王者日大に大敗/関東学生1部秋季リーグ戦

 関東王者・日大の前に6―44で完敗を喫した。第1Q(クオーター)ではフィールドゴールで日大に先制されるが、RB#9福田友斗(政経1=日大三)の逆転TD(タッチダウン)で第1Qは6―3とリード。だが、第2Q開始4分、日大に逆転TDを許してしまう。その後も日大のパス攻撃に圧倒され、徐々に点差を離されて試合終了。スコア上では敗北したが、収穫が多く次につながる試合内容を見せた。

 ルーキーが光った。第1Q終了間際、福田がQB#18南卓真(政経3=日大三)からパスを受け取り、切れのあるランプレーで敵陣45ヤード地点からTDを奪った。このプレーの背景には上級生の姿がある。「先輩が道を空けてくれたので走れた」(福田)というように上級生が相手を抑えて走らせることで、ルーキーにTDへの道を切り開いた。「福田も含めて一年生はよくやってくれている」(岩崎恭之監督)。ピッチ上で上級生の支える力がこのプレーを生み出し、この試合で唯一の得点を挙げた。

 課題は残るものの、攻守ともに成長を見せている。その中でやはり大事なのは初心に返ること。土台を固めることで明大グリフィンズの勝利に近づく。オフェンスではパスが前回よりも決まり、相手のディフェンスが固い中で前へ前へという意識が見られた。ディフェンスもLB#8氏家倫太郎(政経2=埼玉栄)のタックルやDB#23野口大二郎(法4=県立鎌倉)のパスカットを決め、DL#96山本友貴(総合3=都立戸山)が相手にプレッシャーをかけるなど、日大のパス攻撃を食い止める場面も多く見られた。「次の試合に向けて必ず勝ちに行くという目標はできたのでしっかり今日で課題を克服すればまだまだ自分たちは成長できる」(DL#90渡邉健太郎主将・営4=法大二)と開幕3連敗ではあるものの、一試合一試合確実に進歩し明大らしさを取り戻している。次戦は昨年2位の法大戦となるが、明大グリフィンズは挑戦者としてリーグ戦初勝利を奪いに行く。

{長縄里奈}

選手のコメント
岩崎監督

「完全な力負けではあるけれど、前半に関してはよくやったと思う。試合を重ねていくごとによくなってきている。(日大戦では)最後点差を離されてしまったが、それもチャレンジした結果なので仕方ない。大分明大らしいプレーができるようになってきたが、まだまだなのでもっと全員で戦っていけるようにしたい気持ちを切り替えて法大戦に臨みたい。(福田のTDについて)福田も含めて一年生はよくやってくれている。3敗してしまっているので法大戦はチャレンジャーとして立ち向かっていきたい」

渡邉主将
「スコア的には完敗です。立ち上がりすごく良い雰囲気でオフェンスもディフェンスも良かったのが最初のスコアにつながったと思う。あの戦いができれば次につながるし、最後まで持続させたら法政も苦しめることもできるし、必ず勝利に結びつけられる試合内容になったと思います。(2Q以降はサイドにパスを通されることが多かったが)そこはアジャストというのをディフェンスとしてはもっと深めていければいい。今日はディフェンスが負けていたという印象はあまりない。全員で泥臭くタックルしていけるように、明治らしさというのは出てきている。自分たちもここ3試合で成長できたし悲観することは何もなくて次の試合に向けて必ず勝ちに行くという目標はできたのでしっかり今日で課題を克服すればまだまだ自分たちは成長できると思っている。法政はシステムがしっかりしているのでそこはしっかりスカウティングしてあとは個々はディフェンスの役割、オフェンスはドライブしてTDを奪う。自分たちの仕事を全員が全うできれば日大戦の前半のようないい展開に持っていけれると思うので、そこを意識して最初から最後まで全員で、法政戦は全員一丸となって勝利を目指していきたい」


「相手が強かった。最初の流れのまま続けられたら良かったと思うが、強豪相手に数少ないチャンスの中でミスが出てしまったことは修正していきたい。(インターセプトは)レシーバーとのコミュニケーションが取れていないということが一番大きいと思う。日大の守備は修正能力や対応力が高くて関東王者であるだけに粘り強かった。だが、意外と穴もあったのでそこをもっと攻めていけたらいいと思う。法政戦は今まで通り自分たちのテンポを崩さないように。ミスが多いので直していかないといけない。初戦よりはテンポも良いしゲインもできている。ミスが自滅させてしまっているので集中してやっていきたい。法政も日大同様強いので今日出た課題を修正して全力でぶつかりたい」

福田
「(第1QのTDについて)先輩たちが道を空けてくれたので走れた。チーム全体が勝ちにいくという思いでやっていたで、TDを決めれたことで雰囲気がさらに上がったと思う。日大戦に向ける思いというのはそうとう強かったので、よかったところもあったけれど負けてしまったので次も頑張りたい。(早大戦からの一週間は)メリハリを持って最初から最後までやり切るということを課題として練習してきた。今回の試合は最初はよかったが最後は雰囲気が下がってきてしまっていたので、いい雰囲気を最後まで続けられるようにしたい。(次の法大戦は)まだ勝っていないので次は絶対勝つという気持ちで臨みたい」

TEAM TIME PLAY PLAYER(S) PAT PLAYER(S) G/NG Score
◆得点経過◆
日大 1Q10:19 52yds  FG #12芳賀 ――― 0―3
明大 1Q12:00 43yds RUN #9福田 K チーム NG 6―3
日大 2Q3:25 2yds RUN #43竹内 K #12松浦 G 6―10
日大 2Q9:26 1yd PASS #10西澤→#25西村 K #12松浦 G 6―17
日大 3Q4:45 1yd RUN #43竹内 K #12松浦 G 6―24
日大 3Q10:17 1yd RUN #5ウィリアム K チーム NG 6―30
日大 4Q1:53 26yds INT #49奥本 K #12松浦 G 6―37
日大 4Q6:41 3yds RUN #5ウィリアム K #12松浦 G 6―44

明大 日大
◆日大戦スコア◆
タッチダウン
P.A.T. (1点)回数-成功 1-0 6-5
(2点)回数-成功 0-0 0-0
フィールドゴール 回数-成功 0-0 2-1
セイフティ
1stダウン(ラン-パス-反則) 10(2-8-0) 33(7-24-2)
パス 試投-成功-INT 27-15-4 52-34-0
獲得ヤード 167 370
ラン 回数-獲得ヤード 15-85 34-176
攻撃 回数-獲得ヤード 42-252 86-546
反則 回数-喪失ヤード 3-25 4-40
ファンブル 回数-喪失回数 1-0 0-0
3rd DOWN CONV. 38% 3/8 62% 8/13
4th DOWN CONV. 0% 0/3 0% 0/1
ボール所有時間 17:56 30:04