
同士対決を制し明大Aが優勝/関東学生チームカップ
熱戦を繰り広げた。明大Aは松下海輝(商4=希望が丘)、有延、町飛鳥(商3=青森山田)と経験豊富なエースたち。対する明大Bは滝澤拓真(情コミ3=長野商)、酒井明日翔(政経1=帝京)、渡辺裕介(商1=明徳義塾)とルーキーが中心の勢いのあるメンバーがそろった。明大Aは1番手の町が試合巧者ぶりを見せつけ渡辺に快勝。2番手の有延は酒井と最終ゲームまでもつれこむ接戦を繰り広げる。酒井に3点先取された有延だが、ラリーの中で緩急をつけ酒井のミスを誘いポイントを重ねていく。最後まで気迫を見せた有延は12―10のジュースを制し勝利を挙げた。ゲームカウント2―0になり、このままストレートで優勝を決めるかと思われたAチーム。しかし松下が滝澤の強気なプレーの前に敗戦を喫し、続く町も酒井のトリッキーな攻撃に「対応できなかった」とあえなく敗れる。勝敗は秋季リーグ戦でダブルスを組んだ有延と渡辺の対決に託された。両者譲らない展開で迎えた最終ゲーム、有延は「負けたくないという気持ちが強かった」と上級生の意地を見せ試合のペースをつかむ。最後は息の詰まるようなフォアの打ち合いを有延が打ち勝ち11―8で勝利。有延が2勝を挙げる活躍で明大Aが優勝を決めた。

A、B共に決勝出場。層の厚さを見せつけた
いざ、大舞台へ。今月末には全日本大学総合選手権(全日学)の個人戦が控えている。明大からはダブルス4組、シングルス11人が出場。各大学のエースが集結する全日学は毎年ハイレベルな戦いが繰り広げられているが、明大は2年連続で単複優勝を果たしている。団体戦ではグランドスラムを逃しただけに、個人戦では復活を見せたい。学生日本一の冠を手に入れるのは誰か。3連覇へ向け新たなステージが始まる。
[田中愛]
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