リーグ戦開幕 初戦・日大戦を勝利で飾る/関東大学リーグ戦

 関東大学リーグ戦が開幕した。昨年は8年ぶりの優勝を果たし、2連覇が懸かった今年のリーグ戦。初戦の相手は昨年度最下位だった格下の日大。第1ピリオドは先制点を取るも1―1の同点で終えたが、第2ピリオドで4点奪うと6―2で白星を挙げた。初戦で勝利し幸先の良いスタートを切るも、一方で日大相手に2失点するなど課題が残る試合となった。

 手堅く勝利を収めた。同点で迎えた第2ピリオド。5分にFW大津晃介主将(法4=日光明峰)がゴール前に持ち込むと、FW上野峻輔(政経3=北海)、FW桂川涼(政経2=白樺学園)とつなぎゴール正面から桂川が放ったシュートはゴール左に沈んだ。このゴールで勝ち越し、11分にはFW大椋舞人(法4=白樺学園)がキルプレーながら中央でパックを奪うと個人技でDFを振り切り、GKとの1対1を難なく沈めて追加点。さらに18分には「最初の試合で入れられて良かった」とルーキー・FW牛来森都(法1=北海)が初ゴール。牛来はセットの入れ替わり直後にゴール裏にいたFW府中裕也(商1=武修館)からパスをもらい、そのままシュートを放ってネットを揺らす。大学生になってから初めてのゴールは同期のアシストによって決まった。その後日大に1点返されるも、3点リードで最終ピリオドへ。第3ピリオドは5分02秒で大椋が今回の試合で2ゴール目となるシュートを放つと6―2で試合終了。逃げ切って試合を終えた。

 初戦を勝利で飾ったが100%の力を出し切った試合とはならなかった。6点を奪った攻撃についても「もっと得点を取らないといけない」と間中朗監督は注文をつけた。まずまずの船出とはなったが、2連覇へ向けてはさらなるチームの成長が求められる。また、今年は開幕から1日おきに3試合が続く日程。次戦に向けて準備できる時間は限られているが、課題を修正しチームの完成度を高めていきたい。

[村田萌衣子]

[試合後のコメント]
間中監督
「開幕は難しいので、第1ピリオドの1―1はまずまずだったと思います。もう少し簡単に入りたかったですが、体が動いていなかったですね。(メンバーについては)この3試合で全員を使いたいというところで、主力の選手だけでなく起用しました。GKについても同様です。育てていくのも仕事だと思うので。リーグ戦はこの3試合でステップアップして、上位のチームの戦うというイメージを持っています。明治は他のチームよりスピードのあるチームなので、もっと得点を取らないといけないので、そのあたりはしっかりやりたいと思います。春から全員がステップアップ出来ていると思いますし、個人的には3つ目、4つ目の選手が上がってきてほしいですね。(次戦に向けて)とにかくたくさん得点するというところですね」

大椋
「第1ピリオドと第2ピリオドであんまり良い動きができなくて、同点のままいったのですが、第3ピリオドでちょっと自分たちらしいアイスホッケーができて、もちかえせたかなという感じでした。日大さんには申し訳ないのですがちょっと下のクラスなのでそれに2失点というのは、自分たちのDF力が弱かったかなと思いました。次の試合まで2日とないので、試合の最中に(DFを)直していかないといけないのですが、DFとFWで声をかけて、ギャップとかをコントロールして守れるようにしていきたいです。(得点は)シュートを打っていた割には入ってなかったのでやっぱ得点力がなかったので、それも課題ですね。自分は個人として入れるっていう気持ちが足りないかなと思ったのと全体的にそうだと思うのでもっと意欲的にゴールを狙っていったほうが入ると思います。リーグ戦では明治は弱いっていう印象があるのですが、去年も優勝しているので1戦1戦集中して自分たちらしいホッケーをしていけば多分負けないとは思うので、明治らしいホッケーをしていきたいです。(次の対戦相手)日体大もあんまり弱くはないので集中して、スキを見せたらやられると思うので全力で勝って、1戦1戦集中していきたいです。(自身のゴールに関して)たまたま入った感があるので、もっともっとレベルアップしてリーグ戦勝つためには多分入れてかないといけないのでもっとポイントに絡めていきたいです」

牛来
「リーグ戦の1番最初の試合ということでみんな気合い入って臨めたと思います。(初ゴールは)春の1回戦の試合でもすごいチャンスもらって決められなくて、夏の大会とかもあったがすごい悔しい思いしていたので、今日1番最初の試合で入れられて良かったです。ゴール裏で府中っていう同期がパックを持っていて、自分もフリーだったのでそこで良いパスが来たのでもう打つだけで入ったので、裕也のおかげです。(調子は)良いです。多分1番良いと思います。自分は本当に頑張らないとベンチにも入れないような選手なので、こうやって結果を残していかないと試合に出れないと思うので、全試合で結果を残そうという気持ちをもって全試合臨みたいです。自分から見ても明治のFWはすごい得点力もあってスピードもあるので、もっともっと点数を入れてもおかしくはないので、次の試合はもっと点数を入れてくれると思います。本来の力が100%としたら、本当に60%、50パーセントぐらいの力しか出せてないのではないかと思います。(次の日体大戦について)FWのチャンスが今日もいっぱいあったのでそれを確実に点数を決めていくとだと思います。この1点で終わる選手じゃなくて、これの次の試合、次の試合でどんどん点数入れられる選手になっていきたいので頑張っていきたいです」

日時 対戦予定・結果
◆平成27年度関東大学リーグ戦◆ (スコアをクリックすると記事にリンクします)
9・19(土)12:00 ○明大6―2日大
9・21(月)12:30 明大―日体大
9・23(水)15:00 明大―慶大
10・4(日)15:00 明大―法大
10・10(土)12:00 明大―早大
10・12(月)12:30 明大―東洋大
10・18(日)12:30 明大―中大
10・31(土)14:30 明大―日大
11・3(火)12:30 明大―日体大
10 11・7(土)14:30 明大―慶大
11 11・14(土)14:30 明大―法大
12 11・21(土)17:00 明大―早大
13 11・23(月)12:00 明大―東洋大
14 11・29(日)17:30 明大―中大
※会場は全て東伏見・ダイドードリンコアイスアリーナ

順位 チーム名 勝点
◆順位表◆【9月20日現在】
中大
明大
東洋大
早大
法大
日大
慶大
日体大