
丹羽がリオ五輪代表に内定!
明大のエース
大学入学時に「4年生で明治大学としてリオ五輪に出たい」と話していた丹羽。その夢をかなえようとしている。高校3年次に日本チャンピオンの座を獲得し明大に入学。大学でもその実力を遺憾なく発揮した。1年次に全日本大学総合選手権・個人の部で優勝を果たすと、2年次には明大のグランドスラム達成に大きく貢献。今年7月の団体インカレでは早大に敗れ3位に終わったが、残した成績は圧倒的だ。モチベーションの異なる国際大会と学生大会の両立に苦しんでいたが「チームで練習できないときは個人の能力でカバーするしかない」と団体戦でもチームの一員として出場。明大のエースとしても意地とプライドを見せ続けた。
日本のエース
大学で活躍する間も日本のエースとして活躍した。昨年東京で開催された世界選手権(団体)に出場。決勝トーナメント準々決勝、ポルトガル戦では当時丹羽よりも世界ランクが高かったフレイタス(2014年4月時点フレイタス12位、丹羽16位)にストレートで勝利するなど日本の銅メダル獲得に貢献。
今年の世界選手権(個人)ではベスト16。現在の世界ランクは12位(9月2日時点)で日本では水谷隼選手(平24政経卒・現ビーコン・ラボ)に次ぐ位置につけている。体格こそ世界の強豪選手には劣るが、持ち前の速い卓球を追求し「丹羽の卓球」とまで呼ばれるようになった。
五輪代表の座を勝ち取った丹羽。団体インカレの際には「僕がオリンピックに出れば明治の名をもっと広めることができる」と話した。明大生として臨む五輪。紫紺を背負い、最高の舞台で躍動する。
[石渡遼]
◆丹羽孝希(にわ・こうき) 政経3 青森山田高出 162㎝・52㎏
★大学での主な成績★ ※大会名をクリックするとその記事に飛びます
2013 第80回全日本大学総合選手権・個人の部 優勝
2014 第52回世界選手権団体戦 3位
ITTFワールドツアーロシアオープン シングルス優勝
第81回全日本大学総合選手権・個人の部 2位
全日本選手権 シングルス3位
2015 第20回ジャパントップ12 優勝
第53回世界選手権個人戦 シングルスベスト16
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