
桐蔭横浜大に敗れ3連敗/関東大学女子2部リーグ戦
スターターは川副舞主将(理工4=富士学苑)、藤野希生(国際1=埼玉栄)、伴真衣香(文4=東京成徳)、北浦彩加(国際4=大津)、萱沼史織(情コミ3=埼玉栄)。
反撃が続かなかった。前半で15点のビハインドを背負い、追い上げを見せたい第3クオーター、序盤から相手に厳しいプレッシャーをかけ簡単にシュートを打たせない。ディフェンスが機能し始めると、攻撃にもリズムが生まれた。北浦のレイアップシュートを皮切りにフリースローなどで得点を重ね、このクオーターを17―12と上回った。これで流れをつかんだと思われたが、第4クオーターではまたもパスミスやターンオーバーが重なり相手に主導権を渡してしまう。ディフェンスのカバーが間に合わずフリーで打たせる場面も増え着々と点差を広げられ65―82で敗戦。パスミスが重なり終始リードされる展開となった前半の流れを変えきることができず、前半だけで5本決められた3Pシュートなどアウトサイドからの攻撃にも最後まで苦しめられた。第1、2、4クオーターでは20点以上を奪われ、ディフェンスに課題が残る試合となった。チームカラーの速攻も発揮することができずに終わり「今までやっていた明治のバスケが何もできていなかった」(川副主将)と悔しさをにじませた。
持ち前の強みを見せた。「昨日弱気なプレーをしてた」(平田聡ヘッドコーチ)という藤野。得意のドライブを発揮できずにいたが、今日は「絶対ゴールに行く」という気持ちがプレーに現れる。スペースを見つけてはドライブで相手ディフェンスに切り込む攻撃的なプレーがファールを誘発し、3度のフリースローを獲得。今日の藤野は自慢のドライブに加えシュートも決まり13得点をあげた。藤野自身も「今日は上手くいった」と安堵(あんど)の表情。リーグ戦を通してさらなる成長を続けたい。
2勝目が遠い。5試合が終わり1勝4敗。なかなか勝利にたどり着かないが「気持ちを落とさないのが大事」と川副主将。1次リーグを終えるまで残り2試合となり、以降は2次リーグに進んでいく。来週2戦に何としても勝ち星を付け、2次リーグに弾みをつけたい。
[田中愛]
試合後のコメント
平田ヘッドコーチ
「ディフェンスでプレッシャーをかけられなくて、フリーでシュートを打たせてしまって完全に乗せてしまった。そこから立て直しは少しできたが、それが続かなかった。やっぱり10点以上離れてしまうと厳しいものがある。選手がコントロールできなくなってしまう。来週は法政がいい流れできているので、しっかりいい調整をして臨んで、なんとかチャンスをつかみたい。サエ(伴)の復活とディフェンス。そこがしっかりすることが大事。藤野は昨日弱気なプレーをしてたので、昨日の試合の交代のときに強みは何だ?と聞いたら「ドライブです」といってきて、今日それをしっかりやってくれた」
川副主将
「相手の3Pが入った。向こうが出来過ぎてたんですけどこっちも出来なさ過ぎた。今までやっていた明治のバスケが何もできていなかった。走ってやるのが自分たちの持ち味だと思うんですけど、その速攻が決めきれなかったりとか、ミスしてしまったのが多かった。自分たちの流れにするブレイクが決められなくて、逆に3点決められたりした。自分今日入るなという感じがしたので打ったりしたんですけど一人が良いだけじゃ駄目。バスケはチームなので。伴が今日あんまり入っていなかったのでそこを手助けできたら良かった。伴は修正能力のある子なので切り替えてくるかなと思ったんですけど、今までそこに頼り過ぎていたのが裏目に出てしまったというのもすごい大きいと思う。相手は2部の常連でベンチワークもうまいし、2部の戦い方を分かっているんだなと思った。個人の能力は全然勝ってるんですけどチームとしてはまだまだだった。もうやるしかないので、気持ちを落とさないのが大事だと思う。人少ないので影響しやすい部分もあると思うので4年がまず明るく声出してやって良い雰囲気で試合に持っていきたい」
藤野
「このリーグ戦通して、自分のドライブと点を取るときも全体的に少なかった。だから試合前から絶対ゴールに行くって。いつもそう思ってやってて今日は上手くいった。試合中は何回かこっちのペースになってたけど、ミスが多くて乗り切れないままだった。上手くいかないときはディフェンスから頑張る、守備でリズム作ってオフェンスってチームでは話した。(フリースローの場面)沢山あった。決め切れなかったのでちゃんとやりたい。試合残り少ないから勝ちにいきたい」
関連記事
RELATED ENTRIES