関東学大下し2連勝 1次リーグを3勝4敗で終える/関東大学女子2部リーグ戦
スターターは、川副舞主将(理工4=富士学苑)、藤野希生(国際1=埼玉栄)、伴真衣香(文4=東京成徳)、北浦彩加(国際4=大津)、萱沼史織(情コミ3=埼玉栄)。

ケガをしながらも21得点を挙げた萱沼
危なげない試合運びを見せた。ジャンプボール後、最初のプレーで萱沼がシュートを沈める。リズムよくゲームに入ると、制空権を支配しリバウンドからの波状攻撃で着実にリードを広げた。特に第2クオーターは8失点とディフェンスもかみ合い前半で12点をリード。後半何度か追い上げられる場面もあったが、要所でスティールが光りそこからの速攻ですぐさま嫌な流れを断ち切った。試合終盤も落ち着いて試合を進め、最終スコアは76―66。2部昇格以来初となる、2桁得点差での快勝を収めた。
ゴール下で迫力を見せた。この試合、明大の3Pシュートは0本。ミドルシュートも決して多くはなく、インサイドでの得点が大半を占めた。「相手が小さかったのと(自分たちの)下がすごく強いチームなのでインサイドを使っていった」(伴)。積極的にローポストを活用し、北浦、萱沼、多久文乃(情コミ1=東京成徳)のインサイド陣3人で50点を稼いだ。「速いパス回しをすることはチームの長所であり目標にしているところ。それができてうまく中を使えたのは良かった」と平田聡HCはインサイドを使うまでのパスワークも含め、チーム全体のオフェンスを称えた。
間に1週をはさみ、10月3日からは2次リーグが始まる。1次リーグをAブロック6位で終えた明大はA、Bブロックの5~8位が集う下位リーグを戦う。ここから先は2部残留に向け、負けられない試合となる。「とにかく全勝を狙っていきたい」(川副)。ここまで新たな舞台で前半戦7試合を戦い、高いレベルでの経験を積んできた。順位が決まる2次リーグ、チームの真価が試される。
[尾藤泰平]
試合後のコメント
平田HC
「前半の最終日ということで常に選手たちが気にしているところだが、入りを大切にしようということを特に意識して臨んだ。昨日勝って盛り上がったのが今日にもつながって、いい入りができたのではないかなと思う。スリーを特に警戒していて、それをある程度防げたのは良かったし、ところどころやられちゃう部分はあったけど、まあいい流れのゲームができたんじゃないかと思う。ペイントエリアでやられてしまうことが多くてそこも大事にしようということも言っていたが、合格点は与えられるディフェンスはできていた。なるべく速いパス回しをするというのはうちのチームの長所であり目標にしているところ。それができてうまく中を使えたというのは良かった」
川副主将
「良い形で2次リーグにつなげられるように勝つことは前提で、それプラス良い雰囲気で終えられたら良かった。昨日良い形で終えられて、その上向きのまま今日入れたらいいなと思って臨んだ。相手は2部でずっとやっていて経験のあるチームなのでぬかりない部分もあったと思うんですけど、それ以上に自分たちが試合前にディフェンス、リバウンドと走ることということをやれば勝てると言われていて自分たちの自信にもなっていたし、今日は相手は小さいのもあって走ったりリバウンドもできていたと思う。リバウンドとかボールに対する執着心とかは今日はすごいいいルーズとかが取れたと思うし諦めない姿勢とかが次に良い状態でつながると思う。(2次リーグは)とにかく全勝を狙っていきたい」
伴
「今日勝たないと昨日の勝ちが無駄になってしまうので、勝って3勝して2次リーグを迎えたいという気持ちがあった。昨日はオフェンス、ディフェンスリバウンドが取れていて自分たちのリズムをつくれたので、今日もその流れでファーストシュートが落ちてからのフォローを大切にしてセカンドにつなげられるようにした。リバウンドへの意識がこの点差になったんじゃないかと思う。相手も小さくて全員がミスマッチをつくって攻められるというところがあって、確実に攻めていこうというのと(自分たちの)下がすごく強いチームなのでインサイドを使っていった。下の2人がよく仕事してくれて、それに対して自分たちがディフェンスの面で役割を果たすことができたんじゃないかと思う。相手の上の3人に3Pがうまい選手たちがいて、それに対して1試合を通して警戒し続けることができたので、そこは大きかったと思う」
萱沼
「手術の日が決まって、いつもより自分の役目がはっきりして、シュートできないからリバウンドとディフェンスだけやればいいって思ったらいつもよりリバウンドが取れたりした。いつもよりその方がチームに貢献できたのかなって思う。シュートじゃなくてもリバウンドを取ってファウル誘うとか、そういう貢献の仕方があって、役割がこれなんだと思ってそれができたかできないかっていうのを昨日今日考えられてすごい自分のためになったかなと思う。今日の試合も気の抜けた瞬間にやられるのは全然あり得ると思ってたので、昨日のように声を出してつなげていくというのを意識していた。声を出してつなげていけば勝ちに近付くというのを得た1次リーグだった」
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