駒大にストレート勝ちで後半戦3連勝/秋季関東大学男子1部リーグ戦
久々のストレート勝ちだ! 第1セット、立ち上がりから原潤一(文4=習志野)の一枚ブロックや野村昇吾(商4=高知商)のビッグサーブなどで5点先取し流れをつくる。タイムアウトを挟んで駒大に一気に2点差まで詰められ、そのまま点の取り合いに。一進一退の攻防が続いたが、ピンチサーバーの山中奏(法3=駿河台)のサーブで崩し、返ってきたボールをダイレクトアタックで沈め貴重な一点を獲得。リードを守り切り、最後は長いラリーを濱中俊生(商3=弥栄)がブロックアウトを取って25―23で先制した。
続く第2セット、第1セット途中から入った頼金大夢(法2=東福岡)が「全体的に調子が良かった」と躍動。サーブカットからアタックまで切らすことなく自分の仕事をこなした。ワンタッチを取って切り返したり、時間差攻撃を交えたりと多彩な攻撃で得点を重ねた。点差こそ大きく開かなかったが明大のペースで試合を展開し、25―19でこのセットも収め第3セットに臨んだ。第3セットも入りの部分で勝利を決定づけることはなかったが「自分たちのペースでないときでも我慢ができた」(瀧野)。粘って粘ってレシーブを上げ続けて相手のミスを待った。駒大に徐々にほころびが見られ、終盤に6連続得点と一気を引き寄せ、最後は頼金が抑えて25―20。ストレートで勝利した。
大混戦の秋季リーグ戦をここまで4勝4敗の明大。駒大戦では相手のミスに助けられた部分もあったが、残る3試合は「自分たちのバレーができればどこのチームにも勝てる」と瀧野。インカレでは秋季リーグでの順位がカギを握る。まずは次に控える日体大戦で勝ち越したい。
[荒井希和子]
日付 | 対戦相手 | 場所 | スコア | ●2{18―25、19―25、28―26、31―29、12―15}3 | ○3{21―25、23―25、25―18、26―24、15―11}2 | ○3{25―21、25―22、25―27、15―25、15―10}2 | ― | ― | ― |
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試合後のコメント
瀧野
「相手のミスに助けられた部分があったが、自分たちはミスを出さずに我慢できた。そこは評価できる部分。サーブカットはあまり安定してなかったが、返ったときにクイックを使えていて、本数も増えたことで攻撃のパターンも増えたのがよかった。(勝因)自分たちのペースでないときでも我慢ができた。レシーブも強打に対しては上がっていた。相手との我慢比べに勝てた。(雰囲気)まだまだ。もっと上げられるし、先週はもっと盛り上がっていたと思う。先週のようにいい状態に持っていきたい。(後半戦3連勝)いい流れでもあるし、悪い面もある。とにかく全員が後半戦は全勝するという意識を持てている。そこで負けそうになっても耐えられているのかなと思う。(明日)自分たちのバレーができればどこのチームにも勝てる。コンディションやモチベーションを上げていくことが大事になってくる。一本で決まらない展開になると思うので、今日できた我慢を明日もできればいい」
小野寺徹(営4=東洋)
「(相手ブロックに苦戦)前々から相手センターがいろいろやってくるのはわかってので、苦戦するだろうなと思ってた。けど、ここまで何もできないとは思わなかった。今年の練習ではブロック面で結構力を入れていて、ブロックとレシーブの関係とか。で最近は、自分たちのバレーをすることはできなくて負けが続いてたりもしたので、相手というよりも自分たちのバレーをやることを意識してやってきた。自分たちで決めたルールをしっかりやろうと。自分はアタックはあまり打たないので、ブロック面でしっかり貢献できるようにしていた。今日は思ったより当たらなかった。まずは、目の前にいるセンターに対応できなかったのと、ただ単にサイドが遅れた。時間差攻撃のおとり入っても、不意に上がってくるトスに対してミスをしないようにしていた。シャットアウトされないようには気をつけてる。毎回全力で入って相手のブロック1枚でも引きつけられるようにはしてる。今日は自分の持ち味のブロックがあまりでなかったので、明日からきちんとやる。シャットアウト取れるのが1番だけど、ワンタッチでチームのコンビバレーが展開できるようすること。ブロックで貢献する。(ストレート勝ちで)久しぶりにストレートで勝てたのは良かった。相手のミスも多くて勝たせてもらったので、明日からは自分たちのバレーで気持ち良くストレートで勝って終わりたい」
與崎
「レシーブだけはしっかり上がるようにと一週間でフォーメーションを確認したり、コースの確認をしたりといろいろできた。やったことが試合でしっかりできた。どのセットでも中盤あたりで相手がミスしてくれたことが一番大きいが、相手のおかげじゃなくて自分たちでしっかり走って楽な展開に持っていけるようになればもっと強いチームになれると思う。まだ相手のミスに助けられているところがあるので、何か変えられるところがあれば取り組む。代わって入った頼金がワンタッチに逃げたり、小技を使いながら点数を取ってくれたのである程度楽にできた。後半戦は全勝を目指していて、練習からしっかり取り組んでいる。後は雰囲気だけ上がってくれれば良いチームになっていくと思う」
辰巳
「結果はストレートでよかったけど、内容が自分たちのバレーができなかった。ブロックで止められるってことは想定内で、ブロックフォローの確認をした。相手も小さいなチームじゃなかったので、コートを広く使おうと。ブロックポイントはそんなによくなかったと思うけど、ブロックを強化してきた分タイミングがそろっていてやりやすかった。試合前の戦う準備だったりコートの中の雰囲気がまだ勝つという感じではない。自分たちのリズムでできなかった。点の取り合いの時は、こっちから我慢できずにミス出すことが多いということで、サイドアウト中心で。自分が前衛になったらライトがいなくなるので、與崎さんがバックでライトアタックを使えると頼もしい。相手もクイックをしてきたので、サイドアウト意識してブロックを振り切れるようにした。途中から頼金も入って、良い仕事しくれた。本人のリズムでプレーができてたので、トスもつめられた。今日はとても頼りにできた。前半戦終わってから、後半は全勝しようってチームでやってきたのでこれからもしっかりやっていきたい。明日は日体大ということで、今日みたいにミスはしてくれないと思うので自分たちで点を取りに行くバレーをする」
頼金
「代わったのが序盤だったので、気負うことなく楽にやっていたら点数につながった。サーブで狙われるのは当然なので、キャッチの精度を高めていきたい。シャットされた時もすぐ切り替えができていた。全体的に調子が良かったので何でもできていた。ワンタッチかけたり、レシーブが上がって粘れたので点数は開かなかったが徐々に流れを持って来られたと思う。こっちもミスが出ていたので、もっと楽に勝てる試合ではあった」
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