
早大相手に1得点に終わる リーグ戦初黒星/関東大学リーグ戦
「流れを最初から最後までつかめなかった」(大津)。早大に先制点を決められた焦りから、上手く自分たちのペースに持ち込むことができなかった。0―1で第2ピリオドに突入。第2ピリオド残り51秒でFW大椋舞人(法4=白樺学園)からのパスで大津がゴール目の前のパックを押し込みようやく1点を決めた。同点で迎えた第3ピリオド。4分22秒に相手のゴール付近でDF松金健太(法3=釧路江南)が出したパスをカットしゴールを狙われた。一度は守ったが、こぼれ球を拾われシュートを決められた。何とかして追いつきたい明大だったが、試合終了まで残り5分を切ったところで明大にペナルティーが続く。そんなキルプレーの中、大津と大椋でシュートチャンスを作るも得点を挙げることができず1―2で試合終了。決定力に欠ける試合となった。
パワープレーを生かせなかった。1点ビハインドだった第2ピリオドの中盤、早大選手が2人ペナルティーで5対3と巻き返しの絶好のチャンスに。しかし、パスミスからいい形が作れなかった。また、試合中には「手探りになっている」(間中朗監督)と言うセット変更も頻繁に行ったが、最後まで上手くはまらずゴールのチャンスを逃した。第3ピリオドでは明大はシュート数が13に対し早大は18と攻め負け、追加点を取れないままわずか1得点で終わった。
無敗が途切れてしまった。最大の目標は逃したが、直後に行われた中大と東洋大の試合が引き分けに終わったため、早くも全勝は早大のみとリーグ戦は混戦になりつつある。優勝戦線には確実に残っている。「悔しいとは言っていられない」(大津)とすでに気持ちを切り替え、次節・東洋大戦での勝利を目指す。
[村田萌衣子]
試合後のコメント
間中監督
「負けるときはこんなものかなといった感じです。(パワープレーを生かせなかった原因は)やっぱり余裕があるのかシュートが上手くやれないのか、何やりたいのかがはっきり明確になっていなかったです。崩してシュートして入れたいのか、それともパスしてシュートなのか。やっぱり何がしたいのかが分からなかったですね、パワープレーの意図が。パワープレーは課題ですね。(セットの変更は)やっぱり良い選手をなるべく使いたいので固定できればいいのですが、力の多い選手がいるので、そこのバランスとかどういう風に収まるのかなっていうのはちょっと分からないです。リーグで手探りっぽくなっちゃっていますけど、本当は固定して戦えたらいいのですが固定できてないというとこは多分そのできないとこかなと思います。(一番の敗因は)やっぱ最初のパワープレーですよね。あと5対3で入れられなかったというのが駄目ですよね。(選手に求めることは)まず点数を取る前にしっかり守るっていうのですよね。法大戦も先に入れられて、今回も先に入れられてみたいなところがあるので。(東洋大戦に向けて今回の課題を)帰ってよく考えてどういう風にしたらいいのかってまずそっから考えてやりたいと思いますけど、まずはチームとしては良いコンディションできてもらえるように、引きずらないようにしてほしいです」
大津
「良い試合ではなかったです。流れとしても最初から最後までつかめなかったです。(セットの変更について)コーチ自身もそう流れを変えなくてはいけないと思った状況の中で、ベストなコンディションな選手を采配したと思いますが、期待に応えられなかったと思うので残念です。攻守の切り替えも良くなかったです。1ピリラスト5分だったり、2ピリラスト5分だったり、次のピリオドにつなぐ良いプレーができませんでした。パワープレーやキルプレーも練習したのですが思うようにできず、焦りなどで自分たちでペースを崩しました。早稲田に負けるはずがないというような甘い気持ちがあったのも一つの原因だと思います。この負けをいつまでも悔しいとは言っていられないので、次はプレースタイルや試合に臨む気持ちを切り替えます。ダメだったところもハッキリとわかったので、この二日間ミーティングなどを通しで改善します。しっかり改善できれば東洋大戦も確実に取りに行けるので、必ず修正できるようにします」
大椋
「今日は全体的に悪いプレーで、最初から最後まで結構悪い状況でいってしまったのでこういう結果になったのだと思います。パワープレーが多かったのですがそれで決めることができなかったことが一番悪かったと思います。もう1つは守り面で結構回されている部分があったのでそういう部分でダメだったかなと思います。(荒いプレーは)特に気にならずいけていましたが、自分たちのミスで点を取られているのが多かったのでそういうのが課題になってきますね。(早大が2人抜けたとき)5対3で決められなかったら、もう決めるところがないと思うので、そういうところで入れられるようにならなかったら多分上でもやっていけないと思います。(次の東洋大戦に向けて)プレー面ではもう練習がないので何も変わらないと思うので、4年生中心に後輩がついてってくれるように声をかけていきたいです。パワープレーで声をかけるとかDF面とFW面のギャップとかだったりを声をかけて修正していかないとダメだと思うので、そういう部分を中心にやっていきたいです。東洋大は結構荒々しいプレーが多いので多分反則もらえるとこが多くなると思います。パワープレーで何点か決めて楽な試合でやっていきたいです」
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