信夫杯出場権獲得 厳しい条件下も耐え抜き4位/関東女子大学秋季Aブロック対抗戦

2015.09.10
 秋季Aブロック対抗戦が行われた。最終日となった9日は、台風の影響で悪天候のため試合は途中中断。初日の8日終了時点での順位が最終成績となり、明大は4位に終わった。この結果、10月に行われる信夫杯への出場が決定した。

 耐え忍んでもぎ取った全国だ。前日の時点で310ストロークと4位につけた明大。「どこの学校が優勝してどこがBに落ちるか分からない」と山本気恵(営3=米子北斗)が話すように、他のAブロックとの実力はほぼ互角。初日終了時点で1位の早大とも9打差につけ、逆転の可能性も十分にあった。しかしそんな熾烈(しれつ)な争いの足枷(あしかせ)となったのは悪天候だった。接近する台風の影響で会場は雨風ともに非常に強く、試合は一時中断。その後再開を試みるも、あえなく中止となり初日である8日のスコアが最終成績として採用された。「天気に負けてしまった」とルーキーの橋添恵(法1=山梨学大附)。天候に左右され、思い通りに進むことができなかったことに悔しさをにじませた。それでも中田綾乃主将(商3=盛岡中央)は「耐えるゴルフ」でプレーし「ボギーが来ても切り替えて」いくことを促した。優勝へのこだわりよりも、一人一人の1打に対する意識を大事にして戦った。過酷な気象条件の中でも主将の言葉通り、全員が粘り強く耐え戦い抜いたことでつかみ取った信夫杯出場。この経験を必ずや全国の戦いで生かしていきたい。

 先日行われた日本女子学生選手権競技に明大勢で唯一の出場を果たした田中友理奈(法2=埼玉栄)。春季の対抗戦でのティーショットや、日本女子学生選手権競技でのパターなど、浮かび上がった課題点を克服することに励んでいる。プレーの際に自分自身の成長に手応えを感じる部分もあれば、「地道な練習をもっとしないといけない」と厳しく振り返る。力を磨き、信夫杯でも大きな存在感を示してくれるに違いない。

 今回の結果で、10月開催の信夫杯への出場権を手にすることができた。気迫で戦い抜くも、春に味わった苦い経験を生かし切れなかった今大会。この雪辱を果たすにも、残された時間の中で全国でも通用する力を身に付け、熱い戦いに割って入りたい。

[石渡小菜美]

試合後のコメント
中田主将

「今日は4位で全国ぎりぎりのところで、1位との差もそんなになかったので、いくらでも上に近づけたらなっていうので、耐えるゴルフをっていうので部員には伝えて頑張った。(コンディションが悪かったが)飛距離とかはどうしても落ちてしまうので、飛ばないのは仕方ないので、本当に耐えるゴルフっていうのだけ、ボギー来ても切り替えてっていうので、部員には声を掛けていた。正直どこが勝ってもおかしくない状態で、コースもちょっと短くて、どこが出るかっていうのはちょっと予想がつかなかったが、もうちょっと頑張れたなっていうところは、1人2打とか全員で合わせると8打になる。1人2打なんて全然縮められたかなって、終わってたらればだが。というのはある。春は優勝しかなかった。もう「優勝、優勝、優勝」って感じできていたが、緊張とか逆にプレッシャーを与えてしまって、ちょっとチームみんな全員で崩れてしまった。今回は「楽しくいこう」っていう感じで、気を引き締めて楽しんでゴルフをしようっていう感じで。チームに声を掛けた。あんまりにも「優勝、優勝」ではなくて、1打を大事にじゃないがそういう感じで心受けていた。(信夫杯は)今回は4位でぎりぎり通過できたっていうのはあるが、やっぱり今まで明治は全国に行っても結果は良くない。関東では3位になっても全国に行ったら悪いっていうのが結構あるので、全国では今回負けた上位3チームだけじゃなくて、他大もいる。全国優勝を目指すように頑張りたいと思う」

山本
「大会前は調子が悪くてどうなるのかと思っていたが、雨だしコースも短いのでどこの学校が優勝してどこがBに落ちるか、分からない状況だった。取りあえずはパープレーでやろうという話になって頑張ったが、みんなオーバー。でも雨の中でスコアが70台だったのは良かったと思う。信夫杯は1年の時から出ているし、1年の時と同じコースで難しかったのでちゃんとコース戦略して全国良い順位で最後終われたらいいと思う」

泉谷若菜(商2=麗澤)
「1日目は前半が1オーバーで、まあ雨の中耐えた方だと。バーディーが二つでボギーが三つでバーディーはとても良い内容だったが、ボギーは悪い内容だったので後半悪かったところを修正してつなげようと思ったが、ショートパットのミスをしてそれが全体的な流れを悪くしてしまった。今日12ホールプレーして1日目の反省を生かすことができたので、この経験を信夫杯までに悪かったところを修正して、昨年全国大会で良い結果を残すことができなかったので今回は必ず良い結果を残せるようにしたい」

田中
「今日は台風の中を回っているっていう感じだったので、ゴルフじゃないっていう感じ。昨日のスコアが採用されたのだが、昨日はそんなに調子は悪くなかったのだが、もったいないミスがあったという感じで、77っていう結果になった。取りあえず今回のリーグ戦はどこの学校も同じくらいのレベルだったので、取りあえず4位に入って信夫杯に行けるってことだったので、それを次全国で頑張ろうって思えたので、それは良いかなと思う。春のリーグ戦は割と一番最初に打つティーショットがあんまり良くなかったが、今回は雨の中でも全然晴れの日と同じくらい打てていたので、その点は修正できたかなと。ドライバーは修正できたかなと思えたので。(日本学生選手権競技から)日本学生のときは最終日パターが駄目で、4位から11位という結果になってしまったが、今回はそのパターの点が修正し切れたっていうわけではないので、地道な練習をもっとしないといけないなと感じた。(信夫杯は)春は北海道に行けなかったので、今回は信夫杯にぎりぎりだったが行くことができたので、自分の悪いところは何回も試合に出ていて分かってきたので、特にパターだが、そういうところを修正していきたいなと思う」

橋添
「今回は1日目だけで自分のスコアが反映されなかったが、天気が悪かったのと地面の状態も悪かったので思い通りのプレーができなくて悔しい。ショットは練習の時は調子が良かったが、やっぱり天気に負けてしまってメンタルがやられてしまって全然上手にできなかったのが悪かったところだった。信夫杯では一番良いスコアで回れるようにしたい」