(国際4=大津)。

強い責任感を持ちチームをまとめる川副主将
初の2部リーグ最終戦を、白星で飾ることはできなかった。第1クオーター、相手のゾーンディフェンスに苦しみミスが増え、高確率で3Pシュートを沈められると11―23といきなり12点のビハインドを背負った。その後、北浦のミドルシュートやディフェンスからの速攻で得点を稼ぐなど、何度か5点差までは追い上げるも、あと一歩が届かない。最後は相手の3Pシュートが再び高確率で当たりだし、最終スコア62―77で敗戦。開幕戦から課題としていた出だしでつまずくと、差を詰めることはできても、相手の背中をとらえることはできなかった。
充実のリーグ戦を過ごした。昨年、3部4位から創部初の2部昇格を勝ち取った。2部最下位からのスタートとして臨んだ初年度は、5勝6敗の12位。下位4チームが回る入替戦は最終週を待たずして回避を確定させた。上位校とも互角の戦いを繰り広げるなど、2部定着、そして上位進出への足掛かりをつくった。1年次から期待され続けてきた5人の4年生と、毎年新たな力として加入してきた下級生の力が見事に融合し、一つ上のステージでの戦いで足跡を残した。「勝ちも負けも全て収穫になった初年度だった。勝ち切れないとか勝てないというのが続いたけど全員で我慢してやってこれたからこその5勝だと思う」(川副主将)。今までにない経験を積んだリーグ戦は、チームの大きな糧となる。「このリーグを見て色々なことを感じてくれたと思う。来年につなげてくれれば」(伴)。2部残留も決め、4年生の背中を見て成長した下級生が、来年度新たな戦いに挑む。
[吉川真澄]

試合後のコメント
平田HC
「完敗。全然自分たちのペースで試合が運べなかった。空回りしちゃったのかな。気持ちと体が上手く動いてなかった。昨日もミスで自分たちのペースになりそうでならなくて、今日も引き続きあったのかな。気持ちの面でも負けていたのかもしれない。ルーズボールとかで気持ちが表れてくるけど、相手の方が追っていた。自分たちでミスして自滅していくパターンが2日間続いてしまった。今まではどちらかは良い状態で試合を進めることができていたのに。試合入る前の雰囲気は良かった。(2部の戦いは)試合出れる人は限られてるから体に相当負担がくる。みんなにも体にもプレッシャーがかかってくる。色々な面でプレッシャーがかかった試合がずっと続く。その中でコンスタントに試合をしていくのは大変なこと。今日は良いゲームができなくて、自分自身も反省している。2部全体の試合をゆっくり振り返りたい」
川副主将
「勝ちたかった。4年の集大成でもあり、公式戦最後だったので。でも自分たちの今の現状がこれで、今は受け入れるしかない。後輩はこれじゃ2部で勝っていけないというのを体感してくれたと思うので来年につなげほしいと思う。前半はやられてたけど、後半はディフェンスが回り始めていい流れになっていたと思う。自分たちのディフェンスができないわけではないので、自信もっていいと思うけど、ディフェンスだけでは勝つことはできないのでミスを少なくするとかシュート力をつけるとか根本的なところからやっていかなければいけないと思う。去年3部4位で上がってきて、絶対自分たちは力が通用しないわけじゃないと思っていて、その中で勝つにはどうしたらいいかをみんなでやってきて、初めてということで1次リーグで3勝できたのも2次リーグで2勝できたのも収穫。勝ちも負けも全て収穫になった初年度だった。勝ち切れないとか勝てないというのが続いたけど全員で我慢してやってこれたからこその5勝だと思う。全員で勝ち取った5勝なので、そこは明治が初めて2部で5勝できたというのは自信もっていいことだと思うので、来年につなげてほしい。人が少ないというのもあるし、壁がないというかチームの中でコミュニケーションが取りやすくてそういうチーム力が大きかったと思う。試合中も上も言って下も言ういい関係性でやれているので明治のカラーとして続けていってほしいなと思う。ケガがあったりとか試合に出ても動けなかった期間がながくて歯がゆくてやめようかなとかマネジャーやろうかなとか思ったりもあったんですけど今の4人がいたからここまでやってこれたというのもあるので感謝の言葉しかないですね。後輩も1年間こんなふがいないキャプテンについてきてくれて本当にありがとうという感じなんですけど、それ以上に同期には感謝したい。5人もいるので私が主将だからどうこうというのはなくてそれぞれの役割があった。夏勝ち切れなかったりうまくいかなかったときはどうしたらいいかわからなくなってしまったときも同期も後輩も支えてくれて声を掛けてくれたりした。各々の役割があって補い合って人数は少ないけどチームだったなと思う。来年は私たちができなかった上位を全員で目指してほしい」
北浦
「1クオーターは相手のスリーが入っていて23点決められてしまって、こっちはゾーンに対応できなくて自分たちがいつもやってるプレーができずに終わってしまったんですけど、2クオーター目からは自分たちが対応できてきていい感じだったので、もうちょっと早く対応できていたら詰められたかなと思う。自分はガツガツいく強みがあると思うので力負けはしたくなかった。3部だと負ける心配がない試合が多かったけど、2部で技術的にも同じくらいのチームの中でレベルの高いところでプレーしてバスケしてるって感じがしたし、良い経験になった。体の当たりが一番の違いだった。2部定着が目標で、とりあえずは残ることができたのであとは後輩に託したいと思う。私はシュートを打っちゃうタイプなんですけど、リズ(多久)とかがリバウンド取ってくれたりフォローしてくれてるのが大きいので、自分も助けてもらってる分、何かチームのために動かなきゃいけないというのがあって、今日はルーズボールとかは頑張れた。1年生の頃はオフェンスとかでも決まった動きとかがなくてどこに動けばいいんだろうとか全く分からないままやっていて、2年からはスタートで出させてもらって、自分の役割も明確になってきて自分のできることを一生懸命できるようになった。周りが自分を生かしてくれていると思うので、そのおかげで今の自分があると思う」
伴
「このリーグで課題にしていた出だしが課題のまま終わってしまった。あとは自分たちのミス。途中で自分たちの流れもできていたところもあったし楽しく終われた。(入替戦がなくなって)このリーグ中ずっと不安で。この先どうなるのっていう就活のような感じでした。でも1次リーグで自分たちが積み重ねてきたものが発揮できて、最後まで笑ってできたことが良かった。(3部との違いは)精神的にも体力的にも違った。勝敗だけじゃなくて得失点差とか考えると差を縮めさせちゃ駄目だし。下の子たちを出させてあげたかったけどできなかった。でもこのリーグを見て色々なことを感じてくれたと思う。来年につなげてくれれば。オフェンスの部分はみんな力を持ってるので、あとはディフェンス。1対1だったりチームディフェンスだったり。私たちが抜けて1部行ってくれたらいいな。私たちはずっと上に行ってたチームで怖いものなしだった。これからは入替戦だったりの責任感があると思うけどやってくれると信じてる。(六大戦は)また立教と法政とも対戦するから絶対負けたくない。これで本当に最後だけど実感ない。最後に4年の5人で勝って終われれば良いな」
多久
「最初から向こうのペースで。3ピリあたりから追いつこうって感じだったけどミスとか焦りがあった。点決めてもディフェンスが上手くいかなかった。最初から最後まで相手のペースだった。攻めようとしたけど向こうのカバーが速くて走り込めなかった。一人一人はドリブルとかで攻めてたけど合わせの部分がなかなかできなかった。(リーグ戦は)厳しいときとかミスしたときにも4年生とかが声を掛けてくださって、私たち1年ももっと声出してかないと駄目だと思った。試合を通して自分ではわからないけど、リンさん(山口明日香・商3=岡谷南)に最初と全然動き違うねって言われて。もっと頑張ろうと思った。(膝の状態は)コウさんが抜けて試合に出るチャンスが増えて頑張ろうと思ったけど、高校のときから膝は結構悪くて。高校のときはたくさん選手がいたのでどうにかなっていたけど、今回は人はいないし連戦だしでつらかった。昨日やられていたら今日動けなかった。今日で良かった。(六大戦は)4年生が最後なので気合い入れてくると思うけど、1年生らしく頑張る。良い雰囲気で4年生を送り出したい」
法 大 | 明 大 | 学芸大 | 関東学大 | 江戸川大 | 立 大 | 国学院大 | 東女体大 | 1次勝敗 | 1次勝ち点 | 2次勝敗 | 2次勝ち点 | トータル勝敗 | トータル勝ち点 | 順位 | |
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法 大 | |||||||||||||||
明 大 | |||||||||||||||
学芸大 | |||||||||||||||
関東学大 | |||||||||||||||
江戸川大 | |||||||||||||||
立 大 | |||||||||||||||
国学院大 | |||||||||||||||
東女体大 |
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